謎の大家(2)
悪徳不動産屋という言葉はよく耳にしますが、悪徳大家や悪徳客も、実はたくさん存在します。悪徳客?と驚かれるかもしれませんが、いるんですよ そういうお客さんが。
悪徳客の一例
不動産屋は駅前に店舗を構えることが多いので、タクシー代りに利用する客がいます。自分が今から向かおうとする目的地の最寄りの駅まで電車で行って、駅前の不動産屋に飛び込み、目的地近辺の物件がないか尋ねます。あれば、即案内してほしいと言って、車で物件を見に行きます。物件を見た後で、「近辺の環境を見たいから、今日はここでいいよ。」と言って、現地で別れます。もちろん来店時に記入してもらう顧客情報は全部嘘っぱちです。
あと、美人局(つつもたせ)的な客もいます。若くてちょっと派手目な女性客が一人で来店したときは注意が必要。マンションなどの物件を案内する場合、密室で2人きりになる事が多いので、実際何もなくても、後から強面のお兄さんと一緒にやってきて、この前襲われかけたなどど、難癖をつけてくることがあります。普通は、逆に襲われたら怖いという気持ちから、若い女性の場合は、知人の男性と2人で来店したり、友達を誘ったりして複数で来店するものです。女性客が一人で来た場合は、物件の案内時に、店の女性事務員を同行させたりして、トラブルを避けたりします。
悪徳大家の一例
賃貸物件の場合、最初から室内に設置されている機器の不具合が発生した場合、入居者の不注意で壊さない限り、修理・交換は大家の負担となります。蛍光灯などの消耗品は別ですが、エアコンやガス給湯器、換気扇、集合テレビアンテナなどが、この対象となります。しかし、こういった機器が故障しても、頑として自腹を切らない大家がいます。そういった大家の物件を管理していると、不動産会社は入居者と大家の板挟みとなり、かなり苦労します^^;
中には犯罪ぎりぎりの大家もいます。一等地に立つ、オートロック付きのワンルームマンション。テレビなどでも大々的に宣伝をしていたマンションで、大阪市内に10棟ちかく建設されていました。大家は個人ではなく、会社名義だったのですが、当時同業者のなかでも、有名な悪徳業者でした。手口はこうです・・・敷金・保証金・共益費は普通の額なのですが、家賃が破格に安い。しかもきれいな物件で、交通の便も良いため、お客さんを案内すると、ほぼ100%即決で決まります。しかし、世の中そんなにおいしい話は転がっておりません。家賃の値上げは、法的に規制されていますから、極端に値上げをしてしまうと裁判沙汰になります。しかし、共益費に関する法規制は、当時ありませんでした。ですから、入居後数カ月すると、入口オートロック機能の修理だとか、外装の塗り替えだとか、様々な項目をもってきて、共益費がガンガン上がります。しまいには、家賃を追い抜くくらいの額まで跳ね上がります。そこでたまらなくなって、入居者は引っ越します。その場合、敷金もほとんど戻ってきません。つまり、この大家は安い家賃でお客を釣って、共益費を吊り上げて数か月で追い出してしまう。入居時の敷金・保証金でガッポリ稼ぐ・・・という方法です。
そういった、裏知識も頭に置きながら、例の謎の大家の元を訪れました。3階建てのビルだったのですが、入口にはテレビカメラが・・・・・・。よく見ると、1階の窓にはすべて、頑丈な鉄格子が・・・・・・・。いやな予感がする (T_T)
つづきはまた明日 (*^^)v




















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