謎の特効薬(3)
『催眠術』って、本当にかかるんでしょうか?テレビのバラエティ番組でやっているような内容は、ちょっと信じがたいものがあります。
「あなたは、ハトにな~る。体がどんどん軽くなって、ほ~ら、自由に空が飛べます。」と言われたタレントが、両手をパタパタ上下させて、さも鳥のようにスタジオを動き回る・・・。これは、かなり嘘っぽいと、私は思います。まあ、私自信、催眠術をかけられたことがないので、事の真偽は確かめようがないのですが、ちょっと信じられません。
ただし、『暗示』については、実際に心理的な影響を強く残すことは、実証されています。その暗示をかける手段のひとつとして、『催眠』が利用されるという点については、理解できます。こういった場合、催眠術と言うと、怒られます。「術」では、ないそうです^^;
嘘の上手な人・・・あまり感心できませんが、こういった人は、まず自分自身に嘘をつくことから入ります。つまり、ボロが出ないように、自分自身に嘘の情報を信じ込ませるわけです。意識的にこの行為を繰り返す人は、「虚言癖」と言って、一種の精神的な疾病に分類されます。自己暗示の悪用の一種です。
逆に、外的要因で強制的に暗示にかけれれるケースも存在します。「催眠商法」や、「洗脳」、あと刑事事件などで後に冤罪となるケースにおける、自白の強要なども、場合によっては、強制的に暗示にかけられていると言ってもいいでしょう。
一方的に、悪い面ばかりを強調してしまいましたが、暗示を上手に利用すると、本来持っている力を120%以上引き出すことも可能です。子供の能力を引き出すのが上手な先生や、運動部の監督、いっきに会社の業績を伸ばした社長など、人材育成の上手な人は、無意識のうちに相手のやる気を引き出しています。
こういった人たちは、単純に相手を褒めちぎるわけではありません。まずは、相手に対して、試練を与えます。いわゆる特訓というやつです。そこで、挫折しそうになった瞬間や、その特訓を乗り越えた瞬間に、巧みに暗示をかけます。
「あなたは、やればできる人だ。私はそう信じている。」
その一言が、言われた本人にとって、大きな自信へとつながり、さらなる高みを目指そうとやる気が出るわけです。そして、一番重要なことは、その言葉を発した指導者本人も、自分自身に暗示をかけて、「こいつは伸びるやつだ。」と思いこむ必要がある事です。表面だけ取り繕ったような言葉では、人の心を動かすことはできません。そう、思いこむことができるかどうかが、優秀な指導者になれるか、なれないかの分かれ道となります。信頼と言う言葉は、一方通行では成立しません。人を信じる心があって、はじめて自分を信じてもらえるわけです。
来週は、また別な話題をとりあげていきます。お楽しみに(*^^)v


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