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2007年9月 1日 (土)

三国志について(3)

やくざ映画などを見ると、兄弟の杯(さかずき)を交わすとか、おやじさん、おじき、など、義兄弟からくる呼び名がよく出てきますが、三国志の中にもよく出てきます。一番有名なのが、劉備・関羽・張飛の「桃園での誓い」でしょうか。出会った3人が、義兄弟の契りを交わし、漢室再興のために立ち上がることを目標に結束する場面です。

映画の中でも、劉備は関羽のことを次男(アーディ)、張飛のことを三男(サンディ)と呼んでいます。(  )内は中国語の発音です。

驚くのは、この時代背景です。この三国志の話が進んでいた頃の日本はというと、女王卑弥呼の時代です。三国志だけ見ていると、日本の戦国時代のように、鎧を着て馬にまたがり、弓や槍、刀を振り回し、関ヶ原の合戦のような場面がよく出てきますが、日本ではそのころまだ青銅器の時代で、鉄の武器はまだありません。そんな時代から、杯を交わして兄弟の契りを結ぶ、現代のやくざ社会に繋がっていたかと思うと、人間は昔からやってることは変わんないんだな~と驚いてしまいます。

一昔前に、ビジネス専門誌などに、歴史上の武将に学ぶ人身掌握術とか、部下を管理するなら諸葛亮に学べとか、プチ歴史ブームが巻き起こり、通勤電車の車内の中づり広告に、信長や秀吉、チンギスハーンからナポレオンまで、さまざまな歴史上の人物の顔がお目見えした頃がありました。

このあたりも、三国志の見所の一つでしょう。やたらカリカリして、部下が失敗すると怒鳴り散らして怒り、うまくいくと自分の功績のように振舞う武将もいれば、常に部下の身を案じて、窮地となれば自ら乗り込んで部下を救い出そうとする武将もいる。上司に媚びへつらって自分の立場を守ろうとする部下や、逆に上司に苦言を呈してでも、過ちを正そうとする部下もいる。現代社会に通づるものがあります。

最近は北京オリンピックの影響で、中国の話題をよく耳にします。この機会に、三国志の世界を味わってみてはいかがでしょうか。マンガでもよし、映画でもよし、あと吉川英治著の三国志の小説もあります。現在愛読中であります。原作を日本人向けに書き直したもので、非常に読みやすいです。ただ、あまりにも登場人物が多いため、いきなり小説から入るとイメージが沸きにくいので、マンガか映画を見た後に読むことをお勧めします。

次回からは別の話題でお送りします(*^^)v

2007年8月30日 (木)

三国志について(2)

物語の大筋は、退廃した中国の統一を目指す、英雄たちの物語・・・というような内容で、実際の史実に基づいてはいるものの、かなり物語的に脚色されたり、創作された部分も多いので、すべてが史実であるとは言い難いのですが、ストーリーとしてはなかなか面白いものがあります。詳しくはこちら→「三国志」をご参照ください。

最終的には、魏(曹操)・呉(孫堅)・蜀(劉備)の三国での統一合戦となるのですが、物語終盤になると、曹操・劉備は年齢のため死亡し、その子供が後を継いでの話となります。曹操の後を継いだ子供(曹杯)は、野望に満ち溢れた性格で、劉備の後を継いだ子供(劉禅)は、金持ちのボンボンタイプ。劉備は死に際に、後見人である諸葛亮に、「国を任せる器でないと判断したら、劉禅を追放し、諸葛亮が国主として、蜀国を守ってくれ。」と遺言を残しますが、仁徳に厚い諸葛亮は、それができず、結果として蜀国は魏に下ることとなってしまいます。

こういった、人情物語が随所に見られ、物語に大きな幅を持たせています。劉備にしても、血筋は漢室の血を引く高貴な生まれとなっていますが、登場のしかたは、貧乏な、わらじ売りです。そんな貧乏な若者が、大国をまとめあげる国主となる、サクセスストーリーも見せ場のひとつでしょう。もちろん、最初からとんとん拍子にのし上がっていくわけではなく、わらじ売りの小僧とバカにされたり、戦果をあげても、その功績を横取りされたり、戦に破れて九死に一生を得たりと、紆余曲折を経て、一国の主となっていきます。その過程において、一番注目されるのは、劉備の仁徳です。力でねじ伏せようとする曹操とは対照的に、劉備は情を重んじます。それにより、劉備に心酔された各地の豪傑が、劉備の元に自然と集まるようになっていきます。

戦の場面も、計略を張り巡らせたり、味方の裏切りがあったり、欲に目がくらんだボンクラ武将がへまをやらかしたりと、見どころはいっぱいあります。残念なのは、あまりにスケールの大きな戦いのため、先に紹介したDVDの映画では、そのあたりがうまく表現できていない事です。予算の問題だと思いますが、戦場がちとさみしい感じをうけました。黒沢明とかが、メガホンを握っていたら、かなり違っていたのではないかと思いますが、総時間80時間を超える、超超超大作なので、製作費がいくらかかるか。

最近では、CG(コンピューターグラフィック)の映像が、ものすごく進歩していますので、そういったものを取り入れて、作り直して欲しいなと思う次第であります。

次回も、もう少しお話を続けます。お楽しみに(*^^)v

2007年8月28日 (火)

三国志について(1)

ゲームの世界から入って、興味を持って、その道に首を突っ込むという事が、私の場合よくあります。フライトシミュレーターやって、本物の飛行機の操縦までやってしまうとか、株式ゲームにはまって、会社四季報買い込んだりとか、競馬ゲームにはまって、競馬新聞買ってみたりとか、数え上げたらきりがありません。

というのも、最近のシミュレーション系のゲームは本当によくできていて、現実の世界を知っていればいるほど、その楽しさが増すように作り込まれているためです。もちろん、専門的な知識がなくとも、ゲームとしては十分楽しめるのですが、しかし、その世界を実際に知っているといないでは、大違いです。

そういったゲームのなかに、歴史物のゲームがあります。代表的なメーカーとしては、コーエーさんがあげられます。信長の野望シリーズはもとより、三国志、太閤立志伝などなど、まだファミコンが世に出る前から、パソコンゲーム業界で活躍していた老舗です。

なかでも三国志シリーズは、ファミコン・スーパーファミコン・PS2などの時代を経て、11作品が作られています。ゲームのシステムもどんどん進化して、なかなか楽しめる作品です。ただ、登場人物の人間関係や背景などがわからないと、面白味も半減してしまいます。

私の場合は、まず横山光輝の漫画の三国志を読みました。その後、TUTAYAにレンタルDVDがあるのを発見し、全巻見ました。このDVDのボリュームがすごくて、1本にCD2枚入っているのですが、CD1枚に3話(各60分)入っています。つまり1本借りると、6時間分の話が入っているわけです。しかも、巻数が14巻まであります。ネットで6万5千円で売ってますが、レンタルで十分でしょう。よくばって、2巻借りて、1週間で見切れなかったこともありました。

残念なのは、日本語の吹き替えはありません。字幕のみです。もちろん中国語で話しています。しょっちゅう出てくる中国語は、無意識に覚えてしまうくらい、どっぷり三国志の世界に浸れます。あまりにもスケールの大きな作品なので、話の途中で、役者が変わってしまう人物もいて、多少混乱する場面もあります。そのへんも、MADE IN CHINA なので、辛抱しましょう。

主役級の役者の演技は、なかなか見ごたえがありますが、エキストラの兵隊とかは、もろ素人演技なのが泣かせます。ただ、一人だけ納得がいかないのが、超主役級の劉備玄徳のキャストです。どう見ても、イメージに会わない、ただのおっちゃんです。他の配役はなかなかイメージ通りなんですが、劉備がいけません。でも、実は中国ではものすごく人気のある役者さんだそうで、他の中国映画にも主役で出てたりします。これは謎です。

明日は、三国志の内容に迫りたいと思います。(*^^)v

2007年8月27日 (月)

おしらせ

連載中の『夏の夜話』は、諸般の事由により削除いたしました。

後日、改めて掲載できればと思っております。続きを期待していた方には申し訳ありませんが、掲載後 ちょっと気になることが立て続けに起こったため、まだ この話は完結していないのではないか・・・と、私自身がビビッてしまったのが中止の理由です。

世の中には、科学で解明できない不思議な現象が、実際に数多くあります。その中には、触れてはならぬ物、というのも存在するのでしょう。

たとえば、全世界に存在する「神」というシンボル。教義によってその神は多岐にわたります。キリストであったり仏陀であったりアラーであったり。しかし、世の中のかなりの人間が、この「神」という存在を信じ、信仰しているのは紛れもない事実です。こういった、ある意味あたりまえになってしまっている現象ですら、科学では解明できません。なぜ、これだけ多くの人間に影響を与え続けることができるのか。大きな謎の一つです。

私、個人としては特に何かの宗教を信仰しているということは無いのですが、初詣やお祭りのときは神社にお参りしますし、お盆には墓参りをして、お寺で手を合わせます。これも、影響を受けているということになるのでしょう。

先日掲載をしようとしていた、「夏の夜話」は、この神社にまつわるお話だったのですが、何といっても実際に起こった事件であったことと、今だに地元にその神社が存在するという事もあって、やっぱりちょっと怖いわけです。お化けや幽霊を見た・・・といった話とは、微妙に異なり、山の神のたたり・・・そういったたぐいのお話なので、やっぱり止めといた方がいいのではないかと判断いたしました。

明日からは、また別の話題を載せていきます。お楽しみに(*^^)v

2007年8月17日 (金)

バイク事故について

先日、大型バイクで走行中に、コンクリート壁に接触し、右足のひざ下10cmが切断されたにもかかわらず、2kmほど走行するまで本人が気がつかなかったという、痛ましい事故が報道されていましたが、その件について。

私も、似たような経験があります。バイクの免許を取ったばかりの大学の後輩を連れて、峠に走りに行った時の事です。最初は、安全地帯にバイクを止めて、峠のルールなどを、その後輩に教えて、私が実際に走って見せたり、安全速度で伴走したりして、バイクの楽しさをレクチャーしていました。

しばらくして、本人もだいぶ慣れたのか、一人で走ってみますと言うので、くれぐれも注意して、スピードを出しすぎないように、安全走行を徹底するように言い聞かせたのですが、走りだして数100mで、カーブを曲がり切れず転倒。幸いにも外傷はなく、バイクのダメージも軽傷であったため、そのまま峠を降りました。

翌日その後輩に出会ってびっくり。なんと左腕を骨折していたのです。バイクでは、左手はクラッチの操作をしますので、走行中は常に左手を握ったり開いたりします。転倒時には、軽い打撲と思っていた箇所が、実はポッキリ折れていたわけで、帰宅後大きく腫れ上がり、病院に行ったところ折れていましたとのこと。峠から自宅まで、彼はバイクを運転して帰ったわけですが、どうやって、クラッチレバーを操作していたのか、まことに謎であります。人体の神秘とでもいいましょうか、脳内モルヒネが大量に分泌されて、一時的に痛みを軽減していたのか、とにかく驚かされました。

先に取り上げたニュースの場合、骨折ではなく切断ですから、もっとびっくりです。出血はなかったのでしょうか?一緒に走っていた仲間が、切り落とされた足を拾ったという事ですから、拾った方も驚きを通り越して、摩訶不思議な状況だったことでしょう。

ツーリング中に、バイクに積載した荷物が落下して、後続のバイクが拾い上げ、落とし主のバイクまで追っかけていって、走りながら、「おーい、落っことしたぞ~!」と合図することは、時々ありますが、「足」ですからね。

もう一つ謎なのは、1000ccを超える大型バイクでの事故だったそうですが、通常そのサイズのバイクの場合、エンジンが非常に大きくなりますので、またがったときに、足よりもエンジンの方が外に飛び出している状態が普通です。足が千切れるくらい接触したのに、バイクは何ともなかったのでしょうか?

この季節、暑いのはわかりますが、Tシャツ・短パン・サンダル履きで、バイクに乗っている姿を時々見かけますが、とても危険だと思います。バイクに数年乗って、1回も転倒したことが無い・・・という人は、ほぼ皆無だと思います。転倒の程度の差はあるでしょうが、必ず転ぶ乗り物、それがバイクです。あと、頭のてっぺんに、申し訳程度に乗っかっているお椀のようなヘルメットも、全くヘルメットとしての用途をなさないと思います。

スクーターは別としても、オートバイで長距離走行する場合は、フルフェイスのヘルメット、ツーリングジャンパー、革手袋、ブーツ、は必須アイテムです。暑い時はより暑く、寒い時はより寒く、これがバイク乗りの宿命です。自分の身は自分で守りましょう (*^^)v

2007年7月18日 (水)

謎の大臣

なにかとお騒がせな永田町界隈ですが、今回の農水大臣の顔面の傷と、不精髭はなかなかインパクトがありますね。

いったい何が起こったのか?ここからは、あくまでも個人的な憶測であります。誤解のなきよう。

あの傷が、自分の不祥事で起こったものであるならば、普通ならば、あまり目立たないように振舞うはず。絆創膏も極力目立たないようにして、普段と変わらぬいでたちで、もちろん髭もきちんと剃って、よからぬことで突っ込まれないように警戒するはずです。仮に、質問されても、当たり障りのない解答を事前に用意して、

「蚊に食われて、赤くはれ上がってるので、みっともないので隠してたんですが、見つかっちゃいましたか。」などと、笑ってごまかせば済んだところでしょう。

しかし、今回の場合、いかにも何かあったけど、今は言わない。そういった姿勢が見て取れます。これは何を意味しているのか。おそらく、その怪我を負わせた人物に対しての最大限のアピールなのではないかと思われます。今回は、目をつぶるが、次回同じようなことを仕掛けてきたら、全部ぶちまけてやるからそう思え・・・そんな隠れた声が聞こえるような気がしてなりません。

参議院選挙も目前です。仮に怪我を負わせたのが、敵対勢力であれば、ここぞとばかりに攻撃材料として使う筈。そうでないということは・・・仲間割れ?

ニュースでも報じられていましたが、農水大臣をじっと見つめる首相の目も、気になるところ。(自宅でおとなしくしてろと、言っただろう・・・のこのこ出てきやがって)そんな声が聞こえてきそう。

選挙前ですから、政治家の方々は、応援してくれる有力者にあいさつ回りを頻繁に行う時期でもあります。いままで応援していた有力者の中には、今の内閣のごたごた続きに、ご立腹の方も多々いらしゃることでしょう。イメージでいうと、「富豪刑事」に出てきた、神戸喜久右衛門のようなじいさんが、ステッキでぶったたいた・・・そんな絵が見えてしまいます。

今回の参議院選挙の結果は、なかなか楽しみです。投票ですか?もちろん行きますよ・・・と答えたいところなのですが、実は選挙の投票用ハガキが、先日の台風で、どうやらすっとばされたようで、台風が過ぎた翌日、家族の分は庭に落っこちていたのですが、私の分は行方不明です。どうしようかな?

「大したことはありません。ご心配にはおよびません。大丈夫です。」

とりあえず、こう言っときますね。どこかの大臣のように (*^^)v

2007年7月13日 (金)

大物?タレントの詐欺事件(3)

ハマジーさん、コメントありがとうございます。まずは、その件に触れてみましょう。

口約束で取り交わした内容であっても、十分法的には通用します。ただし、現実問題としては、一対一で取り交わしている場合、「言った」、「言わない」の水掛け論となるケースがほとんどで、対処は難しいところです。ですから、口約束で重要な要件を、相手と話し合う場合は、第三者を立ち会わせることが、望ましいでしょう。基本的に交渉事を行う場合は、一人で出向かないこと。必ず誰か、友人なり知人なりを同席させるか、ちゃんと書面で契約を行うことが、後々のトラブルを回避できる唯一の方法です。

あと、こっそり交渉の内容を、レコーダーを使用して録音する人がいますが、相手方の承諾なしに録音した物は、盗聴と同じ扱いとなりますので、いざ裁判になっても証拠として提出できませんのでご注意を。録音する場合は、録音ボタンを押してから、

「いまからの会話の内容は、録音されますが、よろしいですか?」と、問いかける場面から記録を取りましょう。米国は、盗聴や盗撮、おとり捜査なども、法的に正当化されていますが、日本の現行法では、認証されていません。

さて、話をもどしましょう。結婚詐欺が成立するか?結論から言うと、(2)でお話した内容であれば、結婚詐欺は成立しません。人道的には許されない行為かもしれませんが、詐欺罪には該当しません。せいぜい、プロポーズした彼女から、契約不履行で訴えられるくらいのもので、刑事事件としては成立しません。つまり、彼女が警察に飛び込んで、「だまされた!あの男を逮捕してくれ!」と涙ながらに訴えても、まったく相手にされないということです。「弁護士に相談されたらどうですか?」とアドバイスくらいはもらえるかもしれませんが^^;

なぜ、詐欺罪が成立しないのか。それは、詐欺罪の大前提に、「財産上の不利益を得る」ということが挙げられているからです。この男が、結婚をちらつかせて、その見返りに金品を要求していた場合は、詐欺罪が成立しますが、単に結婚の約束をしただけでは、相手から何もだまし取っていないので、詐欺にならないということです。詳しくは→こちらのページを参考にしてください。

愛情は、人として最大の財産であるにもかかわらず、法的には全く価値のないものなんですね(T_T) まあ、量りようの無いものなので、法律で扱えないというのが実情なのですが・・・。あと、人として、だまされ上手な人というのも、とても魅力的ですよね。逆に、だまされ下手で、財産根こそぎ盗みとられた、なんて事にならないように、気をつけましょう。

では、また月曜日にお会いしましょう (*^^)v 

2007年7月12日 (木)

大物?タレントの詐欺事件(2)

(1)からの続きとなります。ここからお読みになる方は、(1)をご参照ください。

ラーメン屋とレストランの食い逃げ、一方は無銭飲食、一方は詐欺。この違いは何でしょうか?それは、だます意図が、最初からあったかどうか、ということになります。仮にその意図を否定しても、実行不可能な約束の場合は、詐欺とみなされます。つまり、ラーメン屋のケースは、もともと支払の意図はあったのに、たまたま財布を忘れただけ。しかし、レストランのケースは、入店前に店員から、支払能力があるかどうかを確認されており、その時点で嘘をついたこととなるため、詐欺が成立します。しかし、これもレストランに入店する前に、「私は飲食代を、全額、食事後すみやかに現金で支払います。」と契約書を取り交わしているわけではないので、実際問題としては微妙になります。

警察が、容疑者を逮捕しても、なかなか詐欺容疑で立件できないのは、この部分(だます気が最初からあったかどうか)が、非常に証明しにくいからです。たとえば、先の例をあげるならば、レストランで食い逃げをした犯人が、いざ裁判になった時に、

「確かに、私はお金を持っていませんでした。しかし、実はあのときに、友人といっしょに食事をする約束をしていて、後から友人が来て、支払をしてくれるはずでした。しかし、いくら待ってもやって来ないので、怖くなって逃げてしまいました。」

こう証言されて、実際、その友人と言う人を証人として喚問し、その人が容疑者の証言を裏付ける発言をした場合、それが仮に後から取って付けたような嘘であっても、詐欺罪を立証するのは難しくなります。本人直筆の、詐欺プラン計画書のメモのような物証でも出てこない限り、後から何とでも申し開きができてしまうのです。

あと、身近な例として、結婚詐欺なんてのもありますが、それにも触れておきましょう。

あなたは、2年ほど付き合った彼女にプロポーズしました。みごとOKをもらい、半年後に結婚をする約束をしました・・・しかし、実はこの日、会社の部長に呼び出されて、こんな話が・・・。

「実は、社長が君の事をたいそう見込んでいてね。君さえよかったら、後々わが社の後継者となって欲しとい言ってるんだよ。ただし、条件として、社長の娘さんと結婚して、君たちの子供に将来的に会社を継いで欲しいってことなんだけど、どうかな?」

社長の娘さんは、先日、大学のミスコンテストで優勝したばかりの、容姿端麗、学力優秀の申し分ないお嬢様。しかも、大会社の社長のイスまで約束されて、至れり尽くせり。しかし、実はこの社長、ものすごい気分屋で、言った事を後からコロコロ変えて、周囲を振り回す超問題社長。この話を聞いたあなたは、まさかのときの保険として、付き合っている彼女にプロポーズしたのでした。あとから社長が、「あの話はなかったことにしてくれ。」、と言われたら、今の彼女と結婚を、もし何事もなくスムーズに社長のお嬢様と話が進んだら、結婚直前に今の彼女との婚約を解消しよう。そう考えていたのです。

さあ、これって結婚詐欺? つづきは明日のおたのしみ(*^^)v

2007年7月11日 (水)

大物?タレントの詐欺事件(1)

最近 微妙にお仕事が忙しく、しばらく掲載がストップしてしまいました事を、お詫び致します(T_T)

先日、某タレントが詐欺と恐喝の疑いで逮捕されましたが、今回は、「詐欺」について、ちょこっとお話を進めたいと思います。あくまでも、素人の知識の範囲でのお話ですので、司法関係者の方がこのブログを読んだ場合、表現がおかしい部分があるかもしれませんが、その点はご了承ください。

まず、「詐欺」という犯罪は、実に立証の難しい犯罪であるという事が、特徴的です。いくつか、その例をあげて説明しましょう。

お昼時に、いつものようにラーメン屋で昼食を取っていたあなた。さあ、お勘定を払って店を出ようとしたその時、尻のポケットに手をやると・・・ない。いつもならあるはずの、黒い財布がない。よーく思い出すと、今日家を出る時に、ズボンをはき替えて、財布を入れ替えるのを忘れていたことに気が付きました。あちこちのポケットを探っても、1円も出てきません。免許証や名刺も財布の中なので、身分を証明するものがありません。せめて高級な時計でもしていれば、お金の代わりに置いていって、あとで支払の時に返してもらうということもできるのですが、なんと時計も忘れている。まさに絶体絶命。周りに知り合いでもいないかと、あたりを見回すと、お昼時のラーメン屋、かなりごった返していて、客も頻繁に出入りしている。悪魔のささやきが聞こえてきます。

「このまま、そーっと出ちゃっても、ばれないんじゃないか?」

そして、悪魔に誘導されたあなたは、こっそり店外へ。タダ食い成功!と思った次の瞬間、いきなり背後から肩をむんずとつかまれて、

「お客さ~~ん。お勘定まだですけど!」

見上げるようなでっかい兄ちゃんが、マジ切れ寸前の顔であなたを見降ろしています。

さあ、このケースの場合。あなたの罪は何でしょうか。お金を払わないで、飲食したわけですから、詐欺・・・っぽいのですが、この場合は詐欺罪にはなりません。単に「無銭飲食」であり、支払請求を求められるだけで、刑事事件にはなりません。詳しい解説は後ほど。

では、こういったケースはどうでしょうか。

会社をリストラされて、奥さんも子供を連れて出ていってしまった。残金も500円。明日からどうやって生活していったらいいか、途方にくれているあなた。いっそ死んじゃおうか・・・なんて考えている時に、悪魔のささやきが・・・

「どうせ死ぬなら、死ぬ前に、今まで食べたこともないような、高級料理を食ってから死にたいもんだ。死ぬ気になれば何でもできる。」

そうやって、悪魔に誘導されたあなたは、1食数十万円もするような、高級レストランへと足を踏み入れました。来ているお客さんは、超セレブな人たちばかりで、店内であきらかに浮いてしまっているあなた。店員さんも心得たもので、ちょっと雰囲気の怪しいあなたに、やさしく問いかけます。

「失礼ですが、当店は、1食最低でも3万円のお食事となりますが、よろしいですか?」

そこで、あなたは大見えを切って、

「本当に失礼だね君は。確かに見た目はみすぼらしいかもしれないけど、これは大金を常に持ち歩いていると思われると、危なくてしょうがないから、わざと庶民的な恰好をしているんだよ、私は!」

と、店員を怒鳴りつけて、テーブルへ。そして、出てくる高級料理の数々をしっかり平らげた後、トイレの窓からこっそり店外へ・・・。食い逃げ成功?と思ったら、しっかり店員さんが窓の外で待っていました。

「お客様、レジは反対方向でございます。」

さあ、この場合は・・・詐欺罪成立です。

2つのケース。同じ食い逃げのようであっても、法的には本質が大きく異なります。詳しい解説は明日のお楽しみ (*^^)v

2007年7月 3日 (火)

統計のお話

「年々、お年寄りの死亡事故が急増する傾向にあります。」 先日事故のニュースの折に、アナウンサーが言っていた言葉です。

事実、数字的に見れば、増加しているのでしょう。ただ、こういう説明の仕方だと、昔のお年寄りに比べて、最近のお年寄りは、暴走族のように信号無視はあたりまえ、車道への飛び出しもあたりまえ、暴走じいさんや暴走ばあさんには気をつけましょう・・・そういう風に聞こえちゃうんですよね。

この現象は、日本における人口の構成比のうち、高齢者の割合が急増したため、当然のことながら、事故にあう確率的に考えても、人口の多い高齢者が、一番多くなって当然なわけです。

逆に、少子化の傾向にあるにもかかわらず、未成年者の自殺者が増加している方が、由々しき問題です。もともとの人数が減少しているのに、増加しているというのは、ある意味本当に増加していると言えます。

あと、最近問題となっているのが、「ネットゲーム中毒者」という言葉です。リンク記事を参照して頂くとわかりますが、テレビゲームなどをやりすぎると、社会的機能障害を引き起こすと書かれています。こういった問題も、どういう視点で物を見るかで、結果が変わってきてしまいます。確かに、過去に比較すれば、社会的機能障害を引き起こしている人たちの中で、テレビゲームに熱中している人の割合は増加しているでしょう。しかし、逆に考えると、単純にテレビゲームに熱中している人の数が、圧倒的に増えてきているとも言えるのではないでしょうか。

単純に、総数だけを比較してしまうと、本来の数値の意味を見失うことがあります。たとえば、運転免許を持っていると癌にかかりやすい、なんて表現もできてしまうわけです。癌にかかっている人の80%以上が運転免許を持っていたとしても、原因と結果に因果関係がなければ、意味を成さないことになります。

新しいものが世の中に誕生し、それが認知され始めると、とたんにそれを批判する人が現れます。一昔前、家庭にテレビがいっきに普及し始めた頃、「一億総白痴化」なんて言葉がまことしやかに、用いられていましたが、今はそれがインターネットやテレビゲームに置き換わっているだけだと思います。要は、それを利用する側の意識の問題であって、利用者の中に、たまたま問題を起こした者がいたからといって、これみよがしに吊るしあげるのはどんなもんかと、私は思います (*^^)v

2007年6月28日 (木)

謎の特効薬(2)

道中は、かなり暑い思いもしまいたが、とりあえず無事目的地に到着。薬の効果はばっちりでした。副作用もほとんどなく、本人もびっくりするくらい効き目がありました。

帰りにも、きちんと服用して、全く車酔いすることなく、解散となりました。解散場所で、彼女が尋ねてきました、

薬の名前を教えて欲しい。この薬があれば、車に乗ることに何の不安もない。今まで、こんなに効き目があった薬は初めてだと。

そこで、私はポケットから、黄色い錠剤の詰まった、小さな薬瓶を取り出すと、彼女に手渡しました。

「何これ?ビタミン剤じゃない。冗談はやめて。意地悪しないで教えてよ~。」

「君が飲んだのは、正真正銘ビタミン剤さ。酔い止めでもなんでもない。」

最初は、全く信用しませんでしたが、私の話を聞くうちに、彼女も納得していきました。これは、医学用語でいうプラシーボ(プラセボ)効果と呼ばれるものです。専門的にも意見は分かれるところですが、思い込みによる病には効果は十分あると、私は思います。

小さな子供は、よく車に酔います。これは、まだ内耳が成長過程にあるため、三半規管の働きが甘く、長時間車に乗ると、酔ってしまうのです。それと、体が小さいために、外の景色がよく見えないので、車内ばかりを見てしまうことも原因の一つです。しかし、年齢と共に、自然に車酔いも克服されていくのですが、普段からあまり車に乗る機会が少ない子供が、そのまま成長してしまうと、「車に乗ると酔う」という暗示にとらわれてしまいます。いくら、自分で大丈夫だと思いこんでも、意識の片隅にある不安が、当時の記憶を呼び覚まし、実際は車酔いしていないのに、気分が悪くなることがあります。

人間の体は、意識に大きく左右されます。たとえば、梅干しを思い出しただけで、口の中に唾がたまってきて、なんだか酸っぱい感じがしたりするものです。彼女の場合も、同様に、車に乗ると、吐いた時の記憶が呼び起こされて、その記憶だけで気分が悪くなることが、繰り返されていたものと思われます。

すでにかかってしまっている暗示を解くには、新たな暗示をかける必要があります。しかし、そこで注意しなければならないのは、一方的に都合のよい内容では、100%の信用は得られません。数%でも、疑心があるとなかなか暗示はかかりません。元の暗示から気をそらす必要があります。そこで、この薬には副作用があると言ったのです。言われた本人は、車に酔うことよりも、トイレに行きたくなることや、寒気がすることに気を奪われて、本来の車酔いの事にまで気がまわりません。しかも、トイレ休憩と称して、たびたび車を止めて、休息を取ったり、冷房を止めて外気をそのまま車内に入れることで、気分を落ち着かせたりしていましたので、さらに効果は上がったというわけです。

優秀なスポーツ選手などは、試合前にイメージトレーニングを必ずやります。これも、一種の自己暗示効果を狙ったものです。

明日は、この暗示について、もう少し心理学的にお話していきたいと思います。(*^^)v

2007年6月26日 (火)

謎の特効薬(1)

学生時代に、いつもいっしょに遊んでいる、男女仲良し5人組があった。居酒屋に飲みに行ったり、海水浴やお祭り、いろいろと、つるんで遊んでいました。ただ、一つだけ問題がありました。それは、グループの中の一人の女の子が、異常に車酔いすることでした。30分以上、車に乗っているとだめ。見る見る青ざめてきて、ゲロゲロやりはじめちゃうのです。ですから、遠距離ドライブや旅行は御法度でした。

ある年の夏休み。隣県に新しいレジャー施設がオープンして、みんな行きたがっておりました。ただ、問題なのは、道中が車で片道約3時間かかることでした。すると、その車酔いする女の子が、「私はいいから、みんないっといでよ。」と言いだしました。みんな、どうするか迷っておりましたので、私が「なんとかなるよ、みんなで行こう。集合場所には必ず全員で集まること。」そういって、約束を交わしました。

出発の当日、例の女の子も、ちゃんと来てくれて、まずは一安心。他の友達が私に耳打ちします。

「本当に大丈夫かよ?車酔いで3時間は地獄だぞ。しかも、帰りもあるし。」

「まあ、まかせとけって。たぶん、うまくいくはずさ。特効薬持ってきたから。」

他のみんなも、楽しさ半分、不安が半分といった感じでした。

「一応、朝ごはん食べないで来たよ。また、吐いちゃうと、みんなに迷惑かけるし。もし、どうしてもダメなときは、降ろしてくれていいよ。帰りにまた拾ってくれればいいから。降りた場所で待ってるから・・・。」

おっと、いきなりネガティブな発言が。そこで、私はすかさず、

「それは、まずいな。実は、医療用の特別な酔い止めを、医学部の先輩に頼みこんで横流ししてもらったんだけど、副作用も強くてね。しかも、絶対空腹時に飲用しないことって言われてるんだ。まずはみんなで、いつもの喫茶店にモーニング食いに行こうぜ。」

そう言って、元気よく朝食を取ることになりました。

食事をとったら、いざ出陣。私は薬を彼女に渡しながら、皆に言いました、

「この薬は、特別な薬で、普通は市販されてないものなんだって。患者さんを病院から病院に移送する際に、車に弱い人に特別に飲ませる薬らしいよ。本当は、お医者さんの許可がないと飲ませられない薬なんだけど、特別に内緒でもらってきた。ただし、副作用も強くて、車には酔わない代わりに、頻繁にトイレに行きたくなることがあるんだって。もちろん、個人差はあるらしいけど。だから、トイレに行きたくなったら、我慢せずに、すぐに言ってね。ドライバーは常に、トイレ休憩を考えながら、45分ごとに止まること。それと、体温が下がって寒気を感じることがあるらしいから、車内の冷房は切るね。みんな暑いかもしれないけど、頑張ろう。一人だけが苦しい思いをするんじゃなくて、みんなでいっしょに乗り切ろう。」

そして、彼女が薬を飲んだのを確認して、さあ出発進行~~!

明日につづく (*^^)v

2007年6月25日 (月)

不思議な話

私が子供のころには、世の中には不思議な事がたくさんありました。UFO、ネッシー、雪男、ノストラダムスの大予言、超巨大遺跡、などなど。テレビや雑誌などでも、大きく取り上げられて、話題を呼んでいました。

私が記憶する限りでは、最後の超常現象は、ミステリーサークルでしょうか。農場に浮かびあがる、奇妙な幾何学模様。当時はUFOの着陸跡だとか、様々な憶測を呼びましたが、結果は・・・リンク先の記事を参照してください。

エジプトのピラミッドなども、その巨大さや、建造された年代などから、大きな謎とされていましたが、現在ではかなり解明が進み、まじめに考古学上の建造物として研究がなされています。

UFOを除く、他の超常現象は、結局のところ、人が誰かを驚かそうと思って、仕組んだことである事が、時代と共に明らかになっていき、人々の関心も薄らいでいきました。私は、こういった、明るい嘘は、大いについて欲しいと望む側です。見たり、聞いたりしている側も、とても嘘っぽいと思いながらも、引きつけられてしまう。そこには、ある種の夢が存在するように思います。しかしながら、現在の我々の社会の中では、利益を求めた嘘、暗い嘘が横行しています。テレビ番組が視聴率を確保するために、番組内容をねつ造したり、高価な肉を安く売りますと言って、実はもっと安い肉だったり、悪意に満ちた嘘がまかり通っています。

子供のころに、よくテレビ番組で、「とうとう捕獲か?!ネス湖の珍獣」とか、「地球外生命体をついに捕らえた!」などのタイトルが使われていましたが、それを嘘だとか、ねつ造だとか訴える人はいませんでした。多少バカにして、揶揄する評論家はいましたが、普通に考えて、真実ならば、番組になる前に新聞やニュースで報道されるはずで、見ている方も娯楽番組と見切って視聴しているので問題はなかったのです。しかし、それを報道番組に近い世界(情報番組)でやってしまったら、これは悪意のある嘘に様変わりしてしまいます。

昔は、超能力だとか、予言だとか言ってたものが、超魔術やよく当たる占い師に変わってきています。世の中が、嘘を許さない体質に変化していった表れでしょうか。明るい嘘がもてはやされた頃、ちょうど我々の社会が、高度成長期から安定期に向かい始め、バブルの入り口が見え始めていた1980年代。それからバブル崩壊で景気がドン底にまで落ち込んで、いいかげん不景気な状況に慣れてしまいつつある現在。

そろそろ、おもいっきりデカイ、明るい嘘が世の中を覆って欲しいものです。たとえば、「実在していた!ドラ○モン!」とか「2010年 月からかぐや姫が舞い戻り 環境破壊した人類に恐怖の鉄槌が!」とか・・・番組になったら見ますね~思わず録画予約入れちゃいますね~。夢と希望のある社会を早く取り戻したいものです (*^^)v

2007年6月22日 (金)

飛行機の航法について(5)

世の中探せば何でもあるもので、大型ジェット旅客機の操縦マニュアルも、市販の書籍として販売されています。

イカロス出版 『旅客機操縦マニュアル』1,890円

この本は、操縦席内の機器の説明も、イラスト入りでかなり詳しく書かれています。エンジンをかけるところから、順を追って、管制塔とのやりとり、運行前のチェックリスト、離陸、巡航、着陸と、詳細に記されています。

実際にこの本を読みながら、旅客機を操縦しようとする人はいないとおもいますが、過去に青年がコクピットを制圧して操縦かんを握ったという事件はありました。(全日空ハイジャック事件)この青年は、PCソフトのフライトシュミレーターに熱中しすぎたあまり、実際に操縦かんを握りたくなったと報じられていますが、本物に乗りたければ、航空大学校を目指しましょう。

自家用の小型機の免許であれば、民間のフライトスクールで取得が可能です。ネット検索で、「フライトスクール」と打てばいっぱい出てきます。ただし、ほとんどの学校が、海外での免許取得システムを採っています。これには、日本国内での航空機に関する規制が関与しています。たとえば、国内の一般の空港で訓練をするばあい、着陸1回に付き1000円の着陸料金を空港に取られてしまいます。ILS(着陸誘導システム)も、有料です。すべての講習を、国内で行った場合、順調にいっても、教習料だけで総額500万円ほどかかってしまいます。

その点、海外ならば、プライベート空港がありますので、自由に訓練が行えるため、経費も安く済みます。渡航費用や、滞在費用も含めて、免許取得にかかる経費は、250万円くらいに抑えられるそうです。

あと、自家用小型機の免許取得の場合、生涯飛行訓練時間が50時間に達すると、実地試験を受ける資格が得られます。通常は100時間ほど訓練します。ここでのポイントは、生涯飛行時間という点です。自動車の教習所などは、半年以内に実地試験を受けないと、それまでの講習が無効になってしまったりしまいますが、飛行機の場合は、ログブックという手帳に、飛行時間を記載して、それが生涯通用しますから、10年かけて免許を取る、なんてことも十分可能です。

年に数回に分けて渡航し、訓練を受けている方もたくさんいらっしゃいます。もちろん、教官は日本人ですから、言葉の心配はいりません。ただし、実地試験の際の試験官は、地元の方ですから、ある程度の会話能力は必要になります。試験官が様々な指示を、飛行中に出してきますので、その内容がわからなければどうしようもありません。そこで、最近流行しているのが、中国での免許取得です。まず、滞在経費が非常に安価で済むということと、試験官が中国人のため、試験の際に中国語の通訳を同乗させることが許可されています。これなら、日本語でOKなわけです。英語圏での試験の場合は、通訳は同乗できません。

あと、訓練を受ける際に気をつけることは、訓練飛行する際にも、航空身体検査を年に1回受けることが義務付けられています。もちろん、免許取得後もです。これに合格しないと、訓練すら受けることはできません。しかも、健康保険がききませんので、検査料で約3万円ほどかかります。それと、特殊な検査をしますので、その設備を整えてある、専門の病院でないと受診できません。

視力検査がやはり、一番の壁でしょうか。自動車の免許の場合は、矯正視力で0.7見えていれば問題ありませんが、航空身体検査の場合、矯正の度数も制限されます。つまり、いくら矯正して(メガネをかけて)合格視力に到達しても、牛乳瓶の底のような、ごっついレンズではだめだということです。ですから、実際に検査を受ける前に、メガネをかけている人は、自分の矯正視力と、矯正度数をメガネ屋さんで量ってもらって、確認しておきましょう。そうでないと、3万円も取られたあげく、不合格なんてトホホなことになってしまいます。

空を自由に飛び回る・・・なんてのは、色々な面で、まだまだ難しいようです。しかし、5~60年ほど前なんて、自家用車なんて考えられなかった時代で、それが今や、一家に一台どころか、家族一人に一台のような時代になっています。近い将来は、一家に一機時代が来るかな~? 飛行機と言うより、自動車が空を飛ぶ時代が来る方が早いかもしれませんが^^;

2007年6月21日 (木)

飛行機の航法について(4)

バスや電車の運転手さんは、「定刻」という言葉に敏感になります。タクシーの運転手さんは「燃費」という言葉に敏感になります。どちらも、営業運行上の重要な要素だからです。時間がむちゃくちゃな電車では、利用客から不満が出ますし、極端に燃費の悪い車では、タクシー会社は儲かりません。

旅客機のパイロットはどうでしょうか? 実は、パイロットの場合、この両方の要素が、個人の勤務成績に大きくかかわってきます。大きな空港の場合、混雑時に誘導路上で離陸を待たされる場合があります。チェックインやら手荷物検査やら、長々と待たされた上、やっと飛行機に乗り込んだかと思ったら、滑走路上で20分ほど待たされる。イライラした経験はありませんか?この時、一番イラついているのは、操縦席の機長なのです。飛行機は、目的空港に到着後、折り返し運航で出発空港に戻ることが一般的です。つまり、出発時に遅れると、その便の到着が遅れるだけではなく、次の出発も遅れることとなり、連鎖的にどんどんスケジュールがずれこんでしまいます。

そこで、機長は巡航高度に達したときに、スピードを上げて時間を取り戻そうとしますが、やりすぎると燃費が悪くなってしまいます。

旅客機の場合、離陸後に目的高度まで到達すると、あとは自然に降下しながら目的地を目指すという形で飛行します。自然に降下することで燃料の消費を抑えることができるからです。急な上り坂を自転車でいっきに登りきって、あとの下りは、ペダルをこがなくても、ら~く楽ってな感じです。

人が、大きな判断ミスをする場合というのは、ほとんどのケースで、自己中心的な考えに陥ったり、自分に都合よく立振舞ったりしたときに起こります。

順調に飛行を行っている最中に、レーダーが前方に大きな雨雲をとらえました。この雨雲を避けるためには、いったん高度を上げる必要があります。しかし、高度を上げるということは、エンジンの出力を上げて上昇しないといけませんから、余分に燃料を消費することとなります。日頃から、会社の方針で、低燃費飛行をうるさく言われていた機長は、これくらいの雨雲なら突っ切っても問題ないだろう、と判断して、結果 乱気流に巻き込まれて事故になる。

空港に着陸する際に、急な追い風をくらって、通常よりも速い速度で、着陸する状況に追い込まれた。安全を優先するならば、いったん着陸を中止して、再度やり直すべきなのに、それをすると間違いなく定刻には到着できない、余分に飛行することになるので燃料も食う。これくらいの速度なら、十分着陸できるはずだ、と判断して、結果 滑走路をオーバーランして、防護フェンスに激突。

多くの事故は、人災であることが挙げられています。営利優先の思考では、安全運航は望めません。安全というのは、こころの余裕があって初めて得られるものです。これは、航空機に限らず、車の運転でも言えることでしょう。他人を思いやる気持ちを忘れずに、心にゆとりをもって車は走らせましょう。

明日につづく (*^^)v

2007年6月20日 (水)

飛行機の航法について(3)

20年ほど前までは、大型旅客機の操縦は、4人ひと組で行われていました。機長、副操縦士、無線通信士、機関士の4名です。機長、副操縦士は今と変わりませんが、無線通信士は、管制との通信業務を一手に引き受けて、機関士はエンジン出力のコントロールなどを担当していました。古い飛行機パニック物の映画を見ると、操縦室に4人座っています。

現在は2名運航となっていますが、実質は1名でも十分飛行は可能です。あと、着陸空港に自動誘導システムが完備されていれば、理論上はパイロットは不要です。ヨーロッパなどで霧の良くかかる空港などには、実際にその設備が導入されています。もちろんパイロットは乗っていますが^^; 通常の誘導システム(ILS)は日本のほとんどの空港に導入されています。ただし、ILSは、滑走路が目視できる距離までの誘導で、ある一定の高度で、操縦は手動に切り替わります。着陸する最後まで誘導してくれるものではありません。

4人での運航から将来は無人? この陰にはコンピューターの目覚ましい発達があります。今の旅客機はコンピューターの塊が飛んでいると言ってもいいくらいです。それまで人間が手作業で行っていた様々な煩雑な業務を、すべてコンピューターが肩代わりしてくれています。

実際、パイロットが操縦かんを握っているのは、離陸してある程度の高度に上昇するまでと、着陸態勢に入って、地表がはっきり見え始めてから、着陸するまでの間くらいです。一般的に航空事故が多発する「魔の15分」と呼ばれるものがあります。離陸から15分、着陸までの15分。この15分だけ手動操縦なのです。それ以外の時間は、すべてオートパイロット(自動操縦)に切り替えて、パイロットは計器のチェックと、ルート上の気象の確認作業を行っています。

パイロットは出発前に、機内にあるオート・フライト・コントロール・システム(AFCS)に、これから飛行するルート上のウェイポイントと呼ばれる無線施設をコンピューター内に打ち込み、飛行ルートをコンピュータに入力します。(参考 フライトプランの作成)←これは、マイクロソフト社が販売している、PC用ソフト『フライトシミュレーター』内での操作ですが、実際の操作とほとんど同じです。

ですから、最近のパイロットは、操縦士というよりもコンピューター技術者といった色合いの方が強くなってきました。現状では着陸まで誘導してくれるシステムは、空港と航空機、双方に多額の設備投資が必要なため、実現化はされていませんが、将来これがすべての空港に導入されれば、パイロットは本当に技術者になってしまうかもしれませんね。

明日につづく (*^^)v

2007年6月19日 (火)

飛行機の航法について(2)

有視界航法で小型機を飛ばす場合に、必要なのが、チャートと呼ばれる航空機専用の地図です。地上には、航空機を運航するための援助施設として、無線局が設置されています。その無線局は、常に一定の電波を発していて、飛行機に取り付けられている専用の無線機を通して受信すると、今自分のいる場所から見た、その無線局の方位がわかるようになっています。チャート上にはその無線局の位置と、周波数チャンネルが記載されています。空の上の見えない道路標識のようなものです。

単純にいえば、自分の現在位置がわからなくなった場合、無線局が北の方向になるようにまっすぐ飛行して、その位置が南に変わった瞬間、自分が無線局の上を通過したこととなり、地図を見れば自分の位置が確認できることになります。実際は、三角測量法という計測方法を用いて、自分の位置を計算します。

現在は、カーナビで使用されているGPS(全地球測位システム)の機材が搭載されていれば、空の上でも迷子になることはありません。ただし、操縦免許を取得する場合は、実技試験で三角測量をやらされます。

あと、チャート(航空地図)は単に位置を確認するためだけの物ではありません。あまり知られていない事ですが、空の上には立ち入り禁止空域がかなりあります。そのエリアが、地図上で、赤く塗られていて、誤ってその空域に立ち入らないように警告してあります。有名なところでいうと、皇居の上空は飛行禁止です。あと、意外に多いのが、米軍の演習空域です。もちろん自衛隊の演習空域もありますが、日本の国土を取り巻く海の上空は、ほとんど米軍の演習空域になっていると言ってもいいくらいです。有視界航法の場合、自機を管制側がレーダーで監視していませんから、誤ってその空域に入り込んでしまっても、誰も注意してくれません。たまたま、その時に米軍の戦闘機が模擬訓練を行っていて、発砲した機銃の弾が命中して墜落したとしても、文句は言えなくなります。

あと、余談ですが、空の上にも、もちろん交通ルールは存在します。車を走らせていて、いきなり後方からきたパトカーに停止を呼びかけられて、停止すると、スピードオーバーで点数を引かれ、さらには罰金を取られる、なんて苦い経験ありますよね。さすがに空の上には、パトロール飛行機というのはありませんが、他の航空機からの申告により、免許取消や罰金を取られる事は実際にあります。たとえば、飛行場に着陸する際に、運行中の旅客機が迫っていると、着陸を待たされる場合があります。その際は、旅客機が着陸するまで、自分は飛行場の周りを周回しながら待っているのですが、ぼんやりしていると、その旅客機の着陸コースに入ってしまい、着陸を妨害するようなことになってしまうケースが起こります。そこで、相手の旅客機側のパイロットが、こちらの危険行為と指摘すれば、罰金が課せられたりするわけです。

明日は、大型旅客機の運行システムについて話したいと思います。お楽しみに(*^^)v

2007年6月18日 (月)

飛行機の航法について(1)

当ブログのカテゴリーの中で、飛行機ネタが意外にも閲覧率が高いため、今週はその話題を再び取り上げたいと思います。

私たちが、知らない街を旅する場合、必需品となるのが地図です。これは、上空3000mを小型機で飛行する場合も同じ事です。空の場合は、道路があるわけではありませんから、道に迷うという表現はピンときませんが、意外にあせるのが、着陸予定の空港が見つからない場合です。

小型機の航法(飛行方式)には、2種類あって、ひとつが有視界飛行(VFR)と、もうひとつ計器飛行(IFR)があります。どの方式を取るかは、出発前のフライトプランにて、明確にして許可を得なければなりません。有視界飛行の場合は、比較的手続きは簡単ですが、飛行する上で大きな制約を受けます。あくまでも有視界というのは、レーダーを使用しないで、パイロットの目視により飛行をするものですから、視界が悪い場所への立ち入りは禁止されます。つまりは、雲や霧のかかっている場所は飛べません。なにより、操縦している方が恐ろしくて突っ込んでいけません。かなりのベテランパイロットですら、雲の中で計器を見ないで目視だけで飛行していると、上下左右の間隔が麻痺してきます。まっすぐ飛んでいるのか、曲がっているのか、上昇しているのか下降しているのかわからなくなります。これを空間識失調(バーティゴ)と呼びます。

身近な例でいうと、電車に乗り込んで、出発を待っている時に、真横に止まっていた反対方向に進行している電車が、動き出したのを見て、自分の方の電車が動き出したと思いこむことがよくあると思います。その電車が通り過ぎて、景色が見えたとたん、ありゃ、まだ動いてないや、っていうことよくありますよね。これも空間識失調の一つです。人間は視覚から得られる情報によって、自分の位置を認識します。その情報が誤っていると、止まっているのに動いているように感じたり、まっすぐのつもりが、傾いていたりするわけです。

ですから、雲の中をまっすぐ飛行していても、雲が風に流されて、左から右に移動していると、自分が左斜め前に動いているような錯覚に陥ります。左右ならまだしも、天候が悪化して、雲が地表近くに下がりつつある状況で、その雲の中に突っ込んでしまうと、同じように自分はまっすぐ飛んでいるのに、雲が上から下に移動しているため、自分がどんどん上昇しているような気になって、機首を下げてしまいます。それにより、本来なら衝突しないはずの高さの山にぶつかったり、地表に墜落したりしてしまうわけです。

その点、計器飛行の場合は、自分の位置や高度が常に最寄りの航空管制により監視されていますから、自分がミスをおかしても、管制官が注意を促してくれるので、安全です。現在の旅客機はすべて、計器飛行方式となっております。ただし、この方式を取るためには、専用の機材が必要となり、小型機の場合、その設備がついていないと、有視界飛行しかできません。しかも、出発前のフライトプランに、飛行経路や飛行高度、飛行予定時間など、細かく記載して、しかも そのとおりに飛行しないといけないので、のんびり気ままな空の旅・・・というわけにはいきません。まるで、路線バスの運転手さんになったような気分です ^^;

明日も、もう少し話を進めていきたいと思います。お楽しみに(*^^)v

2007年6月15日 (金)

FFXI について(3)

FFXI について、書き留めようと思うと、それだけでブログが出来上がってしまうくらい、書きたいことがたくさんあるので大変です。実際に、ここ(ココログ)のカテゴリー内に、「FFXI」が存在するくらい、すでに市民権を得ています。各世界(ゲーム内のワールド)の中で、常時3000人ほどが接続して遊んでおり、その世界が30近くあるわけで、製造元のスクエア・エニックスの公式発表では、登録者数は100万人近くなっております。

オンライン化されたゲームの、おもしろいところは、未完成な作品であるところにあります。定期的にバージョンアップされたり、追加のシナリオディスクが発売されたり、遊ぶ側を飽きさせない工夫が見受けられます。通常のRPGであれば、速い人なら24時間、じっくり遊んでも50時間もあれば、ほとんどエンディングを迎えてしまいます。ストーリーも一本道ですから、もう一回最初から遊んでみよう、という気持ちには、正直なりません。FFXIの中には、自分が遊んだ時間を累積データーとして表示してくれる機能が付いているのですが、先日自分の遊んだ時間を調べてみると、「200日4時間12分」と出てきました。4年以上遊んでいるとはいえ、ちとびっくり。一日平均すると毎日3時間は遊んでいる計算になります。

FFXI は確かにおもしろいゲームなのですが、大きな弱点もあります。それは、今までのテレビゲームのように、ちょっと暇だから30分だけ遊ぼう、とかいう遊び方がほとんどできない点です。一人で出来ることには限界があると、前にも書きましたが、ゲーム上で何かしようとしたら、最低でも3~6人でチームを作って行動する必要がでてきます。最大で18名で1チームということもあります。そうなると、30分で勝手にやめるという訳にはいかなくなります。場合によっては、町でチーム編成するだけで1時間、目的の場所に移動するのに数十分、いざ戦闘開始で数時間・・・なんてことが常になってきます。

草野球チームで試合に臨むのと、雰囲気は似ています。「2回の裏までやったら、今日は帰るわ。ごめんね。」と突然言われると、残ったメンバーは、困ってしまいますよね。もちろん、事前にその事を告げており、チームもその時点からの補欠を準備しているような状況であれば、問題ありません。ゲーム内でも同じ事です。

MMORPGの醍醐味は、この人間関係の構築にあります。何回か、いっしょにチームを組んだりして、仲良くなると、自然に友達ができてきて、いっしょに行動し始めます。そして、その輪が広がっていって、ゲーム内ではLS(リンクシェル)と呼ばれている、独自の組織が出来上がっていきます。

なんとなく、その世界に浸りながら、のんびり過ごす。そんな遊び方もできるのが、FFXI のおもしろいところです。このまま、FFXI について語っていると、ここのブログの本来の趣旨から外れてしまいますので、一応今回は、このへんで話を打ち切りますが、また時々、FFXI の話題は取り上げていきたいと思っています。来週からは、また別の話題でお届けします お楽しみに (*^^)v

追伸:LSのメンバーがお店をOPENしました。「海福雑貨」というお店です。お近くの人は一度お立ち寄りになってみてはいかがでしょう。Chibitanuki(チビタヌキ)さんの紹介で来ました、と言えば安くしてくれるかも?^^; ちなみにChibitanuki は、私のゲーム内での名前です !(^^)!

2007年6月14日 (木)

FFXI について(2)

一昔前に、環境型ゲームというのが登場したことがあります。それまでのシューティングゲームや、アクションゲーム、RPG、アドベンチャーゲーム、テーブルゲームなどなど、様々なジャンルのゲームが、ある意味、出つくしてしまった頃に、一風変わったジャンルが登場したわけです。基本的なスタイルは、それまでの目的遂行型のゲームと異なり、無目的に自由に遊ぶ、といったもので、ただ画面を眺めているだけでもOK。暇なときは、ちょこちょこっと操作することも、もちろんできますが、それほど大きな変化があるわけでもない。

代表的なものとしては、「アクアノートの休日」や、「がんばれ森川君2号」、「シーマン」などがありますが、そのジャンルから、育てゲーと呼ばれる、キャラクター育成型ゲームという、新たな分野が登場することとなります。そして、それが大ブレークとなる、「たまごっち」へと、発展していくのです。

MMORPGは、従来のRPGと、この環境型ゲームが混じり合ったような環境となります。自分が、ゲームをしていようが、してなかろうが、ゲーム内の時間はリアルタイムに進行します。もちろん、これは、自分以外に同じ画面で3000人近い人間が遊んでいるわけですから、当然です。

苦労の末に、やっとみつけた宝箱。それを目の前にして感慨にふけりながら、今日はここまでにして、開けるのは明日にしよう・・・なんて事やってると、自分がゲームをやっていない間に、他の人が見つけてしまって、翌日ゲームを再開すると、そこには空っぽの宝箱が転がっているだけ、ということが、あたりまえに起こってきます。

FFXI の世界にはじめて降り立つと、その世界の広さに圧倒されます。今、自分が立っている街中を、はしからぐるりと見て回るだけで、1時間くらいはかかります。ひとたび街から飛び出して、別の街に移動しようとすると、移動時間だけで2時間近くかかります。もちろん、道中には、あなたの命を脅かすモンスターが、うようよしています。ゲームがある程度進行すると、移動手段として船や飛行機が登場しますが、路線バスのように、定期的に運行されており、到着するまで待つことになります。そして、実際に中に乗り込んで、移動するわけです。もちろん、移動中もゲームは進行しており、船なら舟べりで釣り糸を垂れて、移動時間の暇をつぶす、なんてことも可能です。

とにかく、ゲーム内で動き回っているのは、自分一人ではないことを無意識のうちに実感させられます。わけもわからず、うろうろしていると、いきなり向こうから来た人に、

「すいません、ちょっといいですか?○○は、どこにあるか教えてもらえませんか?」

などと、話しかけられたりします。もちろん、チャットという文字表示での会話です。この発言は、いままでのゲームのように、プログラムされたゲームキャラクターが、無機質に話しているのではなく、実際に人があなたに話しかけているわけです。はじめて、その事実に直面すると、ある種の衝撃を感じます。

「これは、もはや、子供の遊ぶゲームでは、ない。」

事実、FFXI を実際に遊んでいる年齢層を考えると、20代~40代の方が、中心になっているように思います。パソコンが一気に普及したインターネット世代の20~30代前半の方、ファミコン世代を支えてきた、コアなゲームファンである、30代後半~40代の方。チャットで交わす、さりげない会話の内容から、それをうかがい知ることができます。

そして、その世界の新たな住人の一人としての生活が始まるわけです。

つづきは、また明日 (*^^)v

2007年6月13日 (水)

FFXI について(1)

「今、あなたの目標は何ですか?」ときかれて、即答できる人って、どのくらいいるでしょうか?ほとんどの人が、「いや~特には、ないな~。平穏無事で、家内安全ってとこでしょうか。」と答えるような気がします。10代の頃は、将来の職業や進学志望校など、比較的短期間で目的の結果が出る世界で生きることが多いですが、ある程度の年齢になって来ると、「日々これ精進」的な、生き方になってきます。

町をふらっと、歩いていると、突然 絶世の美女が駆け寄ってきて、

「私はコリン王国の姫です。悪い魔法使いに追われています。勇者様、どうか私をお助け下さい。」

と言われたら、新手のキャッチ商法か、はたまた精神的にかなり危ない人か、どっちかだろうと即座に判断して、たいがいの人は逃げちゃうことでしょう。

家に帰ると、いきなり奥さんが、

「あなたには内緒にしていたけど、実は私はコリン王国の諜報部員で、あなたとの結婚も潜伏するための任務だったの。」

と言われたら、「へ~大変だね。とりあえず風呂入って寝るわ。」と答えちゃうでしょう。

さらに実家に帰ってみると、40代後半の父親が、

「やっぱり高収入は野球選手じゃ。若造の松坂にできて、わしに出来んはずはない。明日から今の仕事はやめて、トレーニングじゃ。明日のメジャーの星は、わしじゃ!」

などと、雄叫んでいたら、家族みんなで帯のような涙を流しながら、「やめてくれ。」と懇願することでしょう。

現実の世界の中では、そうそう 突拍子もない事は起きないのが普通で、しかも実際に起きてしまうと、これまた大変なこととなって、テレビや映画のように、2時間ほどで解決するのは不可能な事態に陥ります。そういった、ある種の夢や願望を、擬似的に体験させてくれる世界が、ゲームの中には存在します。それが、おもしろくて、みんな熱中するわけです。

ただ、そういった話も、一人で遊ぶ通常のRPGでのお話。実は、MMORPGの世界は、どちらかというと、今の現実の世界に近いものがあります。一人で遊ぶ、RPGの場合、プレイヤーは、悪の手先から、自分の国を守る、勇者であったり、世界中の宝物を探して旅する大冒険者だったりしますが、MMORPGの場合は、スタート時はどちらかというと一般庶民で、私なんかはMMORPGの代表作であるFFXI にいたっては、4年以上やっておりますが、相変わらず庶民のままです^^;

それで何が楽しいのか?明日のお楽しみ (*^^)v

2007年6月12日 (火)

MMORPGについて(4)

ゲーマー(ゲーム熱中者)はネクラだ。そんな言葉が生まれたのも、基本的にテレビゲームは一人で楽しむものであったからです。画面に向かって、コツコツと地道な作業を繰り返し、数時間後キャラクターのレベルが上がると、ニヤリ・・・確かに暗いかもしれません^^;

しかし、広い意味でいえば、所詮趣味なんてそんなもの。チームプレーのスポーツでもやってない限りは、一人でニヤリの世界です。しかし、MMORPGの登場で、状況は一変します。このゲームの世界では、まず一人では何もできません。自分ひとりの力だけで、できることには限界があります。キャラクターが生活する町の中で、自分と同じ目的を持つ者を探して、声をかけて協力し合わないと、目的が達成できないように初めからプログラムされています。

チャットというコミュニケーションツールを使用して、意思の疎通をはかり、作戦を練って敵を倒します。それぞれの人はジョブと呼ばれる、ゲーム内での何らかの職業に就いており、それぞれの持つ、特技を最大限に生かしながら、作戦に参加します。

はじめてこの世界に降り立った、新米冒険者は、どうしても、おっかなびっくりになってしまいますが、熟練者はすぐにその事を見抜き、的確なアドバイスと、フォローをしてくれます。同じ趣味でつながった、新たな友人を大切にしないはずはありません。まるで、学生時代に部活の体験教室にやってきた新入生と、先輩達のような雰囲気となります。

あと、この世界でおもしろいのは、「ネットワークゲームの歴史」のなかでも触れましたが、実際に操作している相手が、男性なのか女性なのか、高校生なのかオバさんなのか、はたまた80歳くらいのおじいさんなのか、全くわからない事です。小学生くらいだと、さすがに発言内容から、かなり若い・・・というか子供なのではないか?と思うことはありますが、それもあくまで推測であって、確証はありません。

そういった、実生活の枠を飛び越えて、新たな世界で、全く新しい自分を作り上げることが出来るところに、MMORPGのすばらしさがあります。しかも、ネットで繋がっていますから、相手が日本人だけとは限りません。会話の中に、英語が飛び込んで来ることも珍しい事ではないのです。同じ時間に、世界中の人が、同じゲームの中に存在する。FFXIの場合、常時2000~3000人が、同じゲームの世界に存在し、活動しています。

人間が集まると、そこには必ず経済が発生します。残念なことですが、ゲームの中にも貧富の差が生まれることとなります。そして、そのゲーム内の経済が、現実の世界に飛び出してきて、大きなビジネスとして発展しようとしています。賛否両論あるところですが、現実にゲーム内の通貨が、現実の金銭で取引されたりもしております。(リアルマネートレーディング

最後にFFXIについて、楽しく紹介されている、私の愛読書をご紹介しておきます。

ファイナルファンタジーXIプレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記』(永田 泰大 著)

内容は、FFXIのサービス開始時の話ですから、5年ほど前の内容で、現在の状況とはいくぶん食い違うところもありますが、これからネットワークゲームをやってみようかと思われる方には、最適なバイブルとなり得るでしょう。

明日は、具体的にFFXIの世界に踏み込んでいきます。(*^^)v 

2007年6月11日 (月)

MMORPGについて(3)

テレビゲームの普及に伴い、流行した言葉に、「リセットする」という言葉があります。「いったん白紙に戻して、すべてやり直す」といった意味で使われます。ゲーム途中で、この先うまくいかないことが判明した場合、ゲーム機本体のリセットボタンをプチっと押して、すべてやり直す行為からきている言葉です。

ゲームの世界では、いとも簡単に過去を消し去ることができます。都合の悪い事実はリセットボタンが闇に葬ってくれます。しかし、私たちが生きているこの社会においては、そう簡単にリセットボタンは押せません。押したつもりでも、過去を消し去ることができない以上、意味をなしません。失敗は誰にでも起こりうること、後悔することも度々あるでしょう。私たちは、その結果起きてしまったことに真正面からぶつかり、乗り越えていかなくてはならないのです。究極のリセットボタンとして、「死」というものがありますが、その人の存在を過去から消し去ってくれるものではありません。

ちょいと、話が重くなってしまいましたが、MMORPGの世界には、リセットボタンは存在しません。理由は、私たちが生活しているのと同じ社会がそこに構築されているからです。今までのテレビゲームは、他人と共存するものではなく、プレイヤー(本人)と、プログラマーが作り上げた世界の中に住むキャラクターとの関係で物事が進行していました。ですから、プレイヤーが誤った選択肢を選んでしまって、物語の進行上不利益を被ると判断した場合、リセットして、再びその選択肢を選び直すことが可能でした。もちろん、その行為で他人に迷惑がかかることもなく、単に自分の時間を浪費しただけの事ですから、非難される恐れもありません。

MMORPGの世界の場合は、そうはいきません。同じ画面の中で、動きまわっているキャラクターは、実際にそれを操作している人間が、画面の向こう側に、確かに存在するわけです。仮に、お店を出しているキャラクターから、あるアイテムを100円(ゲーム内の仮想のお金)で購入したとします。しばらくして、別の店をのぞくと、同じものが50円で売られていました。今までのゲームなら、リセットボタンを押して、アイテムを買うところからやりなおしで、最初から50円の店に入ればすむことでした。しかし、MMORPGの場合、100円と値段を付けて売っている人も、50円と値段を付けて売っている人も、それぞれ自分の判断で値段を付けて販売しているわけで、やり直そうと思ったら、100円で売ってた人の所へもどり、買い戻してもらう必要が発生します。現実の世界と同じですね。^^;

こう書くと、なんだか面倒なゲームだな~と思われるかもしれませんが、その逆にとても素晴らしい事もたくさんあります。明日は、そういった内容をお届けします。ちなみに、私の場合、MMORPGは数作しかプレイしておらず、内容に多少偏りがあるかもしれませんが、その点はご容赦ください。現在主にプレイしているのは、FFXI(ファイナルファンタジー11)です。ここ←のリンクで動画の画面で簡単な紹介がされています。興味のある方はご覧になってください。(*^^)v

2007年6月 9日 (土)

MMORPGについて(2)

RPG(ロールプレイングゲーム)つまりは、ロール(役割)をプレイ(演じる)するゲームの意味で、ゲームの黎明期では、プレーヤーは、ゲーム内のキャラクター(1人)を操作して、出現するモンスターを倒すことで得られる経験値をためていき、物語を進めていく手法でした。ある一定数経験値がたまると、レベルアップしてキャラクターの各能力(体力・攻撃力など)が上昇し、さらに強い敵も倒せるようになったり、新しい装備(武器・防具など)が装着できたり、今まで行けなかったエリアに行けるようになったりする。そういった、キャラクターの成長を楽しみながら、物語の結末に近づいていくゲームです。

ゲームが進化しても、基本的なスタイルは変わらないのですが、ゲーム機の処理能力の向上と、プレイヤー自身のゲームに対する理解力の向上から、それまで1人だけを操作していた状態から、一度に複数のキャラクターを操作するシステムに移行していきました。それに伴って、各キャラクターには職業という概念が発生し、戦闘を主につかさどる者、回復や治療を主とする者など、世界観が広がっていきます。

基本的に、アクションゲームではなく、その場その場で、各キャラクターにどういった行動を取らせるかを、事前に指示を出して、その結果を見守るという形で進行しますから、理論的には操作するキャラクターが何人になろうと、煩雑なだけで、特に問題はありません。ただ逆に、この手のゲームの弱点は、進行自体がマンネリ化するところにあります。同じことを延々繰り返すだけ。強い敵に戦いを挑めば、緊張感もありますが、もし失敗すると、せっかく稼いだ経験値を減らされたり、なんらかのペナルティを食らいますので、無難に弱い敵を倒し続けるといった、作業的なゲームに陥ってしまう危惧があるのです。

そこで、登場したのが、プログラム上に乱数を使用する方法です。この結果、通常コンピュータのはじき出す答えは、何万回やろうと1+1=2であったものが、ときに答えが3になったり、10になったりするようになります。この結果、とてもかなわないと思っていた敵に、偶然にも勝利してしまったり、逆に絶対負けないと思っていた敵に、叩きのめされたりするようになり、ゲームに程よいスパイスが効いた形となりました。

ただし、この乱数も数値の範囲をあまりに極端にばらつかせてしまうと、ゲームのシステム自体が崩壊することとなるので、その調整具合が、傑作と駄作の分かれ道となっていました。

こうして、ドラクエ誕生から、10年ほどの間は、各メーカーから様々なRPGが生み出され、多くのゲームファンを魅了し続けたのです。しかし、人間は常に進歩を遂げる生き物であり、新しい刺激を求めてやみません。10年ほどの間に作られ続けたゲームで、ある程度システムとしては完成してしまって、あとはストーリー展開や画像の美麗さを改良するくらいしか、触りようもないところに行きついてしまいます。これは斬新だ・・・という傑作がなかなか生まれず、ドラクエやファイナルファンタジーなどの代表作も、新作を発表するものの、終盤では過去の栄光にすがる、老兵となりつつありました。

そこに彗星の如く現れるのが、MMORPGの世界です。基本システムは従来のものと変わりませんが、根本的に違うものがそこには存在していました。仮想現実の世界です。来週は、そのMMORPGの世界に踏み込みたいと思います。お楽しみに(*^^)v

2007年6月 8日 (金)

MMORPG について(1)

MMORPG(多人数参加型オンラインRPG)の紹介をするには、まずはRPG(ロールプレイングゲーム)について、触れておかねばなりません。詳しくは、リンク先の解説を参考にしてください。

ファミコンが全盛期を迎えようとしていた頃、1986年ごろになりますが、当時はゲームセンターからの移植版のゲームや、その影響からシューティングゲームやアクションゲームといった、反射神経にすべてがゆだねられるゲームが主流でした。ゲームセンターのゲームは、ワンコインで長時間ねばられると、収益が上がりませんから、1ゲームが数分で終了するような難易度の設定のゲームでないと、営業という観点からみると意味をなしませんでした。しかし、それが家庭に持ち込まれるようになると、色合いが変化します。じっくり長時間遊べるゲームが求められ始めました。そこで登場したのがRPGです。

私がRPGと初めて出会ったのは、知らぬ人はいない「ドラゴンクエスト(1作目)」でした。そのときは、実は他に欲しいゲームがあって、ディスカウントショップに出向いていたのですが、お目当てのゲームはすでに品切れでした、微妙にショックを受けながらも、ふと近くに目をやると、うず高く積まれている新作ゲームが。他のゲームと比較しても、「あきらかに売れていません・・・」といった雰囲気がたっぷりだったのですが、当時すでにマンガのドラゴンボールで名が売れていた、鳥山明氏のパッケージデザインが、気を引きました。店員さんにお願いして、パッケージを開けてもらい、説明書を見せてもらいました。当時は今みたいに、ゲーム専用の雑誌などほとんどなかったことと、1本のソフトが6~7000円していたため(当時のアルバイト時給は450円が相場でした)、内容を吟味して購入しないと、大損食うことになるので、説明書も見せてくれていました。

しかしながら、読んでみても意味がさっぱりわかりません。そりゃそうですよね、それまでにまったくやったことのないジャンルなわけですから^^; せっかく街まで出向いたんだから、クソゲー覚悟で買ってみるか。意を決して、購入しました。それが、数年後には、2作目、3作目と続編が登場するごとに大ブレークし、3作目に至っては、販売個数が購入希望個数にまったく足らず、購入した者を店外で呼び止めて、数倍の金額を提示して譲ってもらおうとしたり、さらには恐喝まがいなことをして、奪い取ったりする事件が起こり、全国的にも大きなニュースとなりました。

この3作目は、私の場合、もちろん発売日に手に入れたのですが、裏話があります。実は、私がお店に予約に行った時には、すでに100人以上の先約があり、きちんとノートに予約者の名前がぎっしり書き込まれておりました。しかし、お店に入荷する本数は、せいぜい20本くらいで、あとは入荷待ちになるとか。あきらめかけていたところ、顔なじみの店長さんが、「発売日の閉店間際に来て」とさりげなく言ってくれました。言われたとおり、閉店間際に行くと、お店の包装用の袋ではなく、茶封筒を渡されました。なかには・・・ドラクエが。「予約で手に入らなかった連中が、店の外でうろついていて怪しい雰囲気だから、気を付けて。真衛門君は予約者じゃないから特にね^^;」といって、譲ってくれました。

ちと、話が横道にそれてしまいましたが、明日もつづきます。お楽しみに(*^^)v

2007年6月 7日 (木)

ネットワークゲームの歴史(4)

ネットワークゲームが最初に出始めた頃は、日本ではテーブルゲーム(囲碁・将棋・トランプなど)が、主流でした。米国では、当時から双方同時通信型のゲームが、一早く登場していましたが、これは日本と米国での、通信事業の整備の違いからくるものでした。

日本は国土が狭く、平野部に山が隣接している地域が多く、テレビの電波を受信する場合、山の頂上に電波塔を設置すれば、ほぼ問題なく受信エリアをカバーすることができたのに対して、米国は国土が広く、しかも平野部と山がかなりの距離があったり、町同士がかなり隔たっていたりしたため、電波塔でエリアをカバーするのは、効率的ではなかったのです。そこで、利用されたのがケーブルテレビです。電波ではなく、直接ケーブルを利用してテレビを受信する方法が主流となっていきました。このことが、その後登場するインターネット通信で大活躍するわけです。

それに対して、日本ではケーブルで網羅されているのは、電話のみでしたから、このネット通信も最初は電話回線を使用する形で登場しました。しかしながら、画像を送信することを前提に作られているケーブルと、音声を送信することのみを前提として作られている電話回線では、単位時間で送信できるデータ通信量には、大きな隔たりがありました。しかも、電話回線を使用すると、通常電話で会話しているのと同じ通話料金が課金されるため、長時間使用すると膨大な利用金額を請求されることとなります。

そういったことが背景にあり、日本ではなかなかネットワークゲームが普及しなかったという実情があります。利用金額の方は、パソコンの普及に伴い、時間限定での定額制になったりと、いくぶん緩和されたのですが、データ通信量はどうしようもありません。現在は、ADSL回線や光ファイバーなどが、かなり敷設されて問題なくなってきていますが、当時はいくら自分が高額な高速回線を敷設しても、対戦している相手が、電話回線を利用していると、相手から送られてくるデータが遅いため、意味がありませんでした。そのため、画面上で、同時にお互いのキャラクターを動かすようなゲームは出来なかったのです。そのかわり、将棋や麻雀、トランプなどは、一手一手のデーターを送りあうだけなので、多少速度が遅くても、ゲームとしては成立しました。

いままで、コンピューター相手に遊んでいたものと比べて、対人戦は比べ物にならないくらいおもしろいものでした。コンピューターはミスをしませんが、人間は凡ミスをします。負ければくやしがり、勝てば喜ぶ。お互いのコミュニケーションも、ゲーム画面上の隅に出る枠の中で、チャットを使って交わすことができます。

麻雀ゲームなどでは、「さあさあ、当たるとでかいよ~~。」などと牽制したり、将棋では「あぁ~~それ 待った 待った。」と、一手戻してもらったり、パソコンの前にいることを忘れさせてくれるような、楽しいやりとりが行われていました。現在では、ネットワーク環境が整って、チャットを主流に遊びたい人は、MMORPG(多人数参加型オンラインRPG)に移行して、テーブルゲームは気楽に遊ぶ、初心者向けとなりつつあり、ゲーム中にチャットする人は少なくなっています。

明日は、MMORPGの紹介をしたいとおもいます。お楽しみに(*^^)v

2007年6月 6日 (水)

ネットワークゲームの歴史(3)

チャットを行う場合、自分に合った話題を取り上げている、ルームと呼ばれるセクションにアクセスします。数百人の人間が、いっせいに思い思いの発言をすると、収集がつかなくなるので、10数人ごとで部屋割をしているようなものです。

このルームには色々な種類があり、各部屋ではそれぞれの話題で盛り上がります。「初心者」「子育て」「料理」「自動車」「パソコン」「受験」「50代」「60代」「愛媛県」「広島県」・・・ジャンルも趣味のくくりから、年齢別、地域別と多岐にわたっています。これは、最初から割り振られているルーム以外に、接続している人間が、自分でルームを作成できるシステムがあったためです。最盛期は、登録無しで無料で利用できたのですが、心無い人が、ルーム内で暴言を吐いたり、他人の誹謗中傷を実名をあげて発言したりと、トラブルが頻発したため、現在のチャットは、ほとんどが完全会員制(実名での登録)で有料になってしまいました。利用金額は安いので、おそらくこれは、クレジットカード決済を利用することで、運営側が確実に本人確認を取るためではないかと思われます。もちろん、利用する際には、ニックネームを使用しますので、参加者同士が個人を特定することはできません。

当時、私がよく利用していたルームに、「パソコンシステム」という部屋がありました。ここには、常にパソコンの鬼が数人常駐しており、パソコンのことで困ったことが発生したら、このルームに行って、

「すいません。○○のセッティングがうまくいかないんですが、誰かご存知の方いらっしゃいませんか?」

と、発言すると、いっせいに数人から答えが返ってきます。さらには、事細かに注意点を教えてくれたり、答えた者同士が、相談して、ベストな解決方法を教えてくれました。現在私は、パソコン教室で初心者の方に教えていますが、よく「どこか専門の学校を出られたのですか?」と生徒さんから質問されます。しかしながら、大学は文系でしたし、卒業後に専門学校に通ったりもしておりません。一般的には独学、となるのでしょうが、実はこのチャットルームが私にとってのパソコン教室だったわけです。タダで高度な知識を、しかも即答で教えてもらえる。もちろん、私が知っていることであれば、逆に教えてあげたりもしていました。

明日は、いよいよ本題。チャットを利用した、ネットワークゲームの内容に迫りたいと思います。お楽しみに(*^^)v

2007年6月 5日 (火)

ネットワークゲームの歴史(2)

ネットワークゲームを語る上で、外せないものに、「チャット」という、コミュニケーション手段があります。この、チャットが浸透したことにより、ネットワークゲームが飛躍的に進歩を遂げます。

当初は、チャット専用ホームページが乱立した時代があります。リアルタイムに、文字通信で不特定多数の人間と会話を楽しむシステムなのですが、顔が見えない、声が聞こえないという、匿名性が悪用されるケースも多発しました。一番多いイタズラとしては、ネカマ(ネット上のオカマ)と呼ばれ、会話をする上で使用する自分の名前(ニックネーム)を、女性を連想させるものを使用して、言葉遣いも女性的なものを使って、男性であるのに女性のふりをして会話に参加する者が多数現れました。なぜ、ネカマを装うのか、一番の理由は、その会話の中でもてはやされるということでしょうか。当時は、今ほどパソコンが普及してはおらず、さらには通信機能は初期設定にはなく、自分で機器を購入して、かなり煩雑な接続の設定を自分自身で行わねばならないという、かなり敷居の高いものでした。ですから、会話の中で

「えぇ~~わたし、そういう難しい事はワカンナイですぅぅ~(*^。^*)」

などと言われても、そういう言葉を普段から使っている、10代後半の女の子がネットワーク環境を構築できたとはとても考えられないのですが、男の悲しい性(サガ)とでもいいましょうか、そう言われると、

「ごめんごめん、ちょっと難しかったかな~でも○○ちゃんなら許す~~(*^^)」

などと、甘い受け答えをしてしまうのですな(/_;) 

確かに、ネットワークの世界では、年齢・性別・国籍・社会的身分の区別はありません。というか、区別しようがないので、それを仮に公言したとしても、確認するすべがないので、無意味と言っていいでしょう。そういった意味では、このネットワーク社会こそ理想郷であると言った人がいますが、あくまでも現実社会とは切り離された社会ですから、ネットワークの暗黒面に落ちてしまうと、実生活に支障をきたす場合があります。

ネット社会でなりきって作り上げた人格と、実社会での人格に極端に隔たりがある場合、ネカマがいい例ですが、気をつけないと実社会において全く適合できない状況に追い込まれる事があります、ひいては解離性同一性障害(多重人格症)を引き起こす要因ともなりえますので注意が必要です。

家庭の主婦が、度重なるストレスからキッチンドランカー(台所で酒浸りになり、アルコール中毒になること)になることが取り上げられた事がありますが、現在はネットドランカーになることがあるそうです。ネット社会では、年齢や既婚未婚は自己申告ですから、華々しい青春時代を過ぎて、家庭に入り子育てや家事に追われる生活に疲れて、気がつくとネットの暗黒面に落ち込んで、チャット上で10代の女性を演じ続ける主婦が急増しているそうです。一切の家事をせず、朝から晩までパソコンにしがみついて、薄暗い部屋の中でモニターに向かってニヤリとしている奥さん・・・怪談ですな (T_T)

明日は、ネット社会の素敵な面も紹介していきたいと思います。おたのしみに(*^^)v

2007年6月 4日 (月)

ネットワークゲームの歴史(1)

テレビゲームは、やったことがあっても、オンラインゲームはやったことがない人を大勢見ます。本来の意味で言うと、あるべき形に戻っただけなのですが、ネットワーク、インターネットなどの難しそうな言葉や、ゲームを始めるまでの煩雑な手続きが、まだまだ敷居を高くしているようです。

古来から、ゲームは存在しており、身近な例で言うと、囲碁や将棋、あとスポーツの試合もある意味ではゲームと言えるでしょう。人間同士が、知恵や己の肉体をぶつかりあわせて競う楽しみは、我々の歴史上かなり古くから存在しているわけです。逆に言うと、コンピューター相手に自分の知恵や手先の器用さを競って遊ぶというスタイルの方が、ずっと新しいものであるわけです。一時期は、このスタイルが、もてはやされましたが、どうあってもそれは、プログラミングされた思考であり、所詮人間味を出すことは、今の科学では不可能なことです。AIなどの人工知能は確かに発達したのですが、どうしてもそこには感情というものは存在しません。ここに、テレビゲームの限界がありました。

ネットワークという言葉が最初に使われ始めたのは、パソコンが普及し始めた頃、10年くらい前の事です。当時は、まだインターネットというものは、個人で利用するものではなく、大学間を繋いで、研究成果の情報交換や、大企業の一部が利用する程度のものでした。個人のパソコン向けには、パソコン通信というものが別に存在していました。詳細はリンク記事を見て頂けばわかりますが、簡単に言うと、契約しているプロバイダーの会員同士のみが、文字による伝達によりコミュニケーションが図れる、というもの。会員限定のメール・掲示板サービスとでもいいましょうか、非常に単純なものですが、当時はかなりの会員数で、大盛況でした。

そして、そのシステムを利用して、プロバイダーがゲームを開始し始めました。私が記憶する限りでは、これが日本初のネットワークゲームです。内容を簡単にお知らせしましょう。

ゲームに参加すると、毎週1通のメールがプロバイダーから届きます。そこには、財宝の隠し場所を解くカギとなる、暗号が記されています。そして、15通ほどのメールの暗号をすべて解き明かすと、その財宝の隠し場所が明らかになるというものでした。しかも、その場所は、現在の日本のどこかであり、しかもその場所には、プロバイダーが本当に100万円埋めてあるということで、参加者はかなり熱くなっていました。専用の掲示板には、暗号を解くヒントや、逆に惑わすための偽情報、○○を掘ってみたがダメだった・・・などなど、様々な情報が錯綜しておりました。

プロバイダー側も、「私有地には埋めていません。勝手に他人の所有する、山林や畑に侵入して、地面を掘り返さないでください。」と注意は呼び掛けていたのですが、終盤に入り、ある程度場所が限定されてくると、スコップ片手の若者が、数100人、とある個人所有の山に押しかけて、そこら一帯を掘り返すという事件が発生して、これはニュースにもなりました。それが原因で、人気があったゲームではあったのですが、第二弾はありませんでした。ちなみに、掘り返した山は、プロバイダー側の罠に引っ掛かって、ミスリードされるとその場所に行きついてしまうようになっていたようです。最終的には、正しい場所を掘り当てた人が、100万円を手にしたようです。

こうしてみると、ネットワークゲームの楽しさの一つに、不特定多数の人間が、同時に参加できて、自然に交流がはじまり、ヒューマンネットワークが形成されることにあります。明日は、もう少し現代のネットワークゲームに近づいていきたいと思います。おたのしみに(*^^)v

2007年6月 1日 (金)

テレビゲームの歴史(2)

1984年に改正された風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)により、ゲームセンターの様相が微妙に変化します。それまでは、規制がなかったため、24時間営業の店舗も多く、若者の溜まり場となっていました。

当時私は、親元を離れ、福岡市で予備校生活を送っておりました。割と厳しい規則の寮生活で、夜の門限は20時でした。20時になると入口に鍵ががかり、入るためには寮監とインターホンで連絡を取り、門限に遅れた理由を追及されることとなります。それを避ける唯一の手段は、翌朝6時に門が開くまで、外で時間を潰すことでした。そのときに、いつもお世話になっていたのが、ゲームセンターでした。20時をすぎると、寮の近くにある24時間営業のゲームセンターには、門限に遅れた寮生がわらわらと集まってきます。ゲームをやったり、ジュースを飲みながら、たわいもないおしゃべりをしたり、腹がすくと、ローソンで肉まんを買ってきて食べたりと、若者的な自由を満喫しておりました。

場所は、福岡市街の西に位置する、西新という町でしたが、近くに大学もあったことから、町全体が学生街といった雰囲気でした。当時から、ゲームセンターは非行の温床であるかのように、マスコミで取り上げられていましたが、私が知る限りでは、その場において恐喝や暴力行為を目にしたことはありませんでした。タバコの煙の充満する、薄暗く狭い店内に、行き場を失った若者がたむろしている、そんな雰囲気が、悪いイメージを植え付けていったのでしょう。そういった場で、犯罪行為が全くないとは思いませんが、それは普通に深夜に道を歩いていても、起こりうることではないでしょうか。

この頃に流行した言葉に、ハイスコア・カンスト(カウンターストップ)・ゲーマーなどがあります。ゲームで高得点を出すと、自分の名前をゲーム内に残せるシステムが、意外に競争心理をかきたてて、ゲームに熱中させる要因となりました。あと、得点の表示が、ゲーム製造側の予測を裏切り、表示不能な得点まで稼ぎだすことを、カンストといい、それまで数字で表示されていた得点が、エラーを起こして、妙な表示になったりすることも、楽しみのひとつでした。さらに24時間営業であったため、調整でもない限り、ゲーム機の電源が切られる事はなかったため、店内のあらゆるゲームに自分の名前を刻み続ける、そういった連中をゲーマーと呼んでいました。彼らはワンコインで数時間ゲームをやりつづけます。私も過去に、1つだけ得意なゲームがあって、最高で4時間やりつづけたことがあります^^;

うまいゲーマーの遊んでいる画面をのぞき見しているだけでも、十分楽しめました。やっているほうも、ギャラリーが増えると、それが刺激となって、また楽しい。凡ミスをして、ゲームが終了してしまった時には、やっている側も見ている側も、思わず「あぁ~~!」と声をあげてしまう。まるで、スポーツ観戦しているような感じでした。ゲームという共通の興味でつながっている若者の、夜の社交場であったゲームセンターがどんどん消えていって、その環境が家庭に移行しつつある現在。見ず知らずの他人と同じ場所で、同じ空気を吸うこともなくなって、さらに閉塞感を強めていったゲームの世界に、新たな光がもたらされようとしています。それがオンラインのネットワークゲームです。来週は、その話題を取り上げたいと思います。お楽しみに(*^^)v

2007年5月30日 (水)

小型飛行機の操縦方法(6)

さあ、そろそろ空港に帰りましょう。離陸は、気合いと根性でなんとかなりますが、実は着陸が飛行機の操縦の中で一番難しく、そして怖い部分です。

空港は、個人の所有物ではありませんから、自分が着陸したい時にいつでも着陸できるわけではありません。一般の旅客機などが接近している場合は、そちらが優先されて、待たされることがあります。管制塔と交信をして、着陸許可を求めます。待たされる場合は、空港の周囲を、ぐるぐる回って、飛行しながら順番を待ちます。旅客機に乗っている時に、もう下に空港が見えているのに、なかなか着陸しなくて、なにかトラブルでも起こっているのか?と思う事がありますが、これは単に、満車の駐車場の前で、空車になるのをじっと待っているのと同じ状況です^^;

許可がおりたら、高度を下げて、滑走路にまっすぐ対峙する位置を取り、速度を落としていきます。滑走路脇には、パピーと呼ばれる着陸誘導ライトがあります。横並びの4つのランプが、赤と白に光っているのですが、高度によって見える色が白から赤に変化します。最初は4つとも白く見えますが、高度を下げていくと最初に左端が赤くなります。さらに高度を下げると、赤・赤・白・白に。これが、赤・赤・赤・白やすべて赤になると、低すぎ。逆に赤・白・白・白だと高すぎることを意味します。つねに赤・赤・白・白に見える状態を維持するようにしながら、降下を続けます。このライトは、大型の旅客機などで、着陸の様子を機内のテレビで見せてくれる時などに、滑走路脇を注意して見ていると発見できます。

空中にいる時は、自分の周りに、停止している物体がないため、自分の速度がわかりませんが、地上に近くなるにつれて、自分の速度が把握できるようになってきます。着陸するために、速度を落としているのに、地面に近くなることでスピード感が発生して、逆に加速しているような気になってきます。

大型機と違って、小型機は空港の滑走路の長さ、半分程度あれば十分着陸できますから、滑走路の端にきちんと着陸しなくても大丈夫なのですが、免許取得の試験の場合は、規定の位置に接地しないと失格になります。着陸に関しては、理屈じゃなくて慣れです。とても感覚的なものです。しかも、風向きや風速によっても姿勢や速度を変えなければなりませんので、上手・下手がもろに出る部分です。旅客機に乗っていても、スーーっと地面に降りるパイロットもいれば、ドッス~~ンと尻が浮きそうな着陸をするパイロットもいます^^;

今回は、簡単に飛行手順の紹介をしてきましたが、お手軽に空の散歩を楽しみたいなら、パソコンソフトのフライトシミュレーターがお勧めです。かなり、リアリティがあり、実際に飛行訓練を受けている者も、地上での練習に使っています。ただし、あまりにもリアルすぎて、ゲームとしての楽しみ方はほとんどできませんので、そのへんはご注意ください。あと、キーボードやマウスでは、機体の制御が難しいので、専用のジョイスティックも購入する必要があります。 

明日からは、また違う話題を掲載いたします。お楽しみに(*^^)v

2007年5月29日 (火)

小型飛行機の操縦方法(5)

飛行機とバイクが似ている点のひとつに、速度が落ちると不安定になることが挙げられます。バイクや自転車は、ある程度の速度が出ていると安定しますが、歩く速度くらいで走ろうとすると、ふらついて転びそうになります。飛行機も、空気と翼によって発生する、揚力という力で、重力に逆らって飛んでいますから、速度が落ちると、揚力が減り、最後には重力に負けて墜落します。

飛行訓練では、万が一の事故を想定して、墜落の訓練も行います。まあ、実際に落ちてしまっては洒落になりませんから、地上から300mくらいの高さを、仮の地面と想定して行います。

まずは、エンジンをアイドリング状態にします。つまり、車でいうならアクセルを踏むのを止めた状態です。飛行機の速度は、どんどん落ちて行きます。速度が落ちるに従って、機体がガクガク揺れ始めます。重力と揚力が戦っている状態です。機体前方には、エンジンが搭載されていますから、まずは機体の頭が下がろうとします。それを、操縦かんをひたすら引っ張り続けて、下がらないようにふんばります。速度がかなり落ちてきて、最後には失速警報が鳴り始めます。そして、突然機体は急降下を始めます。これは、すでに飛んでいるのではなくて、落ちているのです。ちょうど、ジェットコースターが長い上り坂を登り切り、いっきに下向きに滑り落ちていく感覚に似ています。

はじめて、この訓練を受けた時に、事の重大性を感じました。飛行機は、重たい頭を下にして、急降下するのですが、乗っている人間にとっては、足を下にしたまま高いところから落下し続けている状態となり、いっきに頭に血が上ります。お風呂で長湯しすぎて、のぼせてしまったような感じです。とても気持ちがいいのです。頭がポヤ~ンとします。隣の教官が耳元でなんか怒鳴っています。やかましいです。眠くなってきました。

「操縦かんを引け!引け!引け!死ぬぞ!引け~~~!」

しょうがないな~うるさいから、ひいてやるか・・・めんどくさいな・・・・Zzz

ちょいと操縦かんを引いたところ、すでに落下によってかなりの速度が出ていましたので、機体はいっきに上昇します。その直後、頭の血が足もとに逆流します。今度は、いきなりの貧血状態です。吐きそうなくらい気分が悪くなりました。

「はい、一人だったら、航空事故1件。パイロットは死亡。明日の朝刊の片隅に、出るとこやったな。」

教官の言葉が、ぼんやりした頭に響いてきました。

実際の航空機事故の場合も、飛行機が急降下すると乗客は30秒ほどで全員失神するそうです。ですから、天井から酸素マスクが落ちてきたら、30秒以内に装着しないと、墜落する前に失神中に窒息死します。ジェット旅客機の飛ぶ高度は、富士山よりもずっと高いところを飛んでいますから、事故によって機内の空気が外に漏れてしまうと、中の人は窒息します。しかも気絶していたらどうしようもありません。ですが、酸素マスクさえ付けていれば、最悪窒息死は免れます。天井からマスクが落ちてきたら、速攻で装着しましょう。ゴムバンドでちゃんと頭につけること。手で持っている状態ではだめです。気絶したらマスクを落としてしまいます。

小型機の場合は、エンジンが前に付いていますから、自然落下の際は頭から落ちます。それにより、仮にエンジンが止まっていても、まっすぐ飛んでいるのと同じ状態になり、翼に揚力が発生しますから、一時的に浮き上がります。落ちて・・・浮いて・・・落ちて・・・浮いてを繰り返しながら、安全な場所まで機体を誘導して、最悪街中に墜落したりするのを避けます。ジェット旅客機は機体の頭部ではなく、翼にエンジンが付いていますね。落ちるとどうなるのか。でも、よく見てください。旅客機の翼って、飛行機全体のかなり後ろに付いていると思いませんか。これは、万が一墜落状態になっても、機体の前方の方が重くなって、前向きに落ちるようにバランスが取られているのです。前向きに落ちてくれれば、いくらかでも翼に揚力が発生しますので、機体をコントロールすることができます。

ただし、戦闘機はこの限りではありません。戦闘機は運動性能を極限まで高めていますので、重心はちょうど機体の真ん中にくるように設計されています。ですから、失速状態になると、そのままの状態で、真下に落っこちたり、お尻から墜落したりします。この状態で落下するのを「きりもみ」といいます。機体が地面と平行になったまま、ぐるぐる空飛ぶ円盤のように回転しながら落っこちますので、姿勢制御はできません。脱出しかないわけですね^^;

明日は、飛行場に無事着陸したいと思います。おたのしみに(*^^)v

2007年5月28日 (月)

小型飛行機の操縦方法(4)

スロットルレバーをいっきに押し込むと、プロペラの風切り音とエンジンの轟音で、隣の人の声も聞こえません。ちなみに飛行機は、左側が機長、右側が副操縦士です。教習時は、生徒が機長席、教官が副操縦士席に座ります。声が聞こえないので、手のひらのジェスチャーで意思を確認して、いざ出発。

車を急発進させた時のように、シートに体が押し付けられます。滑走中の速度は、小型機の場合は、それほどでもなく、時速120kmくらいで機体はふわりと浮き始めます。ただ、前回、誘導路を走行する場合、ほっておくとズルズル左に曲がってしまうと書きましたが、滑走中はこの現象が、もっと顕著に現れます。滑走路のセンターラインに沿って、まっすぐ走るためには、左のラダーペダルをかなり力いっぱい踏み込んでないと、滑走路から外れてしまいます。

操縦している者は、窓から正面を見据えて、ひたすらまっすぐ走行させることに集中します。副操縦士は、速度計を見て、離陸可能速度に到達したら、その旨を操縦者に知らせます。合図が出たら、操縦かんを手前に引き始めます。小型機の操縦システムは、油圧制御型ではないので、引いた力がそのまま翼に働きますので、けっこう力が要ります。

ちょうど、エレベーターにのって上昇し始める時に感じる、ふわっとした感じがすると、離陸成功です。そのまま、機体はぐんぐん上昇を続けます。空中でも、機体は左に曲がろうとしますので、ラダーペダルをうまく調整して、まっすぐ一直線に上昇することに神経を使います。ちなみに、私がはじめて離陸を経験したときは、離陸後機体が左にふられて、左にカーブしながら上昇してしまいました^^; 気がつくと、真後ろにあるはずの空港が、左後ろに見えていました。

飛行機のエンジンには、車と違ってギアはありませんから、AT車を運転しているようなものです。ただ、決定的に車と違うのは、ブレーキがないこと。地上走行時のタイヤのブレーキはありますが、飛行中のブレーキは、戦闘機や大型のジェット旅客機くらいしか付いていません。旅客機に乗った時に、座席がちょうど翼の横だったりすると、そろそろ着陸というあたりで、翼の表面で、パタパタと金属板が起き上がったり、倒れたりするのが見えますが、あれがブレーキです。空気抵抗で速度を調節します。小型機にはありません。

ある程度の高度に達したら、巡航速度で水平飛行に移ります。このときの速度は時速200kmくらいなのですが、速度感はまったくありません。気球でふんわり、お空に浮いている感じ。自分の速度を比較する対象物が無いために、どれくらいの速度が出ているのかわからないのです。

あとは、訓練マニュアルにしたがって、飛行訓練を行うのですが、中でもおもしろいのが、失速訓練といって、模擬的に墜落を経験します。明日は、いっしょに墜落してみましょう (*^^)v

2007年5月26日 (土)

小型飛行機の操縦方法(3)

さてさて、駐機場から誘導路に移動します。この時には、管制塔の許可が要ります。無線を使って交信します。無線の機械は、タクシーに付いてるのと同じようなやつです。仮に松山空港から出発することを想定して、会話してみましょう。

「コンタクト。マツヤマタワー。JA(ジュリエットアルファ)1234。リクエストタクシー。アット エプロン。」

松山空港管制塔。こちらJA1234(機体番号)です。誘導路走行の許可を求めます。現在駐機場です。といった内容です。ちなみに、航空無線では、アルファベットはフォネティックコードと呼ばれる独特の読み方をします。あと、自分で小型機を操縦しようとする場合、必ず無線を使わなければならないため、無線の免許が必要となります。航空無線通信士の国家資格が一般的です。航空無線は、最大級の出力無線ですから、アマチュア無線の免許では取扱できません。試験は筆記と、先ほどご紹介したフォネティックコードの聞き取り、読み上げの実地試験で、年に2回実施されています。筆記は、航空法と無線の知識が中心ですが、周波数や出力計算の分野で、高校の理科系の物理・数学の知識を要求されるので、学校で習っていないと、かなりつらいものがあります。私もがんばって、この資格は取りました。

まあ、実際に無線機を使うのに、物理や数学の知識はいらないんですが、資格試験なんて、そんなものでしょう^^;

管制塔の許可をもらったら、滑走路手前まで機体を進めて、いざ離陸・・・かと思いきや、今度は、離陸前チェックリストが登場します。ここでのチェックも30項目ほどあり、エンジンが正常に動いているか、油圧・油温は正常か、操縦かんの動きと翼の動きに異常はないか・・・などなど これまた20分くらいかかります。ちなみに、自分の飛行機に乗って、空中散歩でも楽しもうと思ったら、1時間ほど前までに管制塔にフライトプラン(飛行許可証)を提出し、運輸省からの許可をもらいます。すんなり許可が降りればいいのですが、待たされる場合もあります。そして、やっと乗り込んだと思ったら、チェック項目の嵐。日本の空は、思っているほど自由ではありません(T_T) 最初の準備から、滑走路でいざ離陸、というところまでたどり着くのに、早くても2時間は、かかります。

やっとすべての準備が整いました。目の前には、遥か彼方まで伸びる、一直線の滑走路と、その先には、真っ青な空が待っています。ブレーキを解除して、スロットルレバーをいっきに押し込みます・・・来週こそは飛び立ちましょう(*^^)v

2007年5月25日 (金)

小型飛行機の操縦方法(2)

さあ、プロペラはブンブン回っております。機体を動かしましょう。ちなみに小型機も、自動車と同じく、パーキングブレーキが付いていますので、まずはそれを解除します。今の車は、シフトレバーのところや、AT車なんかは左足のところに、パーキングブレーキが付いていますが、トラックや、古い車は、ハンドルの下に手前に引っ張る形で、パーキングブレーキが付いています。小型飛行機も、トラックと同じく、手前に引っ張るレバー式です。

パーキングブレーキを解除して、スロットル(車でいうアクセル)を押しこむと、プロペラの回転数が上がり、機体がそろりそろりと動き始めます。スロットルもレバー式で、片手で押す・引く、という操作で調節します。単発式(プロペラが1つ)の小型機の場合、そのまま何もしないと、機体はずるずる左方向に曲がって進んでしまいます。これは、プロペラが回転しているため、その回転方向に引っ張られる力(モーメント)が発生するためです。

舵取りをしなければなりません。目の前には、車でいうところのハンドルのようなもの(操縦かん)がありますが、それをいくら右に切ったところで、機体の向きは変わりません。操縦かんは、機体を傾けるためのもので、向きを変えるためのものではないからです。

パイロットの人は、私の知る限りでも、かなりのひとがバイク好きです。なぜなら、飛行機の操縦方法と、バイクの運転の仕方に、とても共通点が多いからです。違いと言ったら、バイクには上昇・下降がないことくらいですね。バイクは道を曲がるときに、車体を曲がる方向に傾けますが、飛行機も同じです。飛行機も、空中で飛んでいる時に、向きを変える場合、操縦かんを使って、機体を傾けると、傾けた方向に曲がります。しかし、地上走行の際は、機体を傾けることができませんから、操縦かんでは向きは変わりません。バイクを降りて、押しているようなものです。

この場合には、ラダーといって、地面から垂直に立っている、尾翼を使用します。ちょうど、船が舵を取る要領で、左右にパタパタ動きます。それを操作するのが、ラダーペダルといって、車のアクセルやブレーキの位置についているペダルです。右のペダルを踏み込むと、左に、左のペダルを踏み込むと右に動きます。なんだか逆のようですが、実はこの方が自然なのです。

実際に試してみましょう。事務所とかにある、回転するイスに腰かけて、足をかるく前に伸ばします。車を運転する時の姿勢と同じです。足は、かかとだけを地面につけて、つま先は浮かしておきます。目に見えないアクセルペダルと、ブレーキペダルがあると思ってください。さあ、見えないアクセルペダルを踏み込んでみましょう。つま先を踏み込むと、イスは左に回るはずです。逆に左足を踏み込むと、右に回ります。意識して逆に動こうとすると、とても違和感を感じるはずです。

こんな感じで、地上を飛行機が移動する場合は、足のみで方向を変えているのです。この動作は、ちょうど自転車とかで手放し走行しているときと感覚は似ていますね。大型のジェット旅客機とかは、それだけでは小回りが利きませんから、専用のハンドルが付いていて、前輪が車と同じように動くようになっていますが、基本は小型機と同じです。

さあ、明日はいよいよ離陸してみましょう (*^^)v

2007年5月24日 (木)

小型飛行機の操縦方法(1)

大型のジェット旅客機に乗ったことはあっても、小型のセスナ機に乗ったことのある人は少ないのではないでしょうか。ちなみにセスナというのは、製造会社の名前で、飛行機の一般名ではないのですが、日本ではこの言い回しが定着してしまっていますね。自動車の事を、トヨタと言っているようなものです^^;

小型機の操縦訓練を受けていましたので、実際にどのように飛ばすかを、ちょこっとご紹介したいと思います。

まず、操縦席に乗り込む前に、機体の外部を点検します。これは、大型の旅客機でも、パイロットが直接目視点検をします。空港にこれから出発するジェット機が駐機している場合、出発の30分くらいまえに、制服を着たパイロットが機体をぐるっと一回りして、点検する姿が見られるはずです。車の場合は、実際に走っている途中で、何かおかしいと思ったら、道の脇に車を止めて、確認することができますが、飛行機の場合は、空中で止まることができませんから、かなり真剣にチェックします。

外回りのチェックが終了すると、操縦席に乗り込んで、内部計器のチェックをします。小型機でも、30項目近いチェック項目があり、慣れないうちは、このチェックに20分くらいかかります。その中でも重要なのが、高度計の設定です。一般に高度と言われるものは、海面の高さを0mとして、現在自分のいる場所が海面からどのくらいの高さにあるかを表示したものです。この設定を間違えると、山に激突したり、着陸に失敗したりします。現在自分のいる空港の高度を計算して入力しなければなりません。地面にいるから0mでは、ないわけです。日本の場合は、ほとんどの空港が海に面していますから、ほぼ0mの設定でかまわないことが多いのですが、内陸部にある空港の場合は、意外に海面からの高度があったりしますので、注意が必要です。

一通り、チェックが終了すると、エンジンスタートです。これは、ジェット機とプロペラ機では微妙に異なりますが、小型のプロペラ機の場合は、車と同じです。キーを右にめいっぱい回すだけ。ジェット機は最近の高級車に見られるような、ボタンスイッチです。ボタンを押すとエンジンがかかります。車と違うのは、プロペラ機の場合、エンジンをかけるときには、窓を開けて、外に向かって大声で「エンジンスターーート!!」と叫ばなければいけません。プロペラの周囲に、整備の人とかがいると、巻き込まれてミンチになってしまいますから^^;

まあ、チェックうんぬんを抜きにすれば、単にキーを差し込んで回すだけで、エンジンがかかって、プロペラが回り始めるわけです。いたって簡単です。

さあ、明日は滑走路上に移動するところからご紹介します (*^^)v

2007年5月23日 (水)

パトカーを追跡するとどうなるか(2)

(1)の分でのハマジーさんのコメントを裏切るような、「大学生4人組、窃盗犯逮捕に協力。大手柄!」のような内容なら、もっと盛り上がるのですが・・・ハマジーさんの予想どうりです。

パトカーは細い住宅地の道の中央で停車して、ドアがあき、お巡りさんが降りてきました。そして、我々の軽自動車に近づいてきます。道が狭いため、パトカーの脇をすり抜けることができません。バックして逃げるのも不自然です^^;

「おまえら、さっきからずっと後ろをつけ回しとるようじゃが、何か用があるんか!」

いきなり、怒鳴られてしまいました。

一般道路であれば、たまたま進行方向が同じだと、言い訳もできたんでしょうが、この道では、どうしようもありません。5分ほど、こってりと油をしぼられました。

今でも、自分の進行方向にパトカーや白バイがいると、妙にドキドキします。つい、後ろを追跡したくなります。高速道路などで、自分の前を覆面パトカーが走っているのに気がついたりすると、「あぁ、絶対つかまる奴いるよな~。不幸な獲物はどいつかな~。」などと考えてしまいます。覆面パトカーですから、制限速度で走行しています。遅い車に思えるんですよね。そして、後方から、しびれを切らして、追い越し車線に飛び出してきて、いっきに抜き去ろうとする車が、ドアミラーに映ると、「南無南無~。」

案の定、抜き去った車を、覆面車が追っかけて行き、チョイ先の路側帯で止められております。みなさまも、スピードの出しすぎには注意しましょう (*^^)v

2007年5月22日 (火)

パトカーを追跡するとどうなるか?(1)

学生時代に、暇を持て余した野郎数人が、軽自動車にスシ詰めになって、夜な夜な徘徊をする、なんてことはしょっちゅうでした。初めのうちは、目的地を定めて、純粋にドライブを楽しんだりしていたのですが、そのうち目的地もなくなって、無目的に車を走らせる状態に。

車の中で、バカな話などで盛り上がったり、まあ、とりあえずは楽しいひと時なのですが、ドライバーになると大変です。どこに向かえばいいか、ドライバー任せなわけですから、責任重大です。皆の知らない、夜景スポットなどに連れて行けたりすると、プチ自慢ができますが、同じところをグルグル回っていると、文句を言われたりします。

そして、あるとき、目の前にパトカーが走行しているのを発見。

「おい、あの後をずっと付いて走れば、思わぬ事件現場をスクープできたりするかもよ。」

誰ともなく、そんなことを言い出して、どのみち目的地のないドライブですから、反対する者はおりません。そういったわけで、我々は夜中の12時過ぎに、パトカーの後ろに付いて、一緒に警邏してあげることにしました。しばらくは、大通りを巡回していたパトカーが、郊外の方に向きを変えました。そして、住宅地の道に入り込みました。

「普通、こんなところを巡回したりしないよな。事件だよきっと。そのうちサイレン鳴らすんじゃないの。」

暇な坊主4人組は、微妙に胸をときめかしながら、ぴったり後ろをくっついて行きます。

パトカーはさらに住宅地の奥に。道も車がやっと離合できるくらいの、細い道になってきました。

「この奥の家に、犯人とか隠れてたりするかもよ。そして、いきなり大捕り物が始まったりして~。」

そして、ある家の前でパトカーが止まりました・・・明日につづく (*^^)v

2007年5月21日 (月)

臨時休稿のお知らせ

本日は、10:40~17:20まで、パソコン教室の授業が詰まっておりますので、投稿はお休みさせていただきます。(T_T)

明日は、通常通り原稿をUP致します。ご訪問頂き、ありがとうございました(*^^)v

2007年5月19日 (土)

夢の鈴鹿サーキットへ(5)

学校でのマラソン大会とかで、「だるいしさ~、ちんたらやろうよ。」とか言ってる奴に限って、いざスタートすると超本気モードで猛然とダッシュする、なんてのはよくあることで・・・。

先導してくれるはずのお兄さん、押さえて走るといった割には、いきなりのロケットスタート。背後からは、残りの大集団が爆音を響かせながら迫ってきます。ここは、とにかく付いていくしかない、選択の余地はありません。

直線の先には、第一コーナーが待ち受けています。お兄さんは、加速し続けて、なかなか減速しません。こっちもぴったり張り付いていきます。もう、コーナーが目前に・・・まだ減速しません・・・もう無理、そりゃ無理、と辛抱しきれずに減速。お兄さんとの距離が、微妙に開きます。お兄さんのマシンは、ほとんどそのままの速度で、突っ込んでいきます。さすがに、レーサーの人の走りは違うな~。マシンは、地面と平行になってるんじゃないかと思われるほど、倒し込んでいます。あれで、タイヤが接地してるなんて信じられんな~・・・あれ? タイヤが浮いているように見える。あれれれ、バイクは異様に傾いているのに、まっすぐ動いているように見える。お兄さんのバイクは、そのままコース外に滑り出てしまいました。そうです、いきなり第一コーナーにオーバースピードで突っ込んで、転倒自滅してしまったのでした。

一瞬ですが、それまでの緊張の糸がプッツリ切れました。あまりの勢いのよさに、おかしくて、笑い出しそうでした。しかし、そんなお気楽な雰囲気も、つかのま、現況を考えると、さあ大変。何が大変かって、あなた、私が先頭になっちゃったわけですよ。後ろからは、爆音の集団が迫ってきているわけですよ。もちろん、スローダウンしてやり過ごすこともできたんでしょうが、峠で走っている時の感覚が、蘇ってきて、コーナー立ち上がりからアクセル全開なわけですよ。ライン取りだの、スローインファストアウトだの、そんなこと考えている余裕なんてありゃしません。ひたすら逃げる逃げる逃げる・・・。なんだか、バイクに乗っているとこんな状況ばっかりですが(『三途の川が見えた瞬間』もご参照ください)。

ともかくも、1周目は、なんとか先頭を維持して周回。あとは、後ろの集団からごぼう抜き・・・かと思ったら、意外にもそうでもなくて、5~6番手あたりを維持しながら、前を走るバイクのラインを参考にして、10周ほど周回。いったんピットに戻ることに。

ピットに戻ると、チームの監督さんから、「自分、けっこう速いな。どっかよそのサーキットで走っとった?ノーマルのマシンであんだけ走れたら、上等やな。」と、お褒めの言葉を頂きました。もちろん、他のマシンは、あくまで調整のために走っているわけで、本番のレースではありませんから、本気を出されたら、かなうはずはありません。うちのチームのお兄さんは、ころげちゃいましたが、それ以外に転倒したバイクはありませんでした。調整で走って、1台 500~1000万円するレーシングマシンを壊すわけにはいかないでしょう^^;

そんなこんなで、この後も、このチームにくっついて、鈴鹿サーキットを走らせてもらうことになるわけです。レーサーではありませんけどね。でも、私にとっては、こんな形であっても、十分夢は果たせたと満足しております。そして、現在に至るも、相変わらずバイクには乗っておりますが、サーキットを走って以来、峠で全力走行することはなくなりました。私にとっての、峠の卒業式だったわけです。(*^^)v

2007年5月18日 (金)

夢の鈴鹿サーキットへ(4)

大阪市内から高速道路を乗り継いで、三重県鈴鹿市まで、約2時間ほどで到着。連れてこられたのは、スズカサーキットの本コースではなく、南側に位置する、「南コース」と呼ばれる小ぶりなサーキットでした。本コースに比べると、規模は小さいですが、本物のサーキットコースです。

到着すると、すでに50台以上のバイクがパドック(整備ブース)にずらりと並び、レース本番さながらの賑わいでした。各レーシングチームが共同でお金を出し合って、コースを借り上げているということで、バイクも50ccから400ccクラスまで様々。オフロードバイクまでいたりして、まさに峠の再現のような風景でした。正式レースでは無いので、ライセンスなしでも走れるということでしたが、最初に簡単な走行規則をレクチャーしてもらい、さっそく自分のバイクをサーキット用に調整。

まずは、保護部品を全部外します。ミラー、ウインカー、ナンバープレートなど、万が一転倒した際に、コース上に飛び散りそうな部品は全部取り除きます。あとは、ヘッドライトなどのガラス部品に、ビニールテープで飛散防止のテーピングをします。私以外のバイクは、レース用マシンなので、こんなことはしませんが^^; はじめっから、ミラーもウインカーもライトも付いていませんから。

そうこうしているうちに、走行開始時刻の10時が迫ってきました。私は、適当に他の方の走るのを見た上で、あとからこっそり混ぜてもらおうと思っていたのですが、バイク屋のお兄さん(チームのレーサー)が、

「せっかくだから、スタートもやってみたらいいよ。付いておいで。」

とコース上に引っ張りだされました。10時ちょうどに、1回だけサーキットのシグナルを付けてくれるそうで、その後は各自が好きなように走るのだとか。ですから、10時のシグナルを合図に、模擬レースがスタートするようなものです。

お兄さんの後をすごすご付いて、おっかなびっくりでコース上に出ると、すでに他のマシンは自分の好きな位置のスターティンググリッド(スタート開始位置)に付いています。後方から空いているグリッドを探しながら、先頭に向かって進んでいくのですが、皆さん奥ゆかしく後ろから詰めて並んでいるので、空きが見つかりません。

「あそこしか、空いてへんな~。まあ、ええか。ええ記念や。」

なんと、空いていたのは、ポールポジション(先頭)とセカンドポジション(2番手)の2つだけ。お兄さんが、ポールに、私がセカンドに付くことに。背後からは、他車の排気音がウォンウォン鳴り響いております。あぁ、夢なら覚めて欲しい。革つなぎの背中は、冷汗でべっとり体に張り付いています。

「最初の1周は、コース取りとか教えるんで、ちょい押さえて走るよって、しっかり付いてきいいや~。1周した後は、本気出すよって、あとは自分のペースで走ったらよろし。やばいと思ったら、インベタ(コースの最内より)でコーナリングしとったら、他の奴は勝手に抜きよるさかい、心配いらんで~。そろそろスタートや。きばっていこか~^^」

シグナルランプが点灯しました。いよいよスタート開始です。サーキット全体が、排気音の咆哮でビリビリし始めました。レッドランプが1つ消え、2つ消え、3つ消え・・・グリーンランプ点灯。緊張が極限に達すると、周りの音が全く聞こえなくなります。一瞬の静寂の中、バイクは遥かなる直線の先に向かって、突き進み始めました。

そして、10数秒後に起きる悪夢など、想像もできずに、初サーキット走行の幕は切って落とされました・・・・明日につづく (*^^)v

2007年5月17日 (木)

夢の鈴鹿サーキットへ(3)

いい年こいて、馬鹿げた夢を追い続ける人を、世間では変人と呼び、いつの日か、その夢を成就し、世間に認められると、その人は偉人や英雄として扱われる。まあ、ほとんどのケースが、変人で終わってしまいますが・・・^^;

私の元に届いた光とは、知人からの転職のお誘いでした。「大阪に出てこないか?田舎でくすぶっててもしょうがないだろう。」

地方の出版社で営業の仕事をしていた私にとって、思わぬお誘いでした。仕事は、全く経験のない、不動産業(このブログ内でも紹介しております)でしたが、都会で働いてみたいと思っていたことと、鈴鹿サーキットがいっきに近くなることで、即OKのお返事を。

大阪に出た私が最初にやったことは、馴染みのバイク屋を見つけることでした。乗っているバイクのメンテナンスももちろんですが、色々な情報を得るために何軒もはしごをして、とあるバイク屋と知り合うこととなります。最初に尋ねたのは、「大阪市内の連中は、どこに攻めに(バイクで走りこむこと)行くんですか?」という質問。

「そうよな~阪奈道路っていう峠もあるけど、ちと遠いわな~。あとは、南港あたりかな~。」

そう聞いて、近場の南港に行ってみると、確かにそれらしい連中がいたのですが、驚いたのは、攻めているのはたった1つのコーナー(カーブ)のみ。そのコーナーを単純に走り込んでいるだけで、道のアップダウンもなく、連続コーナーの切り返しもない、こんなんで楽しいのか?結局10分ほど眺めて帰ってしまいました。その場所には、現在はUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)が建っているようです。後日、阪奈道路にも行ってみましたが、コースとしては面白いのですが、交通量が多すぎて、日中は走れたものではありませんでした。結局、どうしていたかというと、500円払って、阪神高速環状線に乗り込んで、都市高速道路をグルグル回っておりました。後日、そのことを地元の友人に話したところ、それやると、覆面パトカーに捕まるからやめとけ、と言われました^^;

そんな話を、バイク屋でもしていたところ、

「今度、レース用のマシンのセッティングしにサーキットまで行くんやけど、ついてくるか~?その代り、バイク自走で来てもらうことになるけど。自走で来たバイクで、サーキット走れるように手配してやってもええで~。お金かかるけどな。」

ここのバイク屋さんは、自分でレーシングチームを持っていることは知っていたのですが、思わぬお誘いパート2でした。

「どこのサーキットですか?いくらかかるんですか?」超前のめりで聞き返しました。

「スズカや。お金は参加登録料で1万円。走れる時間はam10:00~pm4:00の6時間。どや?ついてくるか?来週の木曜日や」

断る理由なんてありません。しかも運良く、仕事もお休みの日。不動産屋は日曜は営業していますから、木曜日が定休日でした。

いざ、夢の鈴鹿サーキットへ発進!   明日につづく (*^^)v

2007年5月16日 (水)

夢の鈴鹿サーキットへ(2)

芸能界にデビューして、アイドルになりたい・・・そんな夢を持っていても、片田舎に引っ込んでいたのでは、可能性は絶望的に0%に近いでしょう。やはり、東京や大阪といった、都会に出て生活することが、多少なりとも可能性を上げることに近づくと思います。自分の持つ、夢に対しての物理的な距離を縮めるという努力は必要だと考えます。

峠の走り屋をしていた若者のほとんどが、プロのバイクレーサーに憧れていたのは確かです。しかし、少年がプロ野球の選手に純粋に憧れるのとは違って、半ばあきらめに近い望みでありました。年齢的にも、20歳に近い年齢で、世の中と自分の将来が、おぼろげにも見え始める年頃です。

私が走っていた峠にも、セミプロっぽい者は、おりました。田舎のバイク屋が、趣味で作ったレーシングチームに所属して、地方サーキットのレースに出ていたようです。さすがに、そういった連中の走りは、桁違いで、とても真似のできるものではありませんでした。速いのは確かに速いのですが、無謀とも思えるような走り方で、命がいくつあっても足らんな~と思いながら見ておりました。しかし、そんな連中でも、地方サーキットのレースで入賞するのは難しい、と言っておりました。そんな現実を目の当たりにすると、夢も、はかなくしぼんでしまうものです。

この峠には5年ほど通い詰めて、気がつくと『常連組』と呼ばれるようになっておりました。しかし、その常連組も、年を追うごとに入れ替わり、一人、また一人と峠を卒業していきます。プー太郎(無職)から社会人になる者、バイクから車に乗り換える者、理由は様々でしたが、確実に時間は流れていきました。そして、若者の夢は、現実という闇の彼方に埋没していったのです。

25歳も過ぎて、社会人として働いていた私が、休日のたびに峠をバイクで暴走しているのを知る友人のほとんどが、「えぇ大人が、何しとるんや~。いいかげん落ち着けや~。」と言ってきます。

言ってることは、わかるのですが、どうにもそういう物分かりの良すぎる大人にはなりきれずに、悶々とした日々を過ごしていました。そして、あるとき一筋の光が、私の元に差し込まれてきました・・・。明日につづく (*^^)v

2007年5月15日 (火)

夢の鈴鹿サーキットへ(1)

夢はあきらめなければ、いつかは叶うと信じております。それが100%望み道理の結果では無いとしても、自分なりに満足のいく形で、必ず成し遂げられる・・・今回はそういったお話。

20代のころに、バイクにはまりきっていた私は、レーシングスーツに身を固めて、峠の走り屋なんぞをしておりました。はたから見れば、単なる暴走族だったのかもしれません、当時ご迷惑をかけた地域住民の方には、この場を借りて謝罪したいと思います。

走っていた場所は、愛媛県松山市では、当時走り屋のメッカであった石手川ダム沿いの国道です。現在は松山市と今治市を結ぶ、幹線道路となってしまって交通量が飛躍的に伸びたため、そこでバイクを転がしている連中を見かけることはなくなりました。当時は、まだ今治市に抜けておらず、奥の村に通じるだけの行き止まり道路であったために、車も非常に少なく、走り屋の私設サーキットと化しておりました。

休日ともなると、バイクが50台以上は集結。ギャラリーも出てきて大賑わい。そこで各人が腕を競い合っておりました。暴走族と一線を画していたのは、集団で徒党を組んではいなかったこと。1人か、せいぜい3~4人でやってきた連中が、自然に集まっているだけで、その集団を統括する者はおりませんでした。しかし、そこにはきちんとしたルールが存在しており、新参者がやってきて、そのルールを犯した場合は、誰ともなく注意し、そのルールを守らないものは、追い返しておりました。

そのルールをちょこっとご紹介。

1 一般走行の車両は、追い越さないこと。後ろからあおる行為も禁止。

2 バイク同士の追い抜きも禁止。後ろに速いバイクにつかれて、かなわないと思ったら、ウインカーを出して、道をゆずること。

3 ゴミは所定の場所に捨てること。(ごみ箱を自分たちで設置してました。)

4 観戦している場合、コース上に一般車両や犬などがいるときは、速やかに走行中のバイクに知らせること。(パトカー・白バイが来たときは特に)

5 万が一の事故が発生した場合は、各人が分担して、通報・事故車両の撤去・介護を行うこと。

6 コース上に砂が浮いている場合は、全員で掃除をすること。(竹ぼうきが用意してありました)

こんな感じのルールが、暗黙のうちに徹底されておりました。誰が決めたとか、誰がするとか、そんなことは関係なく、自分自身がより安全に、走ることに集中できるように、自然と皆がそのルールに従っておりました。

しかし、残念ながら事故は起きます。年間に3名程は事故で亡くなっていました。やっていた行為自体がとても危険なことであるのは、各人とも十分認識していたのですが、どうしても死亡事故が発生すると、胸を痛めました。そして、なぜその事故が起きたのかを、集まっていた連中で、検証し再発を防ぐ話し合いがされていました。

バイクで走ることがとても楽しく、夢中になっていたことも確かですが、この場所に集まって来る人間の持つ、一体感が最大の魅力でした。名前も知らない、学生なのか社会人なのかもわからない、ただひたすらバイクが好き、そのことで結びついている一体感。とても純粋なものを感じていました。明日につづく・・・(*^^)v

 

2007年5月14日 (月)

三途の川が見えた瞬間(5)

お巡りさんの一人は、私を抱き起しながら「立てるか、立てるか?」と聞いてきます。もう一人は、無残にも道路の真ん中で横倒しになっている私の愛車を道路脇に移動していました。通常、バイクで転倒した場合は、頭部を強く打っていることがあるので、しばらくは体を動かしてはいけない・・・と教習所でも習ったのですが、私の場合は、いきなり抱えられて、立たされました(T_T)

膝にかなりの痛みを感じましたが、一時的なもので、数分で自力で立てるようになりました。お巡りさんは、妙にやさしい口調で、

「なんで、こけるんや~。こけんでもええやろ~。」と言ってきましたので、

「族車(暴走族の車)に追い回されとると思っとったら、いきなり背後からバカでかい音量で『止まれ!』って言われたら、誰でもびっくりしてこけますよ~ (/_;) 」

と、私も穏やかに会話を進めておりました。なぜなら、バイクを移動し終わったもう一人のお巡りさんの手には、赤いキップ帳がしっかり握りしめられていたからです。

「まあ、怪我はないようやな。バイクも、ほとんど壊れとらんようやし・・・まあ、よかったな。」

よくない。あんな怖い思いをさせといて、ふざけんな、という思いも赤いキップ帳が気になって、ぐっと言葉を飲み込みました。

「そんでやな~、自分 59キロオーバーなわけよ。実際はまだ加速しとったけど、速度違反は50キロ超が最高やから、120キロ近くでサイレン鳴らしたんじゃが、実際はもっと出とったで。なんでそんなに飛ばしとったんや。」

だ~か~ら~、あんたらのせいだって言うとるがな ^^;

「怖い車が、ぴったり張り付いてきて、追っかけられてると思いこんで、とにかく逃げないと何かされると思ったもので・・・。」

「本来なら速度超過で、12点ちゅうとこやけど、自分もこけとるし、今回はまあ、見逃してやるわ。」

そう言って、覆面パトカーは、逃げるように立ち去って行きました。後で聞いた話によると、そういった状況ならば、逆に訴えて裁判に持ち込んでも勝てるぞ、という事だったんですが、不思議と腹は立っていませんでした。どちらかというと、おもしろい経験ができた、といった感じで。バイクの損傷も、左側のミラーの交換だけで、クラッチレバーが微妙に曲がったのと、カウル(バイクを保護するプラスチックのガード)が、ズリズリの傷ものになったくらいで、すみました。

ヘルメットは、あごの部分が、5mmほど削り取られて、道路にこすれた部分がまっ平らになっていました。上着の防寒ジャンバーはぼろぼろ。いたるところで中の綿が外に飛び出ていました。一番驚いたのは、革つなぎの膝の部分。革が5重に縫い重ねられているのですが、最後の一枚を残して、すべて擦り切れておりました。ジーパンにTシャツ、おわんのようなヘルメット、そんな格好だったらどうなっていたことか・・・怖い怖い(*_*)

「備えあれば憂いなし」、バイクに乗るときは、極力軽装は避けましょう。衣服はお金ですぐ新品に変わりますが、ずりむけた自分の体はいくらお金を積んでも、すぐには元に戻りませんから(*^^)v

2007年5月12日 (土)

三途の川が見えた瞬間(4)

時速100km以上で、暴走クラウンから逃げ出すも、あっというまに追いつかれ、背後5mくらいに追いつかれた瞬間、怒鳴り声が・・・。道はちょうど高架橋の下りに差し掛かった、坂道でした。

「止まれ~止まらんか~~!!」 ありゃ?肉声ではありません。スピーカーを通した音声でかなりの音量です。そのバカでかい声に、一瞬体が硬直しました。チラリとバックミラーを見ると、クラウンのヘッドライトの間に、赤く点滅するランプが・・・???

一般国道を爆走していたために、万が一のことを考えて、指は常にブレーキレバーにかかっていました。しかも、私は根が素直なもので、止まれと言われれば止まるタイプです(嘘です)。すでにかなりパニック状態だったところに、びっくりも加わって、自分で思っている以上の力でブレーキレバーを握ってしまったようです。しかも、道路は下り坂、乗っているバイクはレーシングタイプで前傾姿勢(お尻が頭と同じくらいの高さでの、前のめりの運転姿勢)。一瞬で、目の前に地面が迫ってきました。急ブレーキのために、バイクの後輪が浮き上がって、前方に放りだされたのです。

地面に着地する前に、逆さまの画面でクラウンのバンパーが迫ってくるのが見えました。正直、クラウンに轢かれると思いました。クラウンが急ブレーキをかけて、タイヤのきしむ音が聞こえた時には、私はすでに道路に腹ばいになった状態で、氷のスケートリンクの上かと思うくらい、勢いよく滑って行きました。私の横を、さらに猛スピードで、火花を散らしながら、愛車が滑り抜けていきました。道路わきの縁石が、まるで列車の窓から風景を眺めている時のように、後方に流れ続けるのが見えていました。

実際に滑った距離は、30mほど。バイクはさらに20mほど先まで滑っていました。運が良かったのは、途中で障害物に一切接触することなく、道の上をすべって終わったことです。縁石や、ガードレールの支柱などに衝突していたら、命の保証はなかったでしょう。それと、レーシングスーツ(革つなぎ)にバイク用の防寒ジャンパーを着ていたことも幸いしました。実際の怪我は、軽い打撲のみでした。しかし、事故直後はショックと、膝の痛みで自力では起き上がれませんでした。

暴走族だと思っていたクラウンは、何と覆面パトカーだったわけです。パトカーから飛び出してきたお巡りさんが、私に駆け寄ってくる足音が聞こえました。

その後のやり取りは、来週のお楽しみ(*^^)v

2007年5月11日 (金)

三途の川が見えた瞬間(3)

20代前半の、とある日曜日。私は、隣町にいる友人の家に向かうべくバイクを走らせていました。その当時、バイクに、はまりきっていた私は、バイクに乗っているときでも、そうでないときでも、常にレーシング用の革つなぎに、ブーツとグローブという独特のファッションで生活をしておりました。あるとき、このスタイルで居酒屋に入った時に、「バイクに乗って来られたお客様にはお酒は出せません。」と断られた事があります。歩いてお店に来ていたのですが・・・。この姿でタクシーに乗ると、運転手さんから「怪我してない?病院とか行かなくて大丈夫ですか?」といつも尋ねられていました。バイクで事故でも起こしたと思ったんでしょう。私にとっては普段着なのですが^^;

日曜日の午前中、幹線の国道は車も少なく、絶好のバイク日和。見通しの良い片側2車線の大通り。気持よく愛車を走らせていると、前方左手の脇道に、ちょっと気になる車が、国道に出ようとしていました。真っ黒なクラウン。公用車やハイヤーによく使われるタイプなのですが、異様な殺気をかもしだしていました。こういった雰囲気は、言葉ではうまく説明できないのですが、獲物を狙う動物的な殺気、そういったものは理屈抜きに感じるものです。

その当時は、暴走族が一世を風靡していた時代で、レーシングタイプのバイクにレーシングスーツで完全武装して走っていると、よくそういった連中にからまれることがありました。からまれるのは、ほとんど夜間に走行している時だったのですが、後ろからあおられたり、信号待ちで横にピッタリ付けられて、シグナルレースを挑戦されたり、鉄パイプ振り回しながら追っかけてきたりと、そんな感じでした。日曜日の真昼間に・・・というのは初めてでしたが、用心するに越したことはありません。

私が通過した後、その真っ黒なクラウンは通りに出てきました。2車線道路なので、ゆっくり走ってやり過ごそうと、道の左側に寄って、制限速度で走行。今日は友人と約束があるので、妙な事にはかかわりたくない、というのが本音でした。しかし、そのクラウンは私を追い抜かずに後方にピッタリと張り付いてきます。いやな雰囲気です。試しにちょっと加速してスピードを上げてみました。すると相手もそれに合わせて加速、後方5mを維持して張り付いてきます。減速するとさらに相手も減速。どうみても、狙いを定めているとしか思えません。周囲には、他に通行している車もなく、ガラガラの道路なので、普通の運転手なら2輪車は邪魔なので、さっさと追い抜くはず。鷹に狙われた子ネズミ1匹、隠れる場所も無し・・・そんな状況でした。

そっちがその気なら、やるしかないか。最高速で言うと、2輪車は4輪車には、かないません。しかし、加速は2輪の方が、車重も軽いので圧倒的に有利です。いっきに引き離して、戦意を喪失させるか、信号で引っ掛かっていただくか、どっちしろ現状のままよりはましです。相手が、そのまま近づいてきて、バンパーでバイクのおしりをチョンとつついただけで、こっちは命取りです。

ギアをいっきに2つ下げて、スロットル全開。体が後方に引っ張られるのを、足でふんばりながら、猛ダッシュ。バイクは咆哮を響かせながら、空気を割るように突き進みます。いきなりのできごとに、クラウンは一歩出遅れた形で、案の定追っかけてきます。しかも、私に追いつこうという勢いですから、その排気音も尋常ではありません。後方から迫って来るその音を聞いただけで、ノーマルのクラウンではないことは、すぐにわかりました。改造車です。

私にとって不運だったのは、その道が数キロはつづく直線道路だったことと、はるか前方まで他の車両がまったくいなかったこと。車が詰まっていれば、バイクは脇をすり抜けられるので逃げ道がありますが、これではどうしようもありません。しかも走っているのは一般国道。スピードを出して逃げ切るにも、危険すぎて限界があります。メーターをみると、すでに速度は時速100Kmを超えようとしています。このとき願ったのは、速度取り締まりの検問とか、警邏中のパトカー、白バイさん、出てきて~~おねがい、お助け~~(T_T) といった感じ。

引き離したのもつかの間、クラウンはいっきに間合いを詰めてきます。100キロを超えた速度で、ま後ろにクラウンが迫ってきました。そして、次の瞬間、後ろから怒鳴り声が・・・明日につづく(*^^)v

2007年5月10日 (木)

三途の川が見えた瞬間(2)

完全に2足歩行する動物は人間だけです。そのため、人の足の大きさは、他の動物に比べてとても大きくなっています。人の足のサイズは、その人の顔の大きさと同じだと言われています。試しに自分の靴を、顔の横にもってきて鏡を見てみましょう、同じくらいの大きさのはずです。

2足歩行するには、とてもバランス感覚が必要で、足が大きくないと、そのバランスが取れないことにあります。それと、他の動物は天敵に襲われた場合、逃げなくてはいけないので、足を大きくできない。そのために、2足歩行ができないのです。足のサイズが大きいと、接地面積が広くなってしまいます。そうすると、地面との摩擦係数が上がってしまって、速く走れないのです。ですから、足の速い馬や、チーターなどの動物は、体の大きさに対して、足のサイズは極端に小さくなっています。そのかわり、モモの部分がとても発達しています。

話がそれてしまいましたが、私たちは普通に立っているだけでも、上手にバランスをとって倒れないようにしているわけですが、そのバランスを取るために大きな役割を果たしている器官のひとつに、眼があります。私たちの体は、視線の方向に自然と重心を移す特徴があります。

せまい路地を自転車で走っていて、向かい側から同じように自転車に乗って来る人がいた時に、こちらが右によけると、相手も右に、左にかわすと相手も左に、しまいにはぶつかりそうになる・・・そんな経験はありませんか。これは、双方がお互いを見てしまって、見た方向に重心が移動するため、ぶつかってしまうのです。こういった状況では、自分が意識的に、道の左側をみて、相手を視界には捉えていても、見つめないようにすれば絶対ぶつかりません。

バイクでの事故回避の時も、同じ理屈で大事故を回避できます。車や障害物にぶつかりそうになった場合、その障害物を見てしまうと、吸い込まれるようにそれに向かって突進してしまいます。ですから、その場合は回避先の安全地帯を常に見続けるようにします。オートバイのレースを見ると、レーサーは常にカーブを曲がるときには、曲がる先に顔を向けています。バイクはまだ直進しているのに、頭は左を向いている、そんな感じですね。

Untitled

明日は、そんな理屈を体で学んだ体験談「三途の川が見えた瞬間」の本題に迫りたいと思います(*^^)v

2007年5月 9日 (水)

三途の川が見えた瞬間(1)

19歳の時からバイクに乗り始めて、はや20年近く・・・その遍歴をご紹介いたします。

まずは、乗り継いだバイクをご紹介。現在乗っているバイク以外は、写真がありませんので、画像の見れるホームページをリンクしてあります。

FZ250RG250γVFR400RFZR400RRSP(3TJ7)→TZR250R

004

これが、現在の愛車です。10年以上前に生産された中古車ですが、とても元気に走っております。19歳の時からお世話になっている、「オートバイク ショータ」さんで、整備してもらって新車のように生まれ変わりました。ショータさん自身のホームページがないので、情報を掲載しているページをリンクしています。このリンクページは、私のホームページではありませんので、お間違えなく^^;

最初に三途の川を見たのは、初めてバイクを買った時。まだ大学生だったのですが、親に内緒でローンで買いました。バイクはFZ250。このとき購入したお店はショータさんではなかったのですが、その後の整備はすべて面倒をみてくれました。契約から納車まで、約1か月待たされて、やっとご対面。天にも昇る気持で、エンジンをかけるとスムーズな吹け上がり。やった~~これで、自分の愛車が手に入った!と大喜びで、バイク屋を出発。どこに行くとかは、決めていなかったんですが、とにかく乗れるだけで大満足。

免許取り立てで、はじめて路上に出たわけですから、おっかなびっくりで、とにかく出発。ちなみに、2輪車の教習は路上教習はありません。全部教習所内の庭を走るだけです。つまりは、時速30km以上出した経験は、なかったわけです。しかし、購入したバイクは、レーサータイプの高回転エンジンを搭載した超レーシングタイプ。店から飛び出して、スロットルをキュっと回したとたん、体が後ろに飛ばされるかと思うほどの加速が・・・。

バイク屋の前の大通り、バイク屋から西に50m行ったところにガソリンスタンドがあるのですが、ちょうどそこから赤い軽自動車が通りに出てきました。今なら、あたり前に止まれる距離とスピードなのですが、その時は気がついたらバイクが車の横っ腹に突き刺さってました。もちろん私は路上であおむけに、天をあおいで真っ青な夏の空を見つめておりました。おかげさまで、私に怪我はなかったのですが、新車のバイクは50mでボロボロ。

とりあえず、50mバイクを押してバイク屋に逆戻り。店員さんが、「あれ~なんか調子悪いとこありましたか・・・うげげ~事故ったんですか~!まだ10分もたってないのに~!」と絶叫していました。修理代は軽自動車の方が出してくれたので、損失は何もなかったのですが、1か月待ちに待って、やっと手に入れたかと思ったら、10分でお別れ。その後修理でさらに2週間ほど待たされることに・・・(T_T)

ちなみに、当時私は親と同居していましたので、内緒でバイクを買った事は、数ヵ月後すぐにバレました。バイクは家の近くのマンションの駐輪場に止めて、隠してあったんですが、まだ社会的なシステムがよくわかっていないお子様でしたので、車両税の納付書が送られてくるなんて知らなかったのです・・・・・・まあ、事後承諾で許してもらったのですけどね^^;

2007年5月 7日 (月)

面接裏事情(2)

ゴールデンウィーク中は掲載をお休みさせて頂いておりました。本日より再開いたします<(_ _)>

まずは、前回のペーパーテストのお答から。

(1)新潟・富山・岐阜・静岡・山梨・群馬   日本のヘソと言われるだけあって、隣接県も多いですね。

(2)1000分の1倍   1kmは1mの何倍か・・・なら1000倍ですが、ききかたが逆ですからこうなります。

(3) (解答例)「その件に関して、協力するのにやぶさかではない。」 よろこんで~する。という意味なのですが、実際にこの言葉を耳で聞いたのは過去に1回しかありませんが^^;

(4) この問題は、有名なアインシュタイン博士の唱えた、相対性理論の問題です。まず、間違った答えとしては、「光速より速く見える」です。もともと光速より速いものはないのですから、これはありえません。やや、おしい答えとしては、「速すぎて見えない。」・・・現実問題としては、確かにそうでしょう。時速100kmで走行する特急列車ですら、踏切の前で見ているとかなり速くて、車内の人を確認するのは難しいですから、光速で走る列車の中が見えるとは思えませんが、そう答えてしまうと問題自体が成立しません。正解は「外から見ている人から車内の人を見ると、列車が光速になった瞬間から、時間が止まってしまうのでマネキンのように固まってしまって、まったく動いていない状態に見える。よって、ボールを投げる姿は見えない。」というのが模範的な解答です。でも、実際はボールを投げているわけですよね。これはどういうことなのか。ここが、相対性理論のキモです。つまり、動いているものの中の時間と、止まっているものの中の時間は同じではないという理論なのです。では、ボールを投げた行為はどうなるのか。それは、その列車が駅に止まろうとして減速を始めた瞬間(光速でなくなった瞬間)から、いきなりビデオテープを早送りで見ているように、いっきに時間が進み始めます。そして、その列車が停止した瞬間に、両者の時間は元に戻ります。俗に言うウラシマ効果というやつで、玉手箱を開けた瞬間におじいさんになってしまうようなものです。

以上が、ペーパーテストの正解ですが、すべて正解できた人は、私が知る限りおりません。もちろん前回も言ったとおり、正解できる人を求めているわけではありませんから、それはいいのですが、一番つまらないのは答えがわからないからといって、白紙で何も書いていない答案です。入試ではありませんから、答えの書き方一つを取って見ても、自己アピールの場であると考えてください。

間違っているけれど、印象に残った解答。

(1) 沖縄以外はすべて陸続きとなったので、どこからでも長野県に入れます。

(2) 問題を書き間違えていませんか。1kmは1mの・・・ではないでしょうか?

(3) 「そこに通じる藪の道は、まっ平らなので、やぶさか(坂)ではない。」

(4) ボールがあまりの速さのため、火の球ボールになって燃えてしまう。

わからないなりにも、何とか答えようとする姿勢が大切です。わからないから何も書かないというのでは、実際に仕事に就いた場合でも、難しい事に直面したら逃げてしまう、失敗を恐れて何もしない、そういう人物像でとらえてしまいます。ウケをねらって答えろ、とまでは言いませんが、自分なりにそこで自己主張して欲しいものです。そのペーパーテストの解答を見た上で、面接に入りますからね^^;

明日は面接でのポイントをお話します (*^^)v

2007年5月 2日 (水)

面接裏事情(1)

6~7月は転職の最盛期を迎えるわけで、5月はその準備期間とされます。逆に、転職が少ない月は、3~4月、8月、12月です。春先は、新卒者が大量に社会進出しますので、求職自体が少ない、8・12月はボーナス月なので、もらってからやめる人が多いためです。6~7月に転職が多いのは、よく言う5月病というやつで、新卒者が、入社してみたけど思ってる会社と違っていたとか、人間関係に不満を持ち始める時期で、退職者が多く出る月だからです。

私は、とある会社で営業職と事務職の面接官をしていたことがあります。その時のお話をしたいと思います。これから、転職を考えている人は、参考にしてください!(^^)!

まず、大きな会社は必ず面接時にペーパーテストを実施します。表向きは、一般常識の有無を問うものですが、実はそんなものを見ているわけではありません。もちろん、高得点に越したことはないのですが、学校の入試じゃないんですから、ふつうの会社で働く上で、数学や国語の知識を必要とする場面は、ほとんどありません。しかも、テストの内容は、一般常識的に見えて実はものすごく難しい問題だったり、すごいひっかけ問題だったりします。もちろん、面接官をしていた頃は、テストも私が作っていました。

どんな問題を出していたか、ちょっとご紹介しますね。

Q1 長野県に隣接している都道府県をすべて答えなさい。

Q2 1cmの100倍が1mです。では、1mは1kmの何倍でしょう。

Q3 「やぶさかではない」という言葉を使って、短文を作りなさい。

Q4 時速80kmで移動する電車の中で、進行方向に向かって時速100kmでボールを投げると、電車外の地上で見ている人からは、ボールは時速180kmで動いているように見えます。現在、我々の住む世界では光の速度が最も速く(秒速30万km)、それ以上の速さのものは無いとされていますが、仮に光速で移動する電車があるとして、その中で進行方向に向かって時速100kmでボールを投げると、電車外の地上から見る人には、ボールはどう見えるか答えなさい。

問題の答えは、明日お知らせするとして、なぜこんな問題を出すのか?それは、落とす時の理由にするためです。実際、面接の際に重要視するのは、学歴や知識ではありません。もちろん、技術職や他の職種ではどうかわかりませんが、事務・営業職に関しては、着眼点がちがいます。履歴書も提出してもらいますが、書かれている学校を本当に卒業しているか確認したこともありませんし、以前の職歴に書かれている会社に問い合わせたこともありません。

ただ、中に不採用になった人から、「なぜ自分が不採用なのか、その理由を明確にお答えいただきたい。その内容によっては、社会的差別や人権侵害で訴えるぞ。」などと、難癖をつけてくる輩がいるんです。そういう人に、「こんなお粗末な得点では、当社としては採用できません。」ときっぱりお断りするための材料とするのです。もちろん、ほとんどの人がお粗末な点数なのですが、他の人の得点を公開する義務はありませんからね(*^^)v

じゃあ、何を持って 採用・不採用を決めるのか。明日のお楽しみ !(^^)!  

2007年5月 1日 (火)

謎の大家(3)

会社の中に入ると、一応社員の方々はスーツを着ていらっしゃるのですが、坊主頭だったりパンチパーマだったり、なかなか圧倒される雰囲気だったのですが、物腰は非常に丁寧で、

「どぅぞ。奥で親父・・・いや 社長がお待ちかねっす。ささ、こちらへ。」

奥の部屋に入ってびっくりしたのは、床にトラの敷物があったことです。テレビや映画ではおなじみですが、まさか本当に敷いてあるとは^^;

まあ、ここまで書けばお分かりかとは思いますが、大家さんはその筋の方であったわけで、正直マンション経営していることに驚きました。しかも、そのマンションはとても良心的で、家賃も比較的安く、入居者からのクレームも即対処する、模範的な大家さんだったのです。組・・・いや社長とお話をしていると、その件に関しての話題が出ました。

「まあ、今のご時世、切った張ったでは、おまんま食えんのですわ。ある程度の、固定的な収入をきちんと確保せんと、会社が成り立たんっちゅう訳でしてな。ただ、一番心配なのは、大家が実はこんな商売やと知れてしまうと、入居者が付きまへんやろ。ですから、お宅様のような信頼のおける業者さんに、表に立って頂いとるちゅうことで、いつも感謝しとるんですわ。ですから、入居者とのトラブルが一番怖い。大家に文句言いに出向いたら、事務所やったじゃ、元も子もないですさかいな~。」

なるほど。ある意味で、普通の大家さんの方が、ケチだったり理屈が通らなかったりすることが多いのに、逆にめちゃくちゃ良心的である裏には、そんな苦労があったとは^^;

話の中で、「今のご時世、素人さんのほうが、ごっつえげつない事しよるですよ。うちらは、下手打つと、お上に会社ごと持っていかれてしまいますさかいな~がはは。」

そういうことも、事実ありですよね~。世の中の複雑なしがらみを垣間見た一瞬でした(*^^)v

2007年4月30日 (月)

謎の大家(2)

悪徳不動産屋という言葉はよく耳にしますが、悪徳大家や悪徳客も、実はたくさん存在します。悪徳客?と驚かれるかもしれませんが、いるんですよ そういうお客さんが。

悪徳客の一例

不動産屋は駅前に店舗を構えることが多いので、タクシー代りに利用する客がいます。自分が今から向かおうとする目的地の最寄りの駅まで電車で行って、駅前の不動産屋に飛び込み、目的地近辺の物件がないか尋ねます。あれば、即案内してほしいと言って、車で物件を見に行きます。物件を見た後で、「近辺の環境を見たいから、今日はここでいいよ。」と言って、現地で別れます。もちろん来店時に記入してもらう顧客情報は全部嘘っぱちです。

あと、美人局(つつもたせ)的な客もいます。若くてちょっと派手目な女性客が一人で来店したときは注意が必要。マンションなどの物件を案内する場合、密室で2人きりになる事が多いので、実際何もなくても、後から強面のお兄さんと一緒にやってきて、この前襲われかけたなどど、難癖をつけてくることがあります。普通は、逆に襲われたら怖いという気持ちから、若い女性の場合は、知人の男性と2人で来店したり、友達を誘ったりして複数で来店するものです。女性客が一人で来た場合は、物件の案内時に、店の女性事務員を同行させたりして、トラブルを避けたりします。

悪徳大家の一例

賃貸物件の場合、最初から室内に設置されている機器の不具合が発生した場合、入居者の不注意で壊さない限り、修理・交換は大家の負担となります。蛍光灯などの消耗品は別ですが、エアコンやガス給湯器、換気扇、集合テレビアンテナなどが、この対象となります。しかし、こういった機器が故障しても、頑として自腹を切らない大家がいます。そういった大家の物件を管理していると、不動産会社は入居者と大家の板挟みとなり、かなり苦労します^^;

中には犯罪ぎりぎりの大家もいます。一等地に立つ、オートロック付きのワンルームマンション。テレビなどでも大々的に宣伝をしていたマンションで、大阪市内に10棟ちかく建設されていました。大家は個人ではなく、会社名義だったのですが、当時同業者のなかでも、有名な悪徳業者でした。手口はこうです・・・敷金・保証金・共益費は普通の額なのですが、家賃が破格に安い。しかもきれいな物件で、交通の便も良いため、お客さんを案内すると、ほぼ100%即決で決まります。しかし、世の中そんなにおいしい話は転がっておりません。家賃の値上げは、法的に規制されていますから、極端に値上げをしてしまうと裁判沙汰になります。しかし、共益費に関する法規制は、当時ありませんでした。ですから、入居後数カ月すると、入口オートロック機能の修理だとか、外装の塗り替えだとか、様々な項目をもってきて、共益費がガンガン上がります。しまいには、家賃を追い抜くくらいの額まで跳ね上がります。そこでたまらなくなって、入居者は引っ越します。その場合、敷金もほとんど戻ってきません。つまり、この大家は安い家賃でお客を釣って、共益費を吊り上げて数か月で追い出してしまう。入居時の敷金・保証金でガッポリ稼ぐ・・・という方法です。

そういった、裏知識も頭に置きながら、例の謎の大家の元を訪れました。3階建てのビルだったのですが、入口にはテレビカメラが・・・・・・。よく見ると、1階の窓にはすべて、頑丈な鉄格子が・・・・・・・。いやな予感がする (T_T)

つづきはまた明日 (*^^)v

2007年4月28日 (土)

謎の大家(1)

ココログのブログは、各記事ごとのアクセス数を見ることができるのですが、私のブログ内において、ダントツのヒット数を誇っている記事が、『3分で激ウマカレーを作る方法』です^^;

思わぬ記事が人気なので驚いております。次に多いのが不動産関係の記事。やはり、身近な話題の方が、読んで頂いている方の興味を引くということでしょうか。そこで、ふたたび不動産業界の裏側をご紹介 !(^^)!

不動産会社と大家さんの関係には、大きく分けて3つのパターンがあります。仲介・管理・完全管理の3つです。それぞれの違いを簡単にご説明します。

「仲介」  これは、単に入居者に物件を紹介するだけで、賃貸契約書は作りますが、入居してしまった後は、不動産会社は基本的にノータッチです。家賃の支払いや、入居後のトラブルも、入居者と大家で直接交渉していただきます。

「管理」 これは、入居後の家賃管理や共益部分の管理も不動産会社が行います。入居後は、不動産会社とすべて交渉するケースとなります。

「完全管理」 このケースは特殊ですが、マンション等の部屋を不動産会社が全部借り上げます。つまり、大家にしてみたら仮に空き部屋があっても、家賃が入ってくることになります。不動産会社がマンションをまるごと借り上げて、そこに客を付ける形となります。

ケースごとに、不動産会社に入ってくる手数料が変わってきます。仲介の場合は、仲介手数料しか入りませんが、管理だと仲介手数料以外に管理費を大家に請求します。完全管理の場合は、家賃そのものを設定できますから、大家から月10万で借りて、入居者には12万で貸すといった具合に、家賃収入も見込めますが、空き部屋が多いと赤字になります。

今回のお話で出てくる大家は、管理物件の大家さんです。管理物件の場合だと、入居者の方が大家と直接顔を合わすことはほとんどありません。というか、大家さんが入居者との間で何らかのトラブルが発生しても、直接かかわりたくないという場合に、大家さんが管理費を払って、不動産会社に任せるわけですから、当然です。

管理している物件の大家さんには、毎月報告書を作成して、現況を伝えます。入退去の予定、家賃滞納者の状況、共益部分でかかった経費(蛍光灯の取替・清掃など)。これは、当時店長を任されていた私の仕事でした。しかし、ある大家さんだけは、社長が直接出向いて行って、私はカヤの外です。報告書は私が作るのですが、なぜか行かせてくれません。大家さんは個人ではなく、会社名義のマンションだったのですが、逆にそういった物件の方が、ビジネスライクに話ができるので、簡単なはずなのに・・・何かある。絶対何かある。そして数か月後・・・

「そろそろ、丸矢商事(仮名)さんの月例報告、行ってもらうかな。」

社長のこの言葉で、謎の大家さんとご対面することに・・・来週につづく(*^^)v

2007年4月27日 (金)

実録 振り込め詐欺(2)

安易にお金をだまし取ろうという手合いには、あまり頭がよろしくない連中が多いのは確かなのですが、まずは深入りしない事です。私の場合、怒り爆発でいくらか冷静さを欠いていたため、長々と会話を続けましたが、本来は即電話を切りましょう。法的な手続きは、必ず書面でなされるもので、口頭で済まされることはありません。また、仮に書面で金銭を支払えと要求するものが届いた場合でも、心当たりがなければ応じないこと。心配ならば、市役所や区役所、警察署などに相談窓口がありますので、そちらに出向きましょう。

では、昨日のつづきです。

「債権の譲渡と、おっしゃいましたが、譲渡には色々な制約があるのはご存知ですよね?そちらは金融の専門なんですから。」

「はい、正当な手続きの下で、譲渡は完了しております。さっそくですが、今からお伝えする口座に12万を・・・」

まだ、食い下がってきます。あきれたものです。相手の知識をちょいと確認^^;

「では、登記はすでに済んでいるということですね。」

「と・う・き?冬季?投棄?陶器?」

「いいですか、債権の譲渡は、法務局の登記が必要ですよ。ですから、早速ですが法務局に出向いて、その内容をこちらで確認させていただきます。更に言わせていただくと、その登記には、債務者・・つまり私の同意が必要なはずですが、それがどのような形でなされたのか、調べさせて頂きます。場合によっては、逆に文書偽造などの罪でそちらを訴える形にもなろうかとおもいますが、覚悟して下さいね。」

相手は、もう何も言いませんでした。だんまりです。

「あのね。人をだまそうと思うなら、もうちょっと勉強しなさいよ。しっかり勉強したうえで、掛け直して来い、このボケが!」

そう言って、電話をブチ切りました。残念なことに2度と掛ってはきませんでした。

現在でも架空請求詐欺は、横行しています。手口も巧妙になりつつあるということなので、くれぐれもご用心を^^;

汗水たらして働いて、一生懸命稼いだお金を、こんなアホな連中にくれてやるなんて、もったいないの極地です。事実、支払ってしまう人が後を絶たないため、こういった連中が相変わらずはびこってしまうのです。被害にあう前に、お金に関する知識を身につけておきましょう。(*^^)v

2007年4月26日 (木)

実録 振り込め詐欺(1)

数年前に、実際に私のところに振り込め詐欺の電話がかかってきました。その時の内容をご紹介したいと思います。

電話に出ると

「真衛門さんですね。こちら腹黒金融(仮名)ですが、今回あなた様の借金を当社で1本化して欲しいとの、債権者の方からのご依頼がありまして、すでに一本化いたしました。つきましては、今後のご返済は当社の口座に振り込んでいただく形になります。」

はあ?なんじゃこいつは? これが噂の振り込め詐欺か。「お金をあげる」と言われるとむちゃくちゃうれしいのですが、「金を払え」と言われると、その50倍くらい腹が立ちます。思わず、

「借金なんかない!ふざけんな!」と電話をブッチ切ってしまいました。まあ、クレジットカードで分割購入した物とかもあるので、正確には借金がない、とは言えないんですが、明らかに相手が嘘を言っていることがわかったので、その行為自体にブチ切れておりました。でも、電話を切った後で、もうちょっと、とっちめてやればよかったな~と、微妙に後悔しているところに、カモがネギしょって電話してきました。

「真衛門さ~ん。電話切らないで下さいよ。重要なお話なんですから。」

相手の割と丁寧な話し方に、逆に小馬鹿にされているようで、怒り度数は更に跳ね上がったのですが、ちょっと遊んでやることにしました。

 「じゃあ、お伺いしますが、債権者とは、どこの金融会社さんですか?こちらでも確認しますので、おっしゃって下さい。」

「いや~それは、申し上げられません。そのうち、債権者さんの方から直接ご連絡があるかとは、思いますが、個人情報ですので・・・。」

おい!本人が自分の個人情報をなぜきけないのか?他人に漏らすのは問題としても、本人相手に話していて、個人情報の漏洩もクソもないだろうが。個人情報という言葉の響きだけで、何でもごまかせると思っているのが、手に取るようにわかります。

「では、確認したいのですが、私の負債を御社が全額肩代わりしてくれたということですか?」

「はい、そうです。すでに、債権者の方には、当社が支払いを済ませております。ですから、真衛門さんは、今後当社に対して今まで通りの金額をお支払いいただくだけで結構です。しかしながら、初回のみ一本化の手数料等がかかっておりますので、12万円振り込んでいただく形となります。」

出たな。それが本音か。そっちがその気なら・・・。

「いやいや、お手数をおかけしましたね。代位弁済していただけるなんて。もちろん金融関係のお方ですから、代位弁済、ご存知ですよね?」

「え・・えぇ。うちが真衛門さんに代わってお支払した・・・ということですよね・・・。」

「分って頂いておれば、こちらも安心です。おかげで、借金がなくなりました。ありがとうございます。何もお礼はできませんが、まあ そちらが勝手にしたことですから、しょうがないですね。本当に助かりました。」

「ちょ・・ちょっと 何言ってるんですか。ですから支払いを・・・。」

「債務者の承諾なしの代位弁済に債権は発生しませんよ。単に私の負債が消滅しただけです。ご存じだって言ったじゃないですか。」

「いや、債権を譲渡したってことですよ。ですから、こちらに債権があるわけです。」

「ほほ~債権の譲渡ですか。それは代位弁済ではありませんね。それなら、それでお話は変わってきますね。」

ここからが、追い込みの本番です。つづきはまた明日 (*^^)v

2007年4月25日 (水)

クロサギを見て

TUTAYAのレンタルで、『クロサギ』を観ました。詐欺師のTVドラマだったんですが、詐欺の手口としては、どうしてもTV放映用ということで、けっこう穴だらけだったんですが、恋愛ドラマとしては結構おもしろかったです。

推理小説を書く 小説家の方は、完全犯罪とかをテーマにした場合、「必ずどこかに絶対実行不可能な要素を盛り込んでおくことが、小説家のモラルである」、と巻末の評論の中に書いてありました。まあ、そうでしょうね、真似する人が出てきたら困りますもんね^^;

しかしながら、貴志祐介作の『青の炎』を読んだ時は、衝撃が走りました。この作品は映画化もされていますが、小説の方を読んで下さい。読み進めていくと、この作者は本当に人を殺した事があるんじゃないか?と思われるくらい、犯罪を犯すものの心理が克明に描写されています。読んでいて、心理的にとても怖くなってきます。さすがホラー作家の書く推理小説は一味違うな~と感心します。

この小説では、自然死にみせかけて義父を殺す計画が中心なのですが、このとおりにやれば、完全犯罪が成立するんじゃないか?と思わされてしまいます。一応、巻末の解説の中に、実行しても、法医学的には見破られるとは書かれているのですが、これも検死をすればの話で、そのまま葬儀が行われてしまったら・・・怖い怖い(-.-)

詐欺の話に戻りますが、詐欺が悪質なのは人を裏切ることにあります。窃盗や強盗は、見ず知らずの人がいきなり襲いかかってくるわけですが、詐欺は相手を信用させることから入りますから、お互いを知っているというのが、他の犯罪と違うところ。もちろん、法的にも罪はかなり重くなります。

それと、仮にお金をだまし盗られた後で、犯人が捕まっても、お金が返ってくる保証はありません。警察が犯人を捕まえて検挙するのは、刑事告訴であって、その人の罪を問うものであり、被害者の救済のためではありません。盗られたお金を取り返すには、別に民事訴訟を起こす必要があります。その場合、犯人が盗ったお金を、自分の借金払いとかに当てて、すでに持っていないような場合は、犯人に財産でもない限り、全額を一括で取り返すことは不可能になります。

自分で苦労して貯めたお金を、誰かに手渡す場合は、事の如何にかかわらず、信用のおける人に必ず一回は相談しましょう。もちろん、お金を渡す相手に相談したってだめですよ・・・相手が詐欺師なら特にね ^^;

2007年4月24日 (火)

不良学生との集い(4)

人が生まれ持っているエネルギーは、ほぼ同等だと考えます。まあ、中には天才的な人もおりますが、これは例外として・・・。あとは、そのエネルギーをどういった方向に、放出するかで他人の評価が変わってきます。あくまでも、他人の評価ですから、自分の信じる道を突き進むというのも、ありなんでしょうが、我々が一つの社会の中で生活している限り、他人の評価を無視することは難しい事です。裁判での有罪判決・・・これも他人の評価の一つです。

不良学生の彼らは、そのエネルギーをどこに放出したらよいか、暗中模索の状態なのです。人は誰しも、自分が所属する小さな社会において、自分の存在意義を意識します。その存在が、否定されると結果的に本人にとっても、その周囲にいる人にも悲しい結末となります。奇妙キテレツな風貌をするのも、ひとつの存在アピールなわけで、別の場所にきちんと居場所を作ってやれば、意外に元に戻ったりします。

中学校の数学は、中2までのレベルであれば、小学校の算数の能力で解くことが可能です。逆に言うと、小学校で学習する算数は、思っている以上に高度なことをやっているわけです。小・中の違いは、解き方にあるだけで、問題の質は変わりません。

テストの結果は、残念ながら100点はおりませんでした。しかし、さすがに中学生ですから80点や90点がほとんど。これが、彼らにとってうまい具合に刺激となりました。今まではテストとなると、10点とか15点しか取れなかったのが、思わぬ高得点となったため、

「先生!もう1枚やらして。今度こそ100点取っちゃる。」

小4のテストである、なんて事は些細な事です。基礎はここから始まるのです。彼らはこのペースで小4・小5・小6・・・と毎回授業の度にステップアップしていきました。教室内での座席も、最前列に5人が横並びという状況に自然となっていきました。そして数ヵ月後・・・学校でドンケツ争いをしていた子供たちが、数学に限ってのことではありますが、学年順位が真ん中より上になりました。本人たちも大喜びです。何かに自信を持つと、人は変わっていきます。

残念だったのは、頭の色が自然に黒に戻ってしまった事です。まっ金金のままトップを目指して欲しかったのですが、まあこれも自然の成り行きでしょうか。結果的に彼らは通常のクラスに編入されなおされました。(*^^)v

2007年4月23日 (月)

不良学生との集い(3)

昔の不良は、長ラン特攻服にボンタン(すその長い学生服とダブダブのズボン)だったのが、短ランになったり、やたら又下の短いズボンになったりと、流行で変化するようですが、眉毛を剃り落としたり、こめかみを剃りこんだりというのは、いつの時代も同じようで、これは、むか~し昔、歌舞伎役者が表情を端緒に現わすためにやったことだそうで、ある意味では、日本の伝統芸能を守り継いでいるのかもしれませんね^^;

では、前回からの続きとなります。

頭を金髪にしても何も言われなくなる方法・・・。

「まず、なんで頭が金髪やと怒られるか考えてみ。これは、頭がまっ金金の奴が、学校でアホなことばっかりするからじゃ。しかも成績もほとんどアホレベル。スポーツに打ち込むでもなく、金髪でうろつくだけ。やから、金髪=アホ と思われるんよ。ほんとうに金髪=アホやったら、アメリカとかアホの巣窟の国っちゅうことやぞ。」

「僕ら、なんもしとらんのに、学校の先生は、いきなり怒鳴り散らしたりするやろ。むかつくんよ。」

「それは、お前らの先輩がアホやったから、同類に思われるんよ。お前ら自身で変えていけばええやないか。たとえば、お前らが勉強で常にトップクラスを維持しとってみい、頭ええやつは皆金髪とかになってきたら、校則も変わるわい。」

なんとなく言いたいことは伝わり始めたのか、話も聞くし、意見も述べるようになってきました。会話が成立し始めた証拠です。

「成績トップ?ぜったいムリムリ。それに勉強おもろないもん。」

「お前らは、自分の能力に気がついとらんだけよ。頭金髪にした時点ですでに、お前らはものすごい事を成し遂げとるんぞ。頭金色にする勇気をもっとる奴は、そうおらんよ。」

生徒の中に、プロ野球マニアの子がいたので聞いてみました、

「打席に3回立ちました。そのうちヒットは1本です。打率はいくら?」

「3割3分3厘」 即答で返って来ました。

「じゃあ、トータル12打席立って、3本ヒットなら?」

「ちょい待ってな・・・・・・・え~と2割5分」

その生徒は、ちゃんとノートの端に計算しておりました。

「じゃあ、ここに赤い玉が9個あります。そこに白い球を3個入れました。白い球は全体の何%でしょう?」

これも即答で返ってきました 「それは、わからんよ先生。」

「安心しろ。お前らはやればできるよ。ただ、何をどうやったらいいかが、まだわかっとらんだけよ。じゃあ、そろそろ盛り上がってきたところで、いきなりやがテストでもやるかの。」

持ってきていた、テストの束を机に広げたとたん、生徒達から落胆のため息がもれました。まずは、ここからスタートと、事前に準備していたプリントです。

「このテストで、100点取れたら、今日は帰ってよし。」

テストで100点と聞いたとたんに、彼らは絶望的な顔つきになりました。がんばっても10点そこそこしか取れない彼らですから、それも当然でしょう。

「そう、落ち込むな。ちなみにこのテストは、小学校4年生の算数のテストじゃ。」

そう聞いたとたんに、彼らの目の色が変わりました。

「4年生~。100点でほんとに帰ってもええの?あとで、やっぱりダメは無しやで~。」

「先生は嘘は言わん。」

そして、机にかじりつくようにして、5人はテストにのぞみました。やる気マンマンのその姿勢を見て、明るい兆しが垣間見えたような気がしていました。明日につづく・・・(*^^)v 

2007年4月21日 (土)

不良学生との集い(2)

授業初日。教室に一歩足を踏み入れて、思わずのけぞりそうになったのは、強烈な刺激臭でした。男性用のヘアトニックと女性の化粧の臭いが入り混じって、鼻を刺すような臭いが充満しておりました。

生徒5人は、中一男子3名 中二女子1名 中三女子1名の5人です。学年も学校もばらばらですが、学力のほどは同等です。お互いが知らぬ者同士のせいか、互いに牽制し合っていて、教室内は静かなものでした。

まずは、教壇に上がり、机の前に腰かけて、全体を見回してみました。教室の隅っこに隠れるように各人がバラバラに座り、髪をなでつけたり、コンパクトを出して化粧してたり、まあ想像したとおりの状況でした。正直何から手を付けるか、このときもまだ自分では決めかねていました。しばらくぼんやりと生徒たちを見回していると、女生徒の一人が、

「せんせ~勉強せんの~?」とまったくやる気のない声で問いかけてきました。

「あ~まあ、そんなにあせらんでも 今日はのんびりやる。その気になったら勉強でもすればいい。」何も考えずに、正直思ったままを口にしていました。すると、男の子が

「勉強せんのやったら、外に遊びに行ってもええ?終わる頃には戻ってくる。」

相手も、正直な答えを返してきました。戻ってくる・・・てのが、まだかわいいですが^^;

「だ~め~。時間までは教室から一歩も外には出さん。その代り、まあ いろいろ話そうや。」 まずは、お互いを知ることから入ることにしました。広い教室の隅っこにバラバラに座っている状態では、話しにくい面もあったのですが、前に来ることは強要しませんでした。私のことが気に入れば、自然と前に近づいてくるはずです。授業をするたびに、少しずつでも、教壇に近い席に座ってくれるようになればいいし、ある意味それが、ひとつのバロメーターになるな、と考えておりました。

「野郎3人は、3人とも頭 まっ金金やな~。先生が中学の頃は全員坊主頭やったから、髪を染めるなんて事は、考えもせんかったの~。それが今の流行りか?」

髪を染めていることを注意するような口調ではなく、珍しいものを見て思わず聞いてみたといった感じで、声をかけてみました。当然の如く、学校ではかなりそのことに対して注意を受けているようで、3人とも学校に対して不満の声をあげていました。

「頭金髪でも、何も言われん方法があるがの~。というか、逆に校則で、生徒は頭を金髪にするように・・・。なんてなるかもしれん方法があるんやがの~。」

それまで、そっけない態度だった男の子も、この話には飛びついて来ました。

「そんなん、あるはずないやん。先生が嘘言うたらいかんで~。」

「嘘は言わんよ。こうすれば、ええのよ・・・・」

つづきは月曜日のお楽しみ (*^^)v

2007年4月20日 (金)

不良学生との集い(1)

私が学習塾の講師をしていたときのお話。

私の勤めていた学習塾は、大手の進学塾ではなく、中堅クラスの塾でした。そのため、生徒の層も、学校での成績でいうと中くらいの生徒がほとんど。中には、トップクラスの子供もいましたが、それは例外的なもので、逆に最下位争いを繰り広げている子供も珍しくはありませんでした。

塾は公立の学校とは違って、私企業であり、利益を追求する組織ですから、最下位争いをしている子供でも、入塾を希望すれば受け入れます。ただ、問題となるのは、成績の善し悪しではなく、素行が悪い場合です。小学生ならともかく、中学生くらいになると不良の生徒も出てきます。両親が共稼ぎも場合、学校が終わって家に一人で置いておくと何をしでかすかわからないので、塾に追いやっている・・・そういう感覚で入塾を希望される親ごさんがいるのも事実です。

ただ、こういった場合問題になるのは、他の生徒に与える影響です。言い方は悪いですが、「○○君が行っているような塾には、うちの子供は行かせたくない。」というような親の意見も出てしまいます。教える側の立場からしても、勉強を教える以前に、その不良生徒をコントロールする方に精力を吸い取られてしまいますから、授業効率も落ちてしまいます。

私の勤めていた塾の生徒数が飛躍的に伸びた時に、当然の如くそういった問題児の数が増加した時期がありました。教員会議の場で、数名の生徒の名が挙がり、塾長に対して、切り落としの要望が、各教室責任者の口から出ました。塾は学校ではありませんから、退塾の勧告もできるわけです。しかし、塾長が下した判断は、自主的にやめてもらう方向にもっていくことでした。「隔離してしまおう。友達がいない環境なら、つまらなくてやめてしまうだろう。」とのご意見。

そこで特別クラスが設置されました。表向きは、『成績不振者のための特訓コース』みたいな感じでしたが、各教室から手がつけられない超問題児が、総勢5名集められることに。

当時、私はまだ勤めて1年くらいの新人教師ではありましたが、そのクラスがどんな状況になるかは、十分想像がつきました。

「さて、誰に担当してもらうかな?このクラスを・・・」塾長が講師を見まわします。当然みんな目線を合さないようにそっぽを向いております。本気で学力の底上げを考えているなら まだしも、やめさせるための監獄クラスです、積極的にやりたがる先生がいるはずはありません。

「まあ、何事も経験だ。真衛門先生にやってもらうか。」

えぇ~~~まじっすか (T_T) あの不良連中の巣窟となるクラスに・・・

これが、彼らとの出会いのきっかけとなりました。つづきはまた明日 (*^^)v

2007年4月18日 (水)

米国珍道中(3)

昨日、射撃練習のようすをご紹介したとたんに、米国内の大学で銃の乱射事件が、さらには長崎市長が銃撃される事件まで・・・(T_T)

刃物を持って、襲いかかるのは、実はかなりの覚悟がいることだそうです。それは、どうしても相手と接近戦になるためです。しかも切りつければ、自分の目の前で相手が苦しみますし、返り血を浴びることも十分考えられます。しかし、銃撃の場合 ある程度の距離を保ったまま引き金を引くだけなので、大量殺人につながるケースが多いのだとか。相手を傷つけている実感がわきにくいのだそうです。

自分でも、実際に射撃をやってみて、「こんなに小さな武器なのに、すごい威力だ。」と驚かされました。旅行中に、ガンマーケット(銃の見本市)にも行きましたが、日本で魚や野菜が売られているような感じで、銃器が販売されていました。文化の違いとはいえ、背筋が寒く感じる思いでした。

では、話を戻しましょう。旅行の第二の目的は、米国内にある日本人向けのフライトスクールに遊びに行くことでした。103 ここは、フロリダにあるスクールです。全寮制で、3か月~半年でグライダーや小型機の免許が取得できます。費用も、渡航費や滞在費を合わせても、国内で免許を取得する費用の半分くらいで済みます。ちなみに、日本国内で小型機の操縦免許を取得しようとすると、講習料だけで500万円ほどかかります (@_@)

106_1 今回載せて頂いた小型機です。正確には陸上小型単発機といいます。え?空を飛ぶのに陸上?と思うかもしれませんが、これは陸上に着陸する、という意味です。航空機には陸上機と水上機があります。単発というのは、プロペラが1つという意味。ちなみに、ジェット機の場合は、実は機種ごとに免許が存在します。B-777の免許、DC-10の免許といった具合に。車でいうなら、クラウンの免許、シーマの免許、ミラの免許・・・といった感じですね。

111 手前でサングラスをかけているのが、ここのスクールの教官です。私も一時期、操縦の訓練を受けていたので、フロリダの空を飛行させてもらうことに。ちなみに免許は持っていませんから、あくまで訓練飛行という名目ですが^^; 小型機といっても、外国製のため操縦席も外人さんのサイズにあわせて作られていますので、日本人が座ると、足がペダルに届かなかったり、前が見えなかったりします。そこで背当てや座布団を敷いて、シート位置を合わせます^^;

米国旅行記も明日が最終となります。お楽しみに(*^^)v

2007年4月17日 (火)

米国珍道中(2)

前回の、不審者の見分け方・・・期待していた人はすいません^^; お話によると、警察官の方自身も、なぜ不審に思うのか、わからないそうです。でも、理由はわからないのですが、不審者は不審に感じるそうです。そういうオーラーが出ているとか。やはり、これぞプロフェッショナルと思わせるお言葉でした。

あと、空港警備を担当されている方のお話。空港には、金属探知のゲートがありますが、あれを意図的に鳴らすことはできませんが、センサーの感度を上下させることはできるそうです。ですから、ちと怪しい・・・と感じた場合は感度を上げるそうです。最大まで上げると、歯の金属冠でも鳴るそうです。お盆や正月のように旅行客がラッシュになる場合は、通常より感度を下げて、スムーズにゲートインしてもらい、この人は・・・という時にだけ、感度を上げたりしているようです。

083 米国内の近距離移動は、レンタカーを借りて、自走で移動。左ハンドルはあたりまえ。しかも、右側通行なので、頭が混乱します ^^;

ちなみに運転しているのは、私です。ハイウェイを爆走中であります。あと、おもしろいのが、米国のハイウェイには、優先道路というのがあって、その優先道路の車線は、車内に2名以上が乗車している場合しか走ってはいけないそうです。中には、助手席にマネキンを乗せて、2人いるように見せかけて、優先車線を走るドライバーもいるのだとか・・・。もちろん、パトカーや白バイがにらみを効かせています。

084 射撃場にて、現職の警察の方に指導を受けながら、射撃練習中。後ろで指導してくれているのが、今回のリーダーさん。ちなみに撃っている銃は、M-16という軍用ライフルです。連射モードにすると機関銃のように弾が出ます。

090_1 今度は、軍用ピストルで。何という銃かは忘れましたが、4種類くらいの拳銃を撃ちまくりました。両手で支えている分には、それほど反動は感じませんでしたが、2丁拳銃で、ダイハードまがいに打った時は、さすがに腕が上にひっぱられて、的に当てるどころではありませんでした^^;

次回も、もうちょっと旅日記におつきあいください。(*^^)v

2007年4月16日 (月)

米国珍道中(1)

大人になると、どうしても仕事上のつきあいが多くなって、出会う人も会社の縦社会の人たちが多くなりがちです。学生の頃のように、気兼ねなく、仲間とワイワイやるということが、少なくなってしまうのは、さみしいことです。

そこで、同じ趣味を持つ仲間サークルのようなものが、ないかな~とネットで調べていたところ、ちょうどいいのがありました。そこで、まずはメールで連絡を取り、会に参加させてもらうことに。それが、今回の旅行のリーダーさんとの出会いでした。

参加して数ヵ月後、リーダーさんから、「今度米国に旅行に行こうと思うんですが、どうですか?」と、お誘いを受けて 即承諾。以前に会社の社員旅行で、グアムやシンガポールには行ったことがあったのですが、ツアーの団体旅行だったために、安心感はたっぷりでしたが、いま一つ 冒険心を満たしてくれるものではありませんでした。今回は、リーダーさんの個人企画で、数名での旅行ということで、期待大でした。

006 この写真は、米国内での乗継飛行機の出発前に、撮らせていただいたもの。日本国内では考えられない事です。国内線の場合、運行前であってもコクピットのドアは閉ざされており、まず見せてくれません。片言の英語で、「カメラ、パイロット、シャッタープリーズ」などと意味不明のスマイルを武器に、怖いものなしでお願いしたら、「プリーズ・プリーズ」と外人女性の客室乗務員の方が、やさしく案内してくれました。こんなことは、団体旅行では恥ずかしくてできませんが^^;

031 旅行の最初の目的地は、米海軍基地での航空ショーの見物です。写真の飛行機は、映画などでもよく出てくる、ステルス爆撃機の実物です。さすがに、ガードも厳重でした^^;

034 こちらも、おなじみの戦闘機。これは、近くで見せてくれました。操縦席も見れました。ちなみに、飛行機の前で背をむけているの男性二人は、今回の旅行のメンバー。右側がリーダーさんです。

前回の予告編で書いたとおり、私以外は全員現職の警察官の方々。これは、リーダーさんが警察官だったために、友達を誘ったら そういうことになってしまったようで。そこで、これはチャンスと、お仕事のことについても、いろいろと聞いてみました。

よく聞く話に、警察官が気になる人に職務質問をしたら、手配中の犯人だった・・・なんてことがありますが、怪しい人と普通の人、どこで見分けるのか?

実は、この答えが なるほどね~と 微妙に感心させられるものだったのですが、その答えは明日のお楽しみ(*^^)v

2007年4月14日 (土)

米国珍道中(予告編)

数年前に、米国に15日間ほど遊びに行った時の事です。外国でないとできないことの一つに、射撃練習があります。今日は、そんなお話の、導入編です。

ツアー旅行などで、海外に行くと 現地のオプションメニューなどに、射撃練習などが組まれている場合があります。日本人観光客相手の練習場は、ド素人が興味本位でやって来ることを、承知していますので、弾の火薬量を少なくして、事故が起きないように配慮しているそうです。拳銃も、台座に鎖で繋がれていて、的の方向にしか向けられないようになっています。私がグアムに行った時も、そうでした。

今回の米国旅行は、野郎4人組の個人旅行でしたので、射撃は現地の本物の射撃練習場にて行いました。私が一番年下で、あとは おじさん3人。まあ、私も おじさんのうちかもしれませんが^^; リーダー格の方が、とても語学に堪能だったので、かなり助かりました。しかも、私にとって何より心強かったのは、その3人が現役の警察官だったということ。まさに、私を護衛するべく集まったシークレットサービスとでも言いましょうか、VIPなみに安全を保障されたような海外旅行でした !(^^)!

しばらくは、この米国珍道中の、よもやま話を書き記したいと思います。

すいません、本日は午前・午後とも授業が入っておりますので、短いですがこのへんで。明日からの連載にご期待下さい。(*^^)v

2007年4月13日 (金)

飛行機ねた

航空機パニック映画のお定まりのパターンとして、事故や事件で操縦士がいなくなり、まったく操縦の経験がない人が、管制塔の誘導で無事着陸する・・・というのがありますが、まず不可能です。大型のジェット機なんかだと、よけいのこと不可能です。今日はそんなお話。

操縦自体は、小型機も大型機も基本は同じです。これは、身近な例として、軽自動車も大型バスも基本的な運転技術は同じなのといっしょです。じゃあ、軽自動車が運転できる人がバスを運転できるかと言われると、かなり厳しいですよね。まっすぐ走るくらいはできるとは、思いますが^^;

飛行機が着陸する場合、重要なのが失速速度というやつです。なんせ、空を飛んでいるわけですから、ある速度以下になると墜落します。つまり、飛行機は高速で飛んでいる時が一番安定しているわけです。この理屈は、自転車と同じです。ゆっくり走ろうとすればするほど、ふらつきます。

着陸の際は、地上に向けて降下しますので、ほっといたらドンドン加速してしまいます。ジャンボジェットとかが、空港に着陸する場合、機首を上に向けて、機体の腹を見せながら降りてくるのは、この加速を打ち消すためです。失速速度ぎりぎりで、ゆっくり降下するわけです。ですから、パイロットは着陸の際は、そのままシートに腰かけていたのでは、空しか見えません。腰を浮かして、伸びあがるようにしながら、窓から下を見ています。当然計器は見えませんから、副操縦士が計器を見ながら、現在の速度や高度を口頭で知らせます。先日も、着陸速度が速すぎて、滑走路をオーバーランして炎上した航空機がありましたが、機長と副操縦士の口論が原因だったとか (T_T)

このスピードコントロールが実に難しいわけです。さらに、着陸の際に難しいのは、滑走路の一直線上に飛行機をもってくるということ。飛行機は、真横には移動できませんので、滑走路に向かって飛んでいる時に、微妙に位置がずれた場合、機体を傾けて向きを変えます。しかし、機首がその直線上に乗っても、お尻がずれています。ですから、一回機首をその直線よりオーバーする位置までもっていって、逆向きに方向を切り返します。

なかなか、言葉で説明するのは難しいのですが、大型のバスやトレーラーが、交差点を曲がるときに、交差点の真ん中あたりまで、頭を突き出してからグイ~~っと曲がり始めるのと感じは似ています。とても、素人にはできない芸当です。

あと、余談ですが、映画などでは操縦かんを2人で握って、力を合わせておもいっきり引っ張ったり、押したりするシーンなんかもありますが、現在の航空機の操縦かんは、コンピューター制御されていますので、力任せに押したり引いたりなんてことはありません。みなさんの車も、パワーステアリングが付いていますよね。実は、車のハンドルも、このパワステがないと、めちゃくちゃ重いんですよ^^; 30年くらい前までは、女性のドライバーが少なかったのは、自動車にパワステがまだ通常装備されておらず、非力な女性ではハンドルが自由に切れなかったことも、その理由のひとつだとか (*^^)v

2007年4月12日 (木)

さいしょ歯科クリニック

インターネットというものは、非常に便利なものです。私は時々、暇にまかせて 古い友人の名前とかを検索にかけてみたりします。誰かが、個人でホームページを立ち上げたり、社会的に有名になっていたりしないかな~と。

すると、昨日 福岡市で浪人時代を過ごしたとき、寮生活で1年間お世話になった先輩の名前がヒットしました。その先輩のホームページをここにご紹介したいと思います。

さいしょ歯科クリニック』 福岡県で歯科医院を開業されたようです。以前に、よその歯科医院で勤務されていたのは知っていたのですが、ついに開業。おめでとうございます。

本名 「最所賢一」さん。(これはホームページに記載されているので、公表しても問題ないでしょう^^;) 私より年上なので、先輩です。歯科医師としての腕前の程は、治療してもらった事がないので、わかりませんが 人として素晴らしい人です。

見た目はおっとりとして、温厚な性格なのですが、芯が一本通っている内面の力強さを垣間見ることが時々ありました。他人を見下したり、虚勢を張ったりすることはなく、とても謙虚で素直な方でした。バカにして、からかっても、へへへ と照れ笑いをする、そんな強さに私はとても憧れておりました。この人とは、もっと早く知り合っておきたかった、正直そう思いました。

たった1年の寮生活でしたが、最所さんに出会ったことで 私にとっては何年分もの価値のある生活が送れました。

寮生活なので、食事は食堂で食べれるため、各人が持っている生活用品は電気ポットくらい。カップラーメンはよく食べていたのですが、普通のインスタントラーメンが食べたくなり、そのとき最所さんの持っていた、わりと大きな電気ポットで湯を沸かし、その中でラーメンを作りました。あとで、油まみれのポットを見て、顔を赤くして怒った最所さんが、とてもかわいくみえました。でも、さすがは最所さん、ひとしきり文句を言った後で、「あとで おい(自分)も作ってみよ~。」その一言が人を引き付ける魅力なのでしょうね !(^^)!

福岡にお住まいの方は、この先生に会うだけでも、人生が豊かになります。いちど診察を受けてみられてはどうでしょうか。素敵な先生ですよ。

2007年4月11日 (水)

管制塔の不思議な話

今から、十数年前 まだノストラダムスの予言がどうなるか楽しみだった頃のお話です。現在では、米国の同時多発テロなどが起きた関係で、セキュリティやらシステムやらが、厳重になっていると思いますので、今も当時のままとは思えませんが、その辺はご了承ください。

とあることがきっかけで、愛媛にある松山空港の航空管制室を見学させてもらえるチャンスを得ました。そこで見た、ほえ~~というお話を紹介したいと思います。

まず、管制塔というのは空港の建物の真ん中あたりに、ニョキッとそびえ立つタワーで、一番上が、ガラス張りのカクカクした建物です。ここは、空港を離発着する飛行機と無線で交信して、安全に誘導するという重責を担っている部署です。高さは、10階建てのビルの屋上くらいで、4階建てのビルの真ん中あたりから突き出すようにそびえております。

管制室への行き方ですが、まず空港管制ビルに入り、そこのエレベーターに乗ります。エレベーターはどこにでもある普通のもので、特にすごくはないんですが、ボタンが4階までしかありません。つまり、管制ビルの階数しかないわけで、管制室は10階くらいの高さにあるので、途中からは徒歩なの?と思っていると、案内してくれる方が、

「ここのエレベーターは特殊なんですよ。」といって、どこかに携帯電話で連絡をはじめました。なにやら聞き出した後で、

「管制室に行くには、暗証番号があるんです。」といって、各階のボタンをバシバシ押し始めました。つまり、普通に3とか4とか押すと、もちろんその階にしか行かないんですが、3214のように続けてボタンを押すことで、10階まで運んでくれるんです。この暗証番号は、毎日変わるのだそうです。

エレベーターの扉が開くと、そこは殺風景な通路。行く手には巨大な防火壁のような扉が、立ちはだかります。その脇にあるインターフォンで管制室と連絡を取り、中からスイッチを押してもらって開閉します。この扉は、ダイナマイトくらいではビクともしないそうです。その扉を抜けると、やっと目の前に階段が現れました。その階段を、一階分ほど登ると、またしても例の防火壁が。最後にまたインターフォンで連絡して開けてもらいました。もちろん通路には、防犯カメラが睨みをきかしております。中からしか開けられないってことは、仕事が終わってみんな帰った後はどうするのだろう?誰かが残るのか、実は外からでも開ける方法があるのか?微妙に気になったのですが、あまりの物々しさに質問できませんでした^^;

管制室で出迎えてくれたのは、40代くらいの男の人が2人と、20代くらいの女性1人。3人とも意外にラフな服装で、入室する物々しさとのギャップに逆に驚きました。そこで、びっくりするものを発見。なんと、フロアの片隅に、貧乏学生の4畳半一間の部屋が再現されたような風景が・・・流し台にベット、調理器具・テーブル、テレビ・・・どうみても生活スペースがそこにありました。実はこれは、テロリストとかに空港が占拠されても、管制室だけは独立して機能して、数日は生活できるようになっているのだそうです。

あと、色々な機材やら、実際の離発着の様子やら見せて頂きました。まだまだ、平和な頃だったので見せてくれたのでしょうか。今でも見学させてくれるのかな?微妙ですね。

あと、余談ですが、航空無線は英語で行われるのが通常ですが、これは英文で話すのではなく、実は独特の定型文が存在します。それを覚えるだけで、英会話をしているわけではありません。ですから、日本国内の場合、思わぬトラブルが発生した場合は、

「え~日本語でお願いします。」と言えば 以後日本語で対応してくれます。管制官は日本人ですから^^; ただし、このやり取りは 無線ですから近隣の航空機にはすべて聞こえております。これは、自分を取り巻く、他の航空機の状況を把握するためです。では、なぜ最初から日本語でやり取りしないのか、それは、実は国内の旅客機のパイロットの方も、現在外国人のパイロットが大勢いるからです。外国には軍隊がありますので、空軍上がりのパイロットの方が、JALやANAに就職するといったケースが増えていますし、もちろん国際線の旅客機もあるために、安全を配慮して英語が使用されているわけです(*^^)v

2007年4月10日 (火)

つれづれなるままに・・・

徒然なるままに日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。  吉田兼好の『徒然草』の冒頭ですが、今日はそんな雰囲気で、お送りします。

上記の日本語訳として「ムラムラと発情した気持ちを抑えられないままに硯とにらめっこしながら、心の中を通り過ぎてゆくどうしようもないことをうだうだと書き残しているうちに、なんとなく変な気持ちになってしまった。」と記しているホームページがありました^^; こう書くとなんだか怪しい感じがしますが。参照(徒然草 吾妻利秋訳

まず、今日は我が家の愛犬「花子」の撮れたてスナップを・・・

Photo_2 Photo_3 Photo_4 4歳になるダックスフンドです。デブりすぎたので、昨日からダイエットを開始しました。本人(犬)は、かなり不満そうです。

では、本題に。昨日の話からの展開となりますが、実は私 26歳くらいの頃に、過労で倒れたことがありまして。40度近い熱が10日間ほど続き、発熱して最初の3日は、仕事が立て込んでいたために、解熱剤を飲んで出勤しておりました。ただの風邪だと思っていたのですが、4日目くらいに限界を感じて病院へ。すると、いきなり即入院。当時大阪で働いていたのですが、愛媛にいる両親に連絡が行き、翌日飛んでくる騒ぎとなりました。そこで両親と共に告げられた病名が「血球貪食症候群」という聞いたことのない病名でした。

先生いわく 「この際ですからはっきり申し上げますが、非常に致死率の高い病気です。発病して5人中2人は亡くなります。お亡くなりになるケースの場合、もってあと3日です。」

え?3日! 3年とか3か月とかじゃなくて 3日って・・・そこで聞きました

「あの~明日から3日ですか?それとも今日がすでに1日めですか?」

「今日が1日目です。」

具合が悪いとは言え、意識もはっきりしていますし、動くこともできるわけで、この状態で時間にしてあと60時間くらいで死ぬと言われても、なかなか実感は湧かないものです。話によると、私の骨髄が白血球を製造していないとのことで、白血球数がガンガン減りまくっているのだそうです。当然、免疫力が激減し、最後には空気中のありとあらゆる病原菌(通常の免疫力ならば感染しない)によって、死に至るそうです。要は、骨髄が白血球の製造を再開するか、しないかがポイントで、投薬でどうこうできる問題ではないとのこと。

まさに、生きるも死ぬも自分次第・・・ってことでやんす。

病室に戻って、いろいろ考えましたが、大泣きしたり、悲観して取り乱したりはしませんでした。不思議なくらい冷静でした。3日目にアウトということは、おそらく3日目には意識不明の重体状態になるだろうから、自分の残された時間は、今日の12時間と明日の24時間ってことかな~。動けるといっても、40度近い熱は下がらないし、外出なんて無理だし、打つ手なしってとこだな~。じたばたしても始まらないので、病棟の喫煙室に行って、外を眺めながらタバコを一服。

「長いようで、短い人生だったな~。結婚もまだなんだけど、逆に悲しませる家族が少なくて済むというのは、かえってよかったのかもな~。まあ、そんなに心残りもないんだけど、あれが謎のままっていうのは、気になるよな~。よし、せめてあの謎だけでも解いて死のう。」

両親に頼んで、あるものを買ってきてもらいました。それは・・・・・・『大学入試のための やさしい物理』という受験参考書でした。入試の際に、物理が苦手で、他の科目で得点を稼いで、苦手な物理の点数をカバーする手法をとっておりました。入学後や、社会人になってしまうと、もちろん物理学など必要なはずはなく、意味不明な科目のまま時が流れておりました。それが、気になってしかたがなくなっていたのです。

本を読み進めていくと、不思議なくらい理解できました。よく、「死ぬ気でやれ!」なんて言いますが、すでに死ぬ気は十分なわけですから、ものすごい集中力です。1年かかかっても、意味不明だった内容が、数時間で「な~るほど。そういうことだったのか~。」とわかってしまうんですね、不思議ですよね~^^;

まあ、そんなお気楽な性格が幸いしたのか、無事に死の淵から生還しました。病院の先生も、「よく助かりましたね~。だめだと思ってたんですが。」と、オイオイ!と突っ込みを入れたくなるようなやさしいお言葉をかけてくださいました。

ちなみに、生還したとたんに、不思議とわかっていたはずの物理が、またわからなくなりました。永遠の謎なのかもしれません。また、死にそうになったら勉強しなおします(*^^)v

2007年4月 9日 (月)

あらしのよるに

昨日TV放送された映画『あらしのよるに』 観てしまいました。子供向のアニメかと思いきや、大人にも十分訴えかけるものがありました。久々にテレビの前でグジグジ泣いてしまいました (/_;)

ひょんな事から、オオカミと子羊が友達になってしまうストーリーですが、好感が持てたのは同性同士の友情の物語であったこと。異性間でのこの手のラブストーリーはいくつでもあります。古典的なものでいうなら「ロミオとジュリエット」あたりもそうですね。今回の話の肝となるのは、オオカミにとって羊はエサであるという点。映画の中でも何度か、オオカミが子羊を食べたくなる衝動を抑えるシーンがありますが、最初はコミカルに描いているこのシーンも、終盤では、つらく切ない現実問題、餓えに直面するというという形でクライマックスを向かえて行きます。

この映画を観ていて、最初はかわいい子羊が主人公かと思っていましたが、実は主人公はオオカミの方だと感じました。オオカミと羊、自然界の上下関係は明らで、力も強く、体も大きいオオカミが子羊を助けるシーンが何度も出てきます。でも、その上下関係を押しつけることなく、ヒツジと対等に接しているオオカミの心の広さにどんどん引き込まれていく自分がありました。これが、単に力の強いオオカミが羊を家来のように扱っているのであれば、ジャイアンとスネオになってしまいます^^; (最近のニューバージョンのジャイアンは昔ほど悪者ではないようですが)

我々の生活の中にも、いかんともしがたい上下関係というのは常に存在します。親と子、上司と部下、あまり良い例えではありませんが、資産家と庶民・・・などなど。それに、時と場合によっては、自分自身が ある社会の中では上に立ち、別の社会では下に立つなんてこともありえます。

その中でも、親子の関係は、生まれてしまったら絶対的に子供なわけで、気に入らないから子供をやめる、なんてこともできませんし、努力してその上下関係を逆転させるなんてこともできないわけです。しかし、昨今発生している事件の中で、親が親であることが気に入らないから親をやめるというケースが多々見受けられます。しかも、この場合 親が逃げ出すのではなく、子供の存在をこの世から消し去ってしまうという、最悪の事例に行きつきます。

力を持っている側の思いやりや、やさしさがいかに大切であるかということを、この『あらしのよるに』を見て、考えさせられました。明日は、もう少しこの手の話を掘り下げていきたいと思っています (*^^)v

2007年4月 8日 (日)

多重債務について

知り合いの方から、相談を受けましたので、日曜日ですが急遽ブログUP致します。

多重債務者・・・いわゆる、あっちこっちの金融業者からお金を借りている人の事ですが、多重債務=悪 というイメージは間違っております。まあ、借金はしないにこしたことはありませんが、借金をしなければならなくなった事由というのが問題となります。

まず、知っておいてほしい事は、銀行系の融資は、本人が消費者金融などから借り入れをしていると、まず審査は通りません。黙っていればわからない?・・・現在の情報化社会においてそれはありえません。それに、申請用紙には現在の借入金額を記入する欄がありますから、虚偽の記載をして後から発覚した場合、面倒なことになる可能性があります。金利は圧倒的に銀行系の方が低いですから、安易に消費者金融に飛びつく前に銀行に相談しましょう。銀行で審査の結果、借入を断られた場合、よそから借りることはあきらめましょう。あなたの現在の経済状態を銀行が判断して断ったということは、よそで借りると返せなくなる可能性が大です。数年で借金まみれになります。

自己破産について・・・自己破産をすれば借金がチャラになると安易に考えると大変なことになります。基本的に借りたものは返さなくてはなりません。破産した状態でも、返済の義務は消滅しません。破産宣告後に、裁判所から免責を受けて初めて返済の義務を免れるのです。免責がおりるか、おりないかが重要なポイントとなります。まず、免責がおりないケースは、現在の借金額が現時点での収入からみて返済可能である場合。借金したお金の使い道が、ギャンブルであったり、自分の趣向品の買い付けであったり、株や先物取引などの投機である場合・・・おりません。破産したあとも、ずっと借金取りに追い回されます。法的にも取り立てが認められます。

免責がおりるケースの代表的なものとしては、借金返済のために更に借金をしてしまったケース。この場合、借り入れた金額は、よその金融業者の支払いに充てられている証明が必要となります。つまり、借金は膨らんではいるが、返済は各社とも定期的に支払っているという事実です。この場合は、放置すればどんどん借金がかさむだけなので、裁判所も免責をおろしてくれますが、少なくとも数年は支払い続けている事実が必要となります。

自己破産から免責までの手続きは、裁判所に出向いて 個人でも対処可能ではありますが、お勧めできません。これは、まず破産手続きを取るとその旨が官報に記載されます。金融業者は毎日官報の破産欄には目を通しておりますから、いきなり全額返済の取り立てを敢行します。免責がおりるまでは、支払義務がありますので免責がおりる前に、貸したものは取り返そうと、それこそ借金取りが押し掛けてきます。破産から免責まで、はやくて数カ月かかります。万一、その期間にどこか特定の業者にのみ支払ってしまうと、免責がおりるケースであっても、支払可能と判断されて免責を取り消されます。

そこで弁護士の登場です。弁護士を法定代理人に立てた場合、金融業者は貸した本人と直接交渉ができなくなります。これは、破産手続きと同時に、弁護士が債権者に向けて自分が法定代理人になったと書面で通告します。これを無視して、直接本人に取り立ての連絡をしたりすると、違法行為になりますので逆に損害賠償などの別の裁判をおこして、借金チャラどころか、逆にお金もらえます。まあ、業者もそのことはわかってますから、本人には連絡してきません。現在は、司法書士の先生も、同じような仕事ができるようになってはおりますが、弁護士でないと債権者がなめてかかってくるケースもありますので、基本は弁護士の先生を立てましょう。

インターネットなどで、多重債務を解決するマニュアルなどが数万円で売られたりしておりますが、こんなのに引っ掛からないように。サポート付きで、直接アドバイスもします・・・とか書かれていますが、弁護士か司法書士でないと法定代理人になれませんので、結局自分で処理しないといけなくなります。結果的に、債権者が数ヶ月間家に押しかけてきます。

あと090金融・・・いわゆる闇金融の対処ですが、このケースは弁護士でも難しいのが実情です。これは、法定代理人になった通知が相手に届かない事が多いからです。金融業者の住所がうそっぱちなんてのは当たり前。存在自体が違法なわけですから、自分の所在を明らかにはしません。こういったケースでは、破産処理後はひたすら無視するしかありません。携帯電話の番号を変えたり、自宅の電話は常に留守電。いよいよとなったら引っ越すくらいの覚悟が要ります。まず、相手からの電話に出ない事です。万一、自宅に強面のお兄さんが押し掛けてきたら、すぐに警察を呼びましょう。それしかありません。まあ、闇金の場合はそういったケースが多々あることを承知で、もう普通の消費者金融でもお金を貸してくれない多重債務者を相手にしていることが多いので、貸しつける額も数万円程度。数万円を取り立てるのにいっしょうけんめいになるのも、せいぜい数か月です。我慢比べということです。もちろん、免責申請中に闇金であろうと支払いをしてしまうと、免責は取り消されます。絶対払ってはいけません。

自己破産手続きにかかる費用は、弁護士の先生によっても違うとは思いますが、約50万円くらいです。破産しようというのに50万?! と思うかもしれませんが、つまりは誰にも内緒で、都合よく借金チャラになんかできないということです。もう、どこの業者も貸してくれない、支払も無理な金額まで上り詰めた・・・そうなったら、親兄弟、親戚縁者に素直にすべてを話して50万借りてください。自分のケツは自分で拭かにゃ ならんのですよ。

2007年4月 7日 (土)

たまには広告 (*^^)v

通常 日曜日はブログをお休みしていますので、今日続き物を書くと月曜日までお待たせすることとなりますので、本日は趣向を変えまして たまには 手前味噌な宣伝広告などをさせて頂きます (*^^)v

現在 愛媛県松山市山越3丁目にて 『山越パソコン教室』 なるものを開業いたしております。

Photo_1 従業員は、おりません。一人で頑張っております。本年3月1日OPENでほぼ1か月経過いたしました。生徒さんもボチボチ来て頂いております。

授業内容は、まったくの初心者さんから、スキルアップを目指している方、趣味やお仕事でパソコンを使用したい方が対象です。パソコンの基礎、Word、Excel、Access、パワーポイント、インターネット、メールなどの授業が中心となります。プログラミングやCADあたりは、専門学校に行ってください、そのほうが環境が整備されているのでよろしいかと思います^^;

入会金が5,000円。授業は1回(80分)3,000円の4回、8回、12回のチケット制。完全個別指導となりますので、随時入会可能。授業料は、市内の他のパソコン教室と比べると、かなり高額な部類になると思いますが、安い授業で結局何も身につかなかった・・・では、お金の無駄遣いであります。3,000円でここまでやってくれるのか と言われる授業を目指しております。授業予約も、購入いただいたチケット回数に応じて、自由に時間帯や曜日を選択できます。

授業時間帯

9:10~10:30 10:40~12:00 13:00~14:20 14:30~15:50 16:00~17:20 18:30~19:50 20:00~21:20

定休日はありません。日曜・祭日もOKです。ただし、日曜・祭日に授業予約が入っていない場合は、予告なく早めに教室を閉めることがありますので、お越しになる際は前もってご連絡いただければ幸いです。

ご高齢の方から、主婦の方、子供さん(小5以上であればお1人で、それより小さなお子様の場合は、保護者の方とご一緒に受講される事をお勧めします。)学生さん、会社の経営者の方・・・などなど 幅広く生徒さんを募集いたしております。

2_3 ときどき、子どもにパソコンじゃなくて勉強を教えてほしいという方がいらっしゃいますが、この場合は中学生に限り 数・理・国であれば、パソコンの授業と同じ扱いでお教えしております。

授業の方針 「やる気があれば安くすむ」を信条に、自由に予習をしてきていただいてかまいません。やったとこまでのチェックのみこちらでさせて頂いて、技術が定着していると判断できれば、どんどん先に進みます。もちろん、マイペースでボチボチやります というスタイルも結構です。

基本的に、パソコンに関しての駆け込み寺的な教室を目指しておりますので、何か困ったことがあれば、何でも気軽に相談してください。場合によっては、いっしょに電気屋さんにいったり、訪問して修理や設定をしたり、いままでにこのブログで書き記したような あやしい商売にひっかからないようにアドバイスしたりと、いたって自由に飛び回っております。

まあ、このブログをパソコンでご覧になっている方には、無縁なこととは思いますが、何か困ったことがありましたら遠慮なくご相談ください。(*^^)v

このブログをご覧になってのご質問等は、コメントおよびメール(プロフィールの欄から送れます)にて受け付けております。よろしくお願いいたします。

 

2007年4月 6日 (金)

怪しいサイドビジネス(2)

自分にとって都合が良いということは、裏を返せば相手にとって都合が悪いということ。あまりにも、都合の良すぎる話はご用心(-.-)

前回からの続きとなります。

まず引っかかった点は、チラシに各販売員のコードが印刷されているという点。会社の営業マンが使用するパンフレットや商品カタログにさえ、各営業マンの名前なんか印刷されません。ものすごくコストが高くつくからです。汎用性もありませんし。ですから、そういった欄は通常 空白になっていて、各人がゴム印をペコペコ押したり、印字されたシールをペタペタ貼ったりします。

「販売担当のコードが印刷されてるんですか?自分で記入するんじゃなくて?」

「はい、商品購入の際の連絡先電話番号の下に6桁のコードが印刷されています。記入を忘れたり、間違って書いてしまうとカウントできませんから。」

おっしゃることは、もっともなんですが、あまりに太っ腹なお答。しかも送布部数が2000部とは。これは、印刷業界の事を知らないとわからないことかもしれませんが、チラシの印刷は、1万部までは料金はほとんど変わりません。万部単位で料金が変動します。つまり、2000部印刷しても、1万部印刷してもコストは同じ。それにもって、各人のコードを印刷するなんて・・・微妙に怪しいです。もしかしたら、印刷しているチラシのコードは、全国すべて同じ可能性があります。コードが同じということは、各人の売り上げを管理する気が初めから無いということです。

そこで、もう一つ質問を

「ポスティングした先のお客さんが、直接会社の方に連絡をして商品を購入するのでは、配布した側には、その月どれくらいの売り上げが上がったか、把握できませんよね?」

「そうですね、これは当社の方できちんと管理しておりますので、信用して頂くということで。」

「各人のコードを印刷してくれるのなら、ついでに連絡先の電話番号も各人の物を印刷してもらえませんか?注文が入ったら、それを取りまとめて、私の方から会社に発注します。そうすれば、売上も把握できますし、場合によっては直接お客さんと話もできるでしょうから、もっと売り上げが伸びる可能性もありますよね。顔見知りの人ってこともあるかもしれませんし。」

「いや、それはできません。連絡先はあくまでも会社に直接にということで。お願いするのは、あくまでもポスティングのみで、お客さんとの直接交渉は、していただかなくてけっこうですから。」

コードは印刷できても、電話番号は印刷できないのか?な~ぜ~だ~。しかも、ポスティングのみならず営業までかけてやろうというのに、断ってくるとは・・・かなり怪しい。私の予想としては、ポスティングをただ働きさせて、さらにはチラシ代3万円をふんだくろうという悪意ある会社にしか思えませんでした。ちなみに、カラーのチラシ1万枚印刷で、通常8万円ほどです。大量に印刷すれば、コストはもっと下げれます。印刷代も、配布代もタダにして、売上金だけ持って行こうとするこの会社。こんな手口に引っ掛からないように。

何か仕事をしようという時・・・つまりはお金を稼ごうという時に、先にお金を払う というのは、本末転倒です。そういった、保証金だの設備費だの色々な名目で先にお金を要求する会社があったら、「おたくで稼いだ金額から天引きしてください。」と言ってみましょう。怪しい会社はすぐ断ってくるはずです(*^^)v

2007年4月 5日 (木)

怪しいサイドビジネス

サイドビジネスで月収50万可能・・・って 本当ならサイドじゃなくてメインにしたいですよね。

記事の投稿数もけっこう溜まってきましたので、きちんとカテゴリー分けをいたしました。気になる項目がございましたら、左側のカテゴリー枠からお入りください。カウンター表示も左側一番下に設置させていただきました。多くの方のご支援に、感謝いたしております !(^^)!

気軽にできる、お小遣い稼ぎ・・・それを探していた時に出会った、なんとも 怪しいお話をご紹介します。ただし、すべての同業者が怪しいというわけでは無いかもしれませんので、あくまで私が出会った業者が怪しかった ということはご理解ください^^;

ポスティングで月収10万円以上

ネットで引っ掛かった とある業者さん。説明を読むと、送られてきたチラシをポスティングして、それを見て商品を注文してくれたお客さんがいたら、購入金額にあわせて報酬が支払われるというもの。さっそく、電話をかけてみました。

「当社から、チラシを2000枚発送いたします。そのチラシには、ポスティングを担当していただいた方の会員番号が印刷されております。ですから、実際にお客様が購入いただいた場合、当社でその番号をお聞きして、あなたさまの成績としてカウントいたします。月末に集計をいたしまして、購入金額の15%を報酬としてお支払いいたします。ただし、チラシをお送りしても、きちんと配布していただけない場合もありますので、一応チラシの作製料としまして、3万円を先に頂く形となります。しかし、過去の実績からいいましても、2000枚をきちんと配布していただけば、十分もとは取れる計算となっておりますので、ご安心ください。」

とのこと。あなたならどうしますか?やってみる?

ここまで話をきいて、私は2点ほど、とても気になることがあったので、質問してみました。その内容とは・・・明日のお楽しみ (*^^)v

2007年4月 4日 (水)

はみだし教師のいじめ解消法(3)

勤めていた学習塾で、塾長から注意されていたことに、私の言葉使いが荒いということがありました。生徒達に向かって、私はよく「お前ら」という呼びかけをしていたのですが、「君たち」と言いなさいとのこと・・・。英語なら「You」の一言が、「皆様・みんな・諸君・あなたがた・・・」等々、状況によって日本人は使い分けているわけですが、呼びかける言葉を頭で考えて発した言葉には、説得力はありません。心からの一言は、おのずと自然に発しているものです。

では、昨日からのつづきとなります。

教室から女子生徒が数人飛び出してきました。「先生!脇田君が壊れた!おかしくなった!」と口々に叫んでおりました。教室に足を踏み入れると、いじめた側の山根君は、尻もちをついて、床にへたりこんでいました。怪我をした様子はなかったので、まずは一安心です。そして、ちっこい脇田君は、山根君のそばに仁王立ちになって、両手を振りまわしながら、めちゃくちゃに絶叫しておりました。たぶん、生まれて初めてアドレナリンを大量放出したために、自制心がきかなくなったのでしょう^^;

「脇田!お前何やっとんじゃ!ちょっとこっち来い!」と恫喝し、私は小柄な脇田君の首根っこをつかまえて、教室から引きずり出しました。もちろん脇田君は、鳩が豆鉄砲食らったような顔で、一瞬にして興奮が冷めたようでした。そりゃあ そうですよね、やれと言った人間が、何やっとんじゃ と怒鳴り込んできて、無理やり引きずり出しているわけですから、それこそ なんのこっちゃ ですよね 本人にしてみたら。

そして、教員室まで引っ張ってきて、他の生徒がいないことを確認して、「よし、よくやった。すっきりしたか?みんな びっくりしとったぞ。」 そう言って、彼のちっちゃな右手をぎゅっと握ってあげました。

他の生徒の前で脇田君を叱らないと、彼自身の行動にならないことと、理由はどうあれ暴力は許される事ではありませんから、その点について彼の罪を、皆の前で叱り飛ばすことで払拭してやる必要があったのです。

そのあとで、すぐに山根君を呼びました。脇田君もいっしょです。「山ちゃん。お前 脇田に殴られるような事を何かやったんか?こいつが殴るなんて よっぽどの事やぞ。」 山根君はバツの悪そうな顔をしたまま もじもじしております。「まあ、ええ。今回の事は 喧嘩両成敗じゃ。二人とも握手して お互い水に流せ。」 恥ずかしそうにしながらも、握手を交わす二人。「山ちゃん。お前はスポーツ得意なんやから、運動オンチの脇田に色々教えちゃれ。脇田は、山ちゃんより勉強が得意なんやから、山ちゃんに勉強教えちゃれ。」

この事件以来、脇田君のいじめはなくなり、二人はいつもいっしょに遊んでいました。まあ、たまたまうまくいっただけの事かもしれませんが、処方はともあれ結果オーライということで^^; あぁ そうそう。子供から何で勉強しないといけないのか、と聞かれた時の答えですが私はこう言っていました。「嫌なことをどれだけ辛抱してがんばれるか。その我慢比べなんよ。我慢比べに勝った人は、みんなのできんかった事ができたっていうことで、人気者になれるんよ。」と(*^^)v

2007年4月 3日 (火)

はみだし教師のいじめ解消法(2)

塾の講師をしていて、子供たちから一番多く質問されるのは、「なんで勉強せないかんの~?遊んどったほうがたのしいやん。」というものです。それに対して、「君自身のためだよ。」とか「みんな頑張ってるから、君もがんばろうね。」などと答えるのは、私は最悪だと思っております。答えが他人事なんです、大人のきれいごとなんです。そう答えられた子供はおそらく、勉強に対してもっと興味を失うでしょうし、嫌いになると思います。そして、それを言った大人も信用されなくなります。私ならどう答えるか・・・このお話の最後に紹介したいと思います。

さて、昨日からの続きとなります。前回までは、W君・Y君と表記していたのですが、リアリティが出ないので、脇田君・山根君(仮名)表記に代えさせて頂きます^^;

脇田君に尋ねました。「からかわれて、嫌じゃないんか?腹は立たんのか?」責めるような口調でした。すると「別に気にしとらんよ・・・言わしとったらええんよ・・・。」 うなだれるようにそう答えました。もちろんその様子から、気にしてないはずはなく、現に教室にいられなくて、ここに逃げてきているわけであって、正直な答えとは思えません。その姿勢が気に入りませんでした。

「お前、男やろうが!嫌なら嫌と意思表示をせんから、相手も突け上がってくるんぞ!このままずっと負け犬みたいな人生送るんか?」と脇田君を叱っている状態になっていきました。ぐじぐじ泣き始めたので、「男のくせに こんなことぐらいで泣くな!! 今から先生の言うとおりにやれ!。」

「まず右手で握りこぶし作れ。ぎゅっと力入れて握れ。ひじを直角に曲げろ。走るときに手を振るのと同じように、ひじを後ろに引け。引いたらひじを伸ばさずに前に腕を振れ。力いっぱい振れ。」何回か練習をさせて

「いいか、教室に戻ったら、また山根が近寄ってきてからかうやろう。そしたら、だまって下を向いて近づいて行って、横を通り抜けるときに、今の練習した要領であいつの腹を思いっきり殴れ。ただし、腕を伸ばしてパンチしようとは思うな。お前の細腕で、腕を伸ばしたパンチは効かんし、まず当たらん。行け!かましてこい!」 すると

「でも、山根君が怪我したりしたらどうしよう・・・」 なんともやさしいお子様で。

「おまえのパンチで怪我なんぞせん!びっくりしてこけるのが関の山じゃ。もし、その後で、取っ組み合いの喧嘩になりそうなら、先生がすぐ止めに入ってやる。先生は廊下で様子みよるから、安心して行け。ただし、もし喧嘩になっても、絶対 手に物を持つな。武器を使うのは卑怯者ぞ。それから、万一 山根が怪我をして、相手の親が怒ってきたら、先生が全責任を負っちゃる。殴りに行けと言ったのは先生で、なんでお前が山根を殴らんといかんかったのかも説明してやる。最後までお前を守っちゃるから、思いっきりやってこい!」

意を決した脇田君は、緊張で体がぶるぶる震えていましたが、右手はぎゅっと握りしめられていました。そして数分後、教室が爆発しました。 明日につづく (*^^)v

2007年4月 2日 (月)

はみだし教師のいじめ解消法

塾の講師をしていたころ、担当教室内において、いじめが発生しました。それに対して、私が取った行動を書き記したいと思います。ただし、こういった問題は非常にデリケートな部分があり、賛否両論あるかとは思いますが、あくまでも私自身の信条に基づいての行動であり、それを正当化するつもりはございません。その点をご了解ください。

いじめられていたのは、中学3年生のW君。中学1年のころから、からかわれ始めたようですが、問題が顕著に現れ始めたのは、中3の夏ごろからです。この時期になると、中3生は受験に対してのストレスがたまり始めるころで、それがいじめを加速させる要因となっていったと思われます。

W君は、舌っ足らずなところがあり、話し方に特徴があったため、その話し方を真似されてからかわれておりました。背も小さく、華奢な体格であったこともあって、全く反抗する様子もなく一方的に攻撃を受けておりました。いじめる側の中心となっていたのは、Y君。成績はW君とどっこいどっこいで、中肉中背。クラスの中で冗談を言って皆を笑わせる人気者でありました。その笑わせる材料の一つにW君の真似をしはじめたのがいじめのきっかけとなりました。

私とW君、Y君との関係は、他の生徒よりも よく話をする ある意味でいい関係でした。ですから、Y君を普通に諭してW君をからかうのをやめさせることは、大して難しい問題ではなかったのですが、あえてその手法は取りませんでした。これは、W君にとっては重要な問題であり、自分自身の力で解決する方向に導いてあげる必要を感じておりました。

中3になるまでは、Y君がW君の真似をして クラスの皆を笑わせても、他のみんなも 苦笑いといった感じで、実際W君が嫌がっていることもわかっていたので、歯止めが効いていたようですが、受験を目前にひかえ、やるせないうっぷんが充満しはじめた教室において、それまでの「苦笑い」が「攻撃的な笑い」に転じていったのです。ですから、Y君一人を悪者にすることはできません。一対一の攻撃の場合は、いじめという問題では扱いませんが、これが一対多になることが問題なのです。

その頃になると、さすがにW君からシグナルが出始めました。授業のあいまの休み時間になると、いつも私のところにきて色々と勉強の質問をしはじめました。初めのうちは、質問も続いたのですが、そのうち質問するでもなく、休み時間を私の傍らで過ごすようになります。これは、教室内に居られないシグナルです。でも、彼の口から本来の問題について、相談してくることはありませんでした。本人の口から、相談してくれてまず問題解決の第一歩を踏み出して欲しかったのですが、それはなりませんでした。このままでは、まずい と判断した私は、ある日の休み時間 W君に問いかけました。  続きはまた明日 (*^^)v

2007年3月31日 (土)

夢のような話・・・は所詮「夢」

こんな夢のような話があっていいのでしょうか。あったらすばらしい! 昨日からの続きとなります。

もし、この営業マンの話が真実ならば、それはとても素晴らしい話です。150万の元手が翌月には300万。そこで、私なら その300万で2口商品をさらに買い足します。すると翌月には600万。こんどは4口買います・・・・この繰り返しで1年も続ければ10億円になります。

数年で、松坂のメジャー移籍の契約金くらいになりますね。大富豪ですね(*^^)v

そう考えただけでも、おかしな話です。10億稼いでいて、新規の顧客を開拓したら10万円くれるという仕事はしないでしょう^^; そもそも、ハイリターンにはハイリスクがつきもの。ギャンブルがいい例ですね。必ず勝てる勝負では儲けも薄いものです。営業マンの話の中にリスクを感じさせるものが無いというのは、まず疑う要件になります。それに、300個の内、280個を自社の営業マンがきちんと販売するのであれば、他人に利益をわざわざ吸い取らせなくても、自分で売って自分で儲ければいい話です。

自分の下に、子会社を作って、そこの収益からマージンが入るという話も、微妙に無限連鎖講を感じさせます。いわゆるネズミ講ですね。ネズミ講が成立しないのは、こう考えたらすぐわかります。まず親が1人いて、その下に10人の子を作ります。その10人がさらに各々10人の孫を作ります。この時点で総勢111人です。さらにその下ができると、1111人。さらにその下で11111人・・・あっというまに1億人になってしまいます。そんな大組織は聞いたことありません。もちろん、このシステムを商目的に使うと「無限連鎖講の防止に関する法律」というやつで摘発されます。

それと、営業マンが見せた預金通帳も疑わしい点がたっぷりです。まず、お金の振込に関しては、本人確認などありませんから、自分で勝手に他人の名前で自分の口座に振り込めます。「阿倍晋三」という名義で自分の口座にお金を振り込んで、「総理大臣からお金もらった」と冗談を言うことも可能なわけです。誰も信じないと思いますが^^; それと、キャッシュカードで出金しても、記帳しないと通帳には記載されません。つまり、大金を一時的に借りて、会社名義で振り込んで、何回か入出金をして記帳。最後にキャッシュカードで借りたお金を引き出して返却。通帳は記帳しない。これで、見せ金の出来上がりです。

話を聞いた後で、いったんは考えさせてほしいと別れました。私に相談を持ちかけてきた知人は、欲で目がキラキラ輝いておりました。「こりゃ~ええ話きかせてもろた。150万くらいなら、なんとかなる。こういう話を待っとったんじゃ。」・・・やる気マンマンです。どう思うかときかれたので、「やるかやらないかは、あなたの自由ですよ。ただ、私ならやりません。」そういって、ここに書いたような内容を説明しました。しかし、私としても迷うのは、もしこれが本当の話だとして、無理に引き止めて、せっかくの儲け話をふいにしてしまった・・・などと後から恨まれるのもいやなので、「私ならやりません。それしか言えません。」としか言いようがありませんでした。結局その人は、踏みとどまりましたが、しばらくの間は会うたびに、「あれ やっとったら 今頃は・・・。」などと愚痴られましたが。

それから数ヵ月後に、新聞に大きくその会社名が出ました。「八葉物流」という名前が。もちろんその後で、知人から感謝の言葉を頂きましたが、「昨日まで愚痴ってたくせに^^;」と思いながらも、ほっと胸をなでおろしました。

2007年3月30日 (金)

この話 あなたはどうする?

知り合いの人に、面白い話をききにいくんだけど、世俗にうといので一緒に話をきいてもらえないか、と相談されて市内のホテルのカフェで待ち合わせました。

相手は1人で、ふつうのサラリーマン風の30代の男性。見た目に不審な点は見当たりませんし、話し方も礼節をわきまえており、最初の印象は合格でした。

話の内容は以下のとおりです

「当社は、皆様に喜んでいただける健康食品を、なるべく安価で提供したいと考えております。しかしながら、まだ知名度が低く、ご存じないかもしれませんが、すぐにでも日本中の方が知るようになるはずです。(これは事実でした。数ヵ月後日本中にこの会社の名前がニュースで流れました。^^;) そこで、当社としましては全国各地に、個人単位ではありますが、販売拠点を設けて、積極的に展開したいと考えております。そこで、当社の申し出といたしまして、1口150万で商品を購入いただいて、それを販売していただきたいのです。150万で商品の個数は、約300個になります。ただし、これは売値の半額での仕入れ値ですので、全部売れれば300万の売り上げとなり、150万の利益が出ます。お客様にはすでに150万で仕入れて頂いておりますので、利益の150万はそのまま全額受け取っていただいて結構です。」

ここまで話を聞いた時点で、1個1万円もする聞いたこともない健康食品を、300個も売らないといけないのは素人では無理じゃないのか、適当なことを言って結局150万で買わそうとしているだけじゃないのか、と私は思いました。すると、すかさず追い打ちが・・・。

「しかし、販路もない初めてのお客様に300個も販売しろというのは、なかなか難しいと思われますので、当社のサービスとしまして、最低で20個はお客様負担で、残り280個は当社の営業マンが責任を持って、販売いたします。20個のうち、いくつかはご自身でお試しになって、商品の良さを実感なされてから残りをお知り合いの方に譲っていただいてもいいかもしれませんね。実は当社は会員拡大キャンペーンも行っておりまして、もしお客様が他の販売店になってくれる人を紹介していただきますと、キャッシュバックでお一人につき10万円、さらにその新規の販売店さんが売り上げた金額から10%を還元してお渡しするようになっております。ですから、販売店さんをどんどん開拓していただけば、自分で販売しなくても、かなりの収益が見込めます。実は、私も本社直属のものではなくて、個人の販売店を行っている者でして。あ、そうそう これをお見せしましょう。」

その営業マンがやおら取り出したのは、自分の預金通帳で ページを開くと そこにはこの会社名義で200万振り込まれておりました。しかし、私がチェックしたのは、200万の振込日と記帳されている入出金データーの最後の日付でした。

さあ、この話。あなたならどうしますか?うまい話?やばい話? やばいとするとどこがおかしいと思いますか。解答編は明日のお楽しみ(*^^)v

2007年3月29日 (木)

真衛門 負傷する?!

昨日は、書き込みをしようとしたらサーバーメンテナンスだったためお休みをさせて頂きました。

本日も、微妙に病人?ですので通常の連載はお休みの方向で・・・(-.-)

何が起きたかというと、異常な筋肉痛で体が動かせません。実は、パソコン教室を開業してから、運動不足にならないように腹筋運動を毎日かかさずやっておりました。それも、無理をしないように回数を少しずつ増やしながら。月曜日49回やったときは何ともなかったのですが、火曜日に50回に増やしたところ、その晩から異変が・・・(/_;)

火曜日の晩にあったテレビ番組、ジャポニカロゴスが更なる追い討ちをかけました。笑うと痛い、痛いけど笑ってしまう の悪循環。腹筋運動したのに、痛むのは背筋と左わき腹の筋肉です。学生時代にブラスバンドをやっていた頃は、毎日200回ほどやっていたのに、50回で体がバラバラになるとは 歳には勝てません。

今も、体を動かすたびに、「ウグゥ ゲヘェ ブヒョ!」とうなっております。昨日・今日は授業がないので助かっていますが、明日までに治さないと、生徒さんに不気味がられてしまいます。よく、刑事もののドラマや映画で、腹を撃たれても必死で体を動かして逃げようとするシーンとか見ると、「もっとシャンシャン動けや!死ぬ気で走れ」とか思うことがありますが、たぶん実際は動けないんだろうな~と実感しております。筋肉痛ごときでこれだけ痛くて動けないんですから ^^;

2007年3月27日 (火)

素敵な思い出をありがとう(*^^)v

国語の点数が伸びない中・高生の方は必見?! どうすれば成績アップできるのか?

「教師失格」からの続きとなっております。はじめてお立ち寄りの方は、そちらからご参照ください。

M君 K君の成績が着実に伸びた(個人差はありますが^^;)理由は、文章を写したからです・・・って そのまんまかい。実は、絵画や彫刻などで、一流を目指す芸術大学生は、積極的に模写をします。有名な画家の描いた作品を、そっくりまねて描きとるのです。これが、本当に実力アップにつながります。嘘だと思う人は、透明なビニール袋を破いて平らにして、どら○エモンやピカ△ューの絵の上に敷いて、その上からマジックで輪郭をなぞってみてください。2~3枚ほど描けば、もう白紙の紙の上に、びっくりするほど上手に描けるようになっているはずです。

目で見た情報だけで理解したつもりになっても、実はそれは認識できるだけで、自分の物とはなっておりません。自分の手で同じものを再現できてこそ、本当の力になるのです。前回のブログで英語や国語は芸術科目と言ったのはこのことです。英文を読解できても会話が通じないと意味がありません。英語の発音も、実際に発声してまねをするところから始まります。

新聞の1面のコラムは、その新聞社で一番筆の立つ方が担当します。つまり、日本中でトップクラスに入る文筆家の書いた作品なのです。あと、実際に書き取っている間に色々な疑問がわいてきます。読めない漢字、意味不明の言葉、文章の内容について・・・それを毎日私と話をしながら解決していくわけですから、語彙力も確実に定着していきます。ただ、重要なのは毎日コツコツやるということです。30日分のコラムを半日かけて、いっきに書き取っても残念ながらそれほど力はつきません。物理的には同じ作業をこなすことになるのですが、間に時間をおくことで記憶に定着するのです。ローマは一日にしてならず・・・ですね !(^^)!

その後のお話

実はドラクエのゲームソフトは、私自身が持っておりましたので、結果が出た後で2人に「よくがんばったな。ご褒美に これやるよ。ただ、1本しかないから、2人で仲良く遊べ。」M君とK君は仲良しコンビだったので、それで許してもらおうと^^;

「ただし、成績が下がったら没収するからな。」 すると意外な答えが返ってきました

「成績上がったし、ゲームいらんよ先生。そのかわり、これからも毎日持ってきてもええかな?」 

2人は高校受験日の前日まで、毎日コラムを書き取って持ってきました。チラシの裏にやっと読めるか読めないかの書きなぐりの文章でしたが^^; そして、彼らの卒業の日にそのチラシの束のファイルをプレゼントしました。見た目は、ゴミの日に放り捨てる紙タバのようでしたが、毎回捨てられている物だと思っていたチラシが、ファイリングされていることに彼らは驚いたようで、ふてぶてしいヤンチャ坊主の顔が、くしゃくしゃになって必死で泣くのをこらえているようでした。

もちろん2人とも、志望校に合格したのは言うまでもありません。私にとって、こんな素敵な思い出を残してくれた、村井君と渡辺君に今でも感謝しております (*^^)v

2007年3月26日 (月)

いざ勝負!結果はどう出る

高校の受験勉強で、英語・社会は暗記科目。数学・理科は論理科目。じゃあ、国語は?どっちでしょう? 国語は芸術科目だと私は思います。英語も受験を離れて、英会話となると、同じく芸術科目になるとおもいます。あと、学校での中間・期末テストのように、教科書内から問題が出題される場合は、国語も暗記科目になってしまいますが、そんなもので点数を取れても、本番の受験には何の足しにもなりません。入試問題は教科書の文章は絶対に出ません。それは、学校によって採用している教科書が違うので、不平等が発生しないように、すべての教科書を調べて、そこに使用されている文章を使わないようにチェックしているからです。

M君、K君との賭けで、一番気を使ったのは、いかに続けさせるかということでした。M君はプライドの高い男の子だったので、いつも けなしておりました。「もう、無理やろ。やめてもいいんやぞ。30日続く者は そうおらんのよ。」すると、「いや、やるよ先生。無駄なことっぽいけど、ドラクエかかっとるし。成績上がらんかったら、絶対ちょうだいよ!」と言いながら、頑張っておりました。K君は、素直な男の子でしたので「おぉ、毎日がんばっとるの。毎日K君の顔が見れるだけでも、先生はうれしいぞ。明日も頼むぞ。」といった具合に、日々応援してあげていました。

模擬試験前日に、2人と約束をしました。「絶対に手を抜くなよ。すでに、お前たちは自分では気付いていないかもしれんが、とてつもなく国語力がアップしとる。わざと正解を外すこともできるやろうが、それは卑怯なことやぞ。先生も約束は守る、だから全力でぶつかれ。」すると、M君が「手は抜かんよ 先生。でも、なんも変わっとりゃせんよ。ドラクエ買うとったほうがええよ~(*^^)v」

では、結果報告。偏差値50が平均点と同じ人。偏差値60を超えると、トップクラス。彼らのいままでの国語の平均の偏差値は40ほど。つまり平均点をかなり下回る状態。これが、今回のテストでは、M君偏差値63 K君偏差値58。おめでとう!(^^)!

なんで、こんなに上がったのか。種明かしは明日のお楽しみ(*^^)v

2007年3月24日 (土)

継続は力なり!

国語の成績が ど~しようもない2人、M君とK君。成績が上がることを約束し、ドラクエを賭けたその内容とは? 昨日からの続きです。

「毎日、新聞の1面の一番下にあるコラム(朝日新聞なら『天声人語』、ご当地愛媛新聞なら『地軸』)を、その日に折り込まれていたチラシの裏に、1か月間書きとること。」

指示した内容はそれだけです。ただし、いくつかの条件を出しました。彼らは週に3日塾に通っていたのですが、日曜を除く毎日持ってくること。つまり、ため込んで書くのはダメ。まあ、塾が中学校の裏でしたから、持ってくるのは簡単なはず。もし、1日でもやらなかったら、すべてリセットで、また30日書くこと。15日やったから15日分成績が上がるものではなく、30日続けないと全く効果が出ない、と付け加えました。それから、絶対にきれいに書こうと思わないこと。読み返すものではないので、とにかく書けばよい。あと、内容でわからないことや、意味のわからない言葉・漢字があっても調べないこと。時間のむだに繋がるので、持ってきたときに私にきくこと。

最初のうちは、2人ともきれいに写してきました。そのたびに、「こんなことに時間をかけるな。受験生なんやから。最低限読めればいい。文章見ながら、手元見ずに書け。」と きれいに書いてくることをしかっておりました。

意味不明な言葉や漢字なども「先生。一応調べたんやけど、ようわからんかった。」などと言ってくるので、「だから、調べるなって言うとるやろ。大人でも意味不明な内容の時があるんやから、お前らが調べたって時間の無駄じゃ。」としかっておりました。

「先生?なんもわからんのに、ただ写すだけで、本当に成績上がるん?なんか信じられんな~」と言ってきたときは、「上がるよ。たまげるほど上がる。ただし、30日続けんと、全く意味がない。29日でもだめじゃ。魔法みたいなもんじゃ。」と、いかにもそれが当然のことであるかのように、言っておりました。

時には、時間がなくて 塾に新聞とチラシを持ってきて書いていることもありました。途中で、K君が風邪で学校を休んで、書けない日があったときは、「残念やが、1日でも休んだら効果が出んのじゃ。リセットで、また明日から30日じゃ。」と冷たく突き放しました。

そして、2人ともがんばって、まずはM君30日突破。翌週には模擬試験が控えておりました。本人は、せっかくだから試験日まで続ける、と延長戦で・・・。はたして結果はどうでるのか?来週のお楽しみ(*^^)v

2007年3月23日 (金)

教師失格?!

学習塾の講師をしていた頃のお話。この仕事が、通年でいうと一番長くしていた仕事ですね~^^; 昨日までの不動産屋から一転、次は先生モードでがんばりました。

私の勤めていた学習塾は、市内に4教室ある、中堅の塾でした。そこで教えていた科目は、国・数・理の3科目。あの事件がおきたのは、勤めてから3年目くらいで、ちょうど油の乗っていた頃。高校受験を控えた、中学三年生の子供たちを教えていた時です。

休み時間に、男の子が2人 相談に来ました。どうしても、国語の点数が伸びないので、どうすればよいか・・・という内容でした。話を聞いていて、おかしかったのは、たとえば、「抜けるような青空のした、水平線がはるか彼方に広がる真っ青な海・・・」という文章を読むと、普通の人なら 天気のいい日に海水浴場から太平洋を見た時の景色とかを思い浮かべると思いますが、その子たちいわく 「頭の中に 『空』と『海』 という漢字しか思い浮かばんよ先生」 (-.-)・・・重症患者ですな

一般的によく言われるのは、読書量の多い子供は国語が得意になる、だから本をたくさん読ませましょう・・ですが、この考え方は根本的に間違っていると私は思います。逆なんです。本をたくさん読む子供は、文章を読む行為が好きなので、必然的に国語の成績も良いだけなのです。むりやり読書を強制しても、国語の点数は上がりませんし、なにより即効性がありません。

そこで、私は2人と賭けをしました。1か月間、私の指示するある事(15~30分くらいでできること)を続けて、もし成績が上がらなかったら、欲しいものをあげよう というものでした。100点満点の国語のテストで、平均点が75点くらいのところで、彼らの成績はいつも30~40点がいいところ。私が約束したのは、1か月がんばれば、80点くらいはとれるぞ、というものでした。うまくいかなかった場合に、彼らが欲しがったのは、当時スーパーファミコンで発売されていたドラクエVでありました。

前もって言っておきますが、私は教員免許は持っておりません。もちろん、学習塾に勤めるのに免許は必要ありません、学校ではありませんから。自分自身が子供の頃よく思っていたことに、なぜ頑張る代わりに、うまくいったときの報酬を要求してはいけないのだろう?という疑問がありました。「100点取れたら○○買って~」という要求は、要求すること自体 悪いことであるような教えられ方をしてきました。ボランティアで働いている人は別として、いま我々が生活している社会というのは、勤労と報酬で成り立っていると考えます。子供に対して、「あなたの仕事は勉強すること!」と言い切るのであれば、それ相応の報酬を与えてもよいのではないかと、私は思うのですが・・・。

まあ、あたりまえですが、塾の先生が成績のことで子供と賭けをするなど、大問題なのかもしれませんが、その話は今は横に置いておいて、このあとの展開を続けたいと思います。私が彼らに指示した内容とは・・・明日につづく (*^^)v

2007年3月22日 (木)

本能に勝る衝動なし!

30年ほど前に、初めて家庭用ビデオデッキが発売されたとき、売上の伸びは いま一つでした。初期のデッキは、録画予約できなかったので、見ている番組を録画する、という何のために録画するのかよくわからないものでした。しかし、そこにアダルトビデオなるものの登場と、ビデオレンタルショップ(当時はかなり怪しい雰囲気のお店が多かったです^^;)の貢献により、爆発的に売り上げを伸ばす結果となります。

インターネットの普及も、初期のころは接続設定が非常に専門知識を要するもので、「がんばって、1週間で繋がるようになったよ。」などという自慢話が飛び出すくらい難しいものでした。しかし、インターネットを使って外国のサイトを見れば、きれいなお姉ちゃんが、モザイク無しでムフフらしい・・・という情報が、全国の男性陣をこの困難な壁に挑戦させたのでした。

ここからは、前回の続きになります。おとといの内容もご参照ください !(^^)!

日本橋でパソコンを購入したときに、いっしょにゲームソフトも購入しました。当時は、スーパーファミコンが発売されたばかりの頃で、ゲーム業界もとてもにぎわっておりました。しかしながら、家庭用ゲーム機での表現には規制が厳しく、基本的に子供向けというスタイルは崩せません。しかし、パソコンでのゲームには、この規制がなく、俗にいう「エロゲー」というものが、あふれておりました。その1本をしっかりと抱き抱えて、パソコンという大いなる壁に挑戦しようという・・・動機が微妙にずれ始めたのも、この時からですね^^;

まあ、とにかく大変でした。現在発売されているパソコンは、基本的に必要なシステムはすでに搭載された状態で販売されていますが、当時のパソコンは 自分で使う分野の部品をひとつひとつ買い集めて、組み立てていくところからスタートでした。電話帳くらいの厚さのマニュアルが4~5冊入っていて、読み終わるまでに半年かかるんじゃないかと思わせる量です。しかも、書いていることが さっぱりわかりません。

くじけそうになる心を支えてくれたのは、パソコンの横に置かれた、エロゲーでした。パッケージのお姉さんの怪しい微笑みが、私に勇気をくれました。毎日、仕事を終えてから8時間ほど格闘して、やっとゲームのタイトルが画面に出てきたのは、3日目の明け方近くでした。窓から注ぎ込む朝日が、モニターに反射して やっとの思いで山を登りきった その感動から、ほほに一筋の涙が・・・くらい喜びました^^; パソコンが動いたことが うれしかったのか、エロゲーができるようになったのが うれしかったのか 今となっては、その事実は闇のかなたです・・・まあ 想像はつきますが。

登りきった山が、標高300mくらいの普通の山であったことに気がつくのは、まだまだ先のお話^^; 

2007年3月20日 (火)

無茶が通れば道理引っ込む?

大阪の日本橋(「にっぽんばし」です「にほんばし」は東京です)は、東京の秋葉原とならぶ大電気屋街です。そこに猪突猛進 です、真衛門二等兵特攻します です、アムロいきま~す  です。内容は昨日からの続きとなっております。

パソコンのことは、見れば あぁ パソコンだな とわかるくらいでした。ワープロとかゲームとかできるんだよな~くらいしか予備知識はありませんでした。超がつくド素人でありました。さっそく、お店選びです。まずは大手の量販店に入ってみました。パソコンフロアは、妙に活気づいており、マニアックな客がさらにマニアックな店員をつかまえて、何事か話しこんでおります。

「やっぱり config の扱いが内蔵メモリーに影響されるので圧縮解凍するにはDOSには問題が・・・・」

ふむふむ、こんにゃくを食べるとき、内臓と記憶に悪影響が出るので、凍ったこんにゃくをドスで切るのは問題があるのか・・・

どうも、量販店ではパソコンを使った料理教室が開かれているようなので、ちっちゃいお店に行くことにしました。

「すいませ~ん。パソコン1つください。できれば、ワープロとゲームができるやつで、お手ごろ価格なやつがいいんですが えへえへ」と妙にテンション高く入って行きました。

この状況を、現在の状況で もう少しわかりやすい例に置き換えてみましょう こうなります。トヨタや日産のディーラーに

「すいませ~ん。車1台ください。できたらスーパーに買い物に行けたり、たまに長距離ドライブできるやつで、あぁエアコンとカーステレオ付いてるのがいいな~それで安いやつ」

といっている、無免許青年と変わりありません (T_T)

まあ、そんな私に親切に対応してくれた店員さんには今でも感謝していますが、

「それなら NECのPC98シリーズでいいのがありますよ。あと、ゲームするんでしたらサウンドボードとグラフィックボード付けた方がいいですね。あとマウスもいるかな~。あと取り付けは、ご自身でやってもらうことになりますが、ドライバとかわかりますか?」

私の頭の中には、パソコンの横になぜかサーフィンボードとスケートボードが立てかけられて、その周りをネズミが ねじ回しをくわえて走り回っている姿しか想像できなかったのですが・・・

「あぁ ドライバーなら わかります。それしかわかりませんが・・・てへへ」

ドライバが、ねじ回しの事ではないことに気がつくのはその数時間後のことです。ともかくも、段ボール数箱分の機材をかかえて、我が家に到着。やれやれ・・・まずは第一歩を踏み出したぞ、と この後に待っている苦難の道など想像もできずに 相変わらずのハイテンションな私でした。ハイテンションな理由は、もうひとつあったのです。それは、明日のお楽しみ (*^^)v

2007年3月19日 (月)

パソコンとの数奇な出会い

パソコンとの宿命的な出会いがあって、現在パソコン教室を運営することとなるのですが、そのきっかけとなるお話 !(^^)!

先週までのお話の中に登場する、不動産管理会社にパソコンがありました。当時は大企業にスーパーコンピューター(スパコン)とか、オフィスコンピューター(オフコン)などが浸透し始めた頃で、まだまだ個人でパソコンを所有する人は、少なかった時代。お金だけは持っていた社長でしたので、「これからは顧客情報や売り上げの管理をコンピューターでする時代でっせ」という、怪しい営業マンの口車に乗って、購入したようです。本体価格と、顧客データ入力などの諸経費を入れて、数百万円払ったそうで ^^;

しかしながら、この会社には社長はもとより、誰もパソコンに触れる人はいませんでした。もちろん私もです。宝の持ち腐れ・・・猫に小判・・・豚に・・・という言葉が次々浮かびます。でも、来客があると社長は誇らしげに「うちもコンピューター導入しましてん。これからは情報化社会ですさかいな~。」と自慢しておりました。

あるとき、社長が外出している時に、ちょこっと触ってみるか・・・と 怖いもの知らずな私はパソコンの電源を入れてみました。まだ、ウィンドウズなどは発売されていませんでしたので、画面はいたってシンプル。真っ黒い画面に白い文字が浮かび上がっているだけ。数分間格闘しましたが、わけがさっぱりわからず、とりあえず終わらせようとしました。何をどう操作したのか、今となっては謎ですが、画面に出てきた文字は

『初期化しますか? Y(yes) N(no)』

という、言葉でした。現在市販されているパソコンは、だいぶ操作する側に親切な言葉を使ってくれるようになりましたが、つい最近まで パソコンが難しいと思われる原因の一つに、独特の言葉が用いられていることが挙げられます。「不正な処理をしました」・・・とか、「管理者に問い合わせてください」・・・とか^^;

初期化=最初に戻す  という発想は、普通の日本人であれば 当然の解釈です。私は迷うことなく、「Y」のキーを押しました。今更ながら説明の必要はないかもしれませんが、初期化というのは、パソコン内部のデーターをすべて消し去る という意味です。当時の私はそんなこと知る由もありません。結果として、数百万かけたシステムは、私が「Y」のキーを押してから数分後に、ただの機械の箱と化したわけです。まあ、その後データのバックアップがあり、例の怪しげな営業マンが、データを移し替えて事なきを得たのですが、データ復元に数十万払ったそうです。あとからわかったことですが、これは当時の価格からいっても法外なもので、完全に足元見られていた事実が発覚するのは、もうちょっと先の話です。

事件直後、社長に言われた一言が

「バカは触るな!」 でした。

これが、パソコンに熟知している人に言われたのであれば、私もシュンとして「すんません。アホは触らんときます(T_T)」で終わったんでしょうが、あんたに言われとうないわい!というのが正直な感想でした。

次の日曜日、手に30万円の現金を握りしめて、大阪の日本橋に突撃しました。この続きはまた明日 (*^^)v

2007年3月17日 (土)

家賃取り立ての最終兵器登場

家賃をため込むと、こんな恐ろしい事が起きます。前々回からの続きです。

どうにも相手と連絡が取れない場合、いよいよ保証人に連絡をするのですが・・・ほとんどの場合効果はありません。金銭の連帯保証人と法的には同じなので、支払の義務はあるのですが、裁判でも起こさない限り取り立ては難しいです。裁判にかかる経費と時間から考えても、得策ではありません (T_T)

そこで、保証人と連絡をとって、「本人に対してかなり強硬な手段に出ますがいいですか?」と確認します。ほとんどの場合、保証人は、「本人から取り立てろ」 と言っているわけですから、「どうぞご勝手に」 となります。まあ、普通の保証人であれば、ここまでこじれる前に、本人にお金を渡すなり何なりして、問題にはならないのですが・・・^^;

そこで登場するのが、ドアノブロックです。これは、ドアノブを金属のカップでおおってしまって、開けられなくする道具です。説明が難しいので、ここ←をクリックすると実物が見れます。これを付けると、たとえ部屋の鍵を持っていても、入室できなくなります。そして、解錠してほしければ、不動産会社までお越しください、との張り紙をドアに貼り付けます。本人がこの部屋で生活していれば、翌日までには間違いなく来店します。

ドキドキするのは、この来店を待っている時です。本当に申し訳ない・・・と最初から頭を下げてくるような人は、ここまで問題を放置したりしません。100% 怒鳴り込んできます。店内大騒ぎになります。バット持ってきた人もいました。さすがに振り回して暴れたりはしませんでしたが^^; ドアロックした翌日は、事務の女の子は、あらかじめ奥に引っ込ませておいて、合図(「社長に電話して~」と叫ぶ等)したら、警察に電話するようにと、打ち合わせておきます。え?本物の社長はどこかって?・・・こういう日は、出てきません^^;

とにかく毅然とした態度で、冷静に話を進めます。相手が大声を出している時は、「まあまあ・・・」などと声をかけると逆効果です。黙って、怒り狂っている相手をじっとひたすら見つめ続けます。怖いんですが、ひるんだら負けです。大声を上げ続けるのも体力がいりますから、そのうち相手も息が荒くなってきて、ゼーゼーいいはじめます。あとはタイミングを見計らって、「なるほど、おっしゃりたい事は、わかりました。ただ、水も部屋代もただではありませんので、全くお支払の意志がお見受けできないのであれば、当社といたしましても、現状を回復することはできません。しかし、いっぺんに全額返済は難しいと思いますので分割にてお支払いいただくとかは、できませんか?」と、落ち着いてやさしく話しかけます。

まあ、楽な仕事なんて世の中にはないと思いますが、大変な仕事でした。不動産業界で学んだのは、いろいろな人の人生の裏側をチラッとのぞき見させてもらった事でしょうか(*^^)v

2007年3月16日 (金)

取り立ても命がけ(T_T)

賃貸マンションの家賃滞納3か月。水道止めて1週間。相変わらず何の連絡もないので、いよいよ直接交渉に出向きます。

準備するものは、管理用の合鍵1本、週刊誌2冊、安全靴1つ、ロングドライバー1本。まずは、週刊誌をズボンと腹の間にはさみ、腹巻きのようにしてベルトで固定します。これは、ドアを開けた瞬間に、おなかをグサっと刺されるのを防ぐためです (+_+) 安全靴は、チェーンロックを外す間に、ドアをいきなり絞められて、指が飛んだりするのを防ぐため、ドアの隙間に差し込むためです。(安全靴のつま先は内部が鉄板で覆われています) ドライバーはチェーンロックを外すために使います。

人数は2人。交渉役の私と、命綱役のスタッフ1名。命綱役のスタッフは、目的の部屋の前には行かずに、エレベーターのドアを開放した状態で、エレベーター内から顔を出して、交渉の様子を見ています。もし、万が一 事件的なトラブルが発生した場合、私を助けるのではなく、すぐにエレベーターを作動させて下に降り、近くの電話から110番なり119番するのが、役目です。当時は今のように誰もが携帯電話を持てる時代ではありませんでしたから^^; 助けに来てしまうと、一緒に巻き込まれて、共倒れもありうるので、絶対に直接助けに来ることはしないようにと指示を出しておきます。

なんだか物騒な話ですが、当時はバブル崩壊の直後で、いっしょに人生も崩壊してしまった方々が大勢出現した時期だったのです。幸いにも、私の場合 直接怖い場面に出会うことはなかったのですが、同業の社員の方で、刺されて事件になったことがありました。

合鍵を使って、ドアを開けた時にチェーンロックが掛っていると 間違いなく中に人がいるわけで、直接交渉を開始します。いくら呼びかけても返事がない場合は、立会人(管理人や近所の人)をお願いして、チェーンロックを外して中に入ります。これは、中で自殺とかしている場合が考えられるので、緊急対処として入らせていただきます。

問題は、チェーンが掛かっていない場合です。つまりは留守の場合。このときは室内には入りません。法的にも入ると住居不法侵入になります^^; そのときはどうするのか?実は不動産業界には恐るべきアイテムがあるのです。それのご紹介は、また明日 (*^^)v

2007年3月15日 (木)

家賃滞納者との攻防^^;

賃貸マンションで家賃を滞納し続けると・・・びっくりすることが起こります。

これからお話しすることは、15年ほど前に大阪市内のとある不動産管理会社で、実際に起こった出来事です。もちろん、時代的な背景や地域差もありますので、現在において、すべての業者さんが同じことを行っているかどうかは定かではありませんので、その点はご配慮ください^^;

マンションやアパートにお住まいの方で、水道代を直接水道局に支払っている方は、少ないのではないでしょうか?ほとんどが、家賃と共に請求されるか、月々固定額で徴収されていませんか?これには大きな理由があります。

さて、家賃はどのくらい滞納するとやばいことになるのか?当然ながら、月末に翌月の家賃を振り込むわけですが、それが遅れた時点で即連絡が入ります。あたりまえですね。この場合、不動産管理会社から入るケースと直接大家さんから入るケースがあります。直接大家さんから連絡のあるケースは、比較的対処は楽です。あくまでも個人対個人の貸し借りの世界ですから、大家さんさえ納得していただけば、問題はないですし、大家さん個人の力で、大掛かりなことはできません。

問題は、管理会社から連絡が来る場合です。会社対個人の戦いになりますから、数的にもかなり不利な状況に追い込まれますし、なんといっても情け容赦なく攻め込んできます。

しかしながら、いきなり1か月滞納したからといって追い込みを掛けられたりはしません。ここで問題になるのが、本人の支払の意志と、敷金の金額です。賃貸契約書には、敷金を家賃に充当することはできない、と書かれていますが、これは借りている側が、そこから引いてくれと言えない、ということで、貸している方が引くことになんら問題ありません。つまり、敷金が3カ月分であれば、2か月くらいは、ソフトな支払勧告を受けるだけです。

これが、3か月目に突入して、敷金を割り込みそうになると、怒涛の如く攻撃をかけられます。まず最初に行うのが、水道を止めてしまいます。元栓をしめてチェーンでロックして開けられなくします。飲み水やお風呂に入れないのはもとより、最大に困るのがトイレです。ほとんどの滞納者は、水道が止められた時点でギブアップします。つまり、水道をいつでも止められるように、水道代を個人契約にしていないのです。

ただし、大家さんや管理会社も鬼ではありません。支払えない理由をきちんと説明していただいて、今後の支払い計画をどうするか、ちゃんと話し合いの場に出てきていただけている入居者の方に関しては、こんな非道なことは行いません。水を止める理由の一つは、管理会社まで来ていただくことなのです。水を止められる方というのは、案内状や督促状を出しても、まったく無視している滞納者なのです^^;

しかし、中には そんなことぐらいではメゲない つわものがいらっしゃいます。水を止めてもねを上げない方々にはどうするか。更なる追い込みの手口は明日のお楽しみ (*^^)v

2007年3月14日 (水)

死体部屋の秘密

マンションやアパートで変死体が発見されたあと、その部屋はどうなるのか?今日はその謎に迫ります。

出版業界から一転、なぜか いきなり賃貸不動産業の店長になってしまった私・・・もちろん宅建主任者の免許もありません。しかも、土地勘の全くない大阪で。某JR駅前の店舗にての出来事をしばらく掲載したいと思います。

バブルが崩壊して、いっきに暗闇に突き落とされた業界の一つが不動産業でした。バブル期に、元店長が全社員を引き込んで大掛かりな不正をしていたのが発覚して、全員解雇。社長が一人になってしまったところに、ヘッドハンティングされて入ったので、自動的に店長。社員はまだいませんでした^^; その後はいりましたけどね。

そろそろ、本日のお題に。

都会では、マンションやアパートでの変死は珍しくありません。変死といっても、全部が殺人事件 ではなくて、自殺とか、独居老人が人知れず病死していたりとか、ケースは様々です。死に際を看取る人がいないケースと思ってください。こういった事件のあった部屋を次に誰かに貸す場合は、不動産業者は、お客さんに事前に説明する義務が発生します。これは、法律により定められていますので、もし説明せずに、後になって賃借人に知れた場合、損害賠償を請求される事があります。それに、店としての信用問題にかかわりますので、説明せずに貸し付けたりはしません。

そんな部屋を借りる人がいるのか?・・・いるんですねこれが。もちろん事件部屋ですから、通常より家賃はかなり安めになっています。しかし、部屋で人が亡くなっていても、全く動じない職業の方がいらっしゃいます。看護婦さん・・・今風に言うと 看護師さんです。病院の病室では、多くの方が亡くなって、すぐ次の患者さんが同じベットに寝るわけで・・・しかも夜勤で見まわったりと、職業柄 人の生き死にを常に見つめているので、あまりこだわらないようです。まあ、全員がそうでは無いかもしれませんが、お客さんとして看護師さんが来店した際に、家賃の安い事件部屋はないですか?とお尋ねになった方が多数いらっしゃいました^^;

それと、注意していただきたいのは、事件部屋であっても、いったん他の人が入居して出て行ったあとは、もう説明の義務は消滅するということです。悪質な業者の場合、自分の社員がいったん借りて住んだように書類だけ作成して、数ヵ月後に何食わぬ顔で、表に出してしまうなんて事をするそうです。そうすれば、家賃も普通の値段で出せますしね^^;

お部屋を探している時に、ちょっと引っかかるな~と思ったら、不動産の営業の方と別れた後に、もう一度自分で現地に行って、隣近所の部屋の方に、「近いうちにお隣りに越してこようかとおもっています。よろしくお願いします。」と挨拶がてら探りを入れたらいいですよ。それに、幽霊よりも隣近所の生きている人間の方が、よっぽどトラブルの原因になりますから、そういった意味でも探りは必要ですよ (*^^)v

2007年3月13日 (火)

調子のいい時・悪い時

人間は感情の動物ですから、ムカついている時、のりにのってる時、やたら落ち込んでいる時・・・状況は様々ありますね。

サラリーマンをしている時、朝一番でやたらイラついている上司とか、いましたね~。よくも、あんなに感情をあらわにできるものだと、感心するくらい不機嫌な面で出社してきて、いきなり当たり散らす。私が思うに、部下に当たり散らすというのは、一種の甘えだと思うのです、自分自身の感情のコントロールができていないというか、それを許される事であると思っているというか・・・。

まあ、そんなグチっぽい事は置いといて、自分自身でも「絶好調~~!」ていう時と、「あ~調子でね~な~」て時があるのは事実。調子の悪い時に、神経を使うような仕事が舞い込んでくると、やっぱ正直いやなものです。なんか、失敗するんじゃないかとか、面倒だからパパッと済ましちゃお・・・とか、ネガティブ思考に走りがち。でもって、たいがいは予想通り、失敗したり満足のいく結果が出なかったり。

まあ、自分のことは最終的に自分に返ってくることなので、しかたがないのですが、最近第三者に対して、そのことを考えちゃったりしてしまうのです・・・変なのかな?^^;

どんな事かというと、夕方に床屋さんとか行ったりすると、「あ~今から晩御飯食べようと思ってたのに、お客来ちゃったよ~パパッとやって早く飯食お~」とか考えてたらやだな~とか、最近まで歯医者さんにかかっていたのですが、朝一番に予約取ったりしたときとか、「あ~今朝も朝から女房のグチ聞かされてチョ~ムカつく!しかも、奥歯のやたら治療しにくいとこに虫歯なんか作りやがって、面倒ったらありゃしないぜ!」なんて思ってたらやだな~とか ^^;

実際、こういったシュチュエーションは無いとは言えないんじゃないかと思う今日この頃。まあ、仕事に関しては、そんな精神状態であっても、お客さんには満足してもらえる結果が出せるというのがプロなんだと思いますが。私もまだまだ精進が足りないようで・・・。

2007年3月12日 (月)

意外にうるさい著作権

出版社で、広告営業をしていたころ、サービスで、会社やお店のPR記事を載せることがありました。社長さんや店長さんかにインタビューして、店内の写真などを撮影して記事を作成します。お金が頂ける記事の場合は、スタッフが数名動きますが、サービスの場合、全部営業マンが、一人でやります^^;

著作権・肖像権・商標権・・・ちまたには、権利がごろごろ転がっていて、出版業界では、この権利に意外なところで引っかかったりします。簡単に説明しますと、

著作権・・・自分が作った文章・画像・音楽などを勝手に流用されない権利

肖像権・・・勝手に自分の顔写真などを、流用されない権利

商標権・・・会社や商品のロゴマークを流用したり、類似の物を使えなくする権利(ただし事前の登録が必要)

身近な例をあげると、音楽CDを買ってきて、パソコンとか使ってコピーを作成、これを自分用に使用する場合は、問題ないですが友達に渡すと(有料・無料にかかわらず)著作権法違反。街中でおもしろい顔をしたおばちゃんを見つけて、本人の承諾なしに、写真を撮影して「顔面崩壊」とかいうタイトルで(タイトルは無関係ですが)写真の展覧会に応募すると、肖像権の侵害で訴えられることあり。自分で独立開業する際に、なるべくおなじみの社名にしようと、「MTT docono」なんてつけちゃうと、本人は洒落のつもりでも、訴えられることあり。

著作権にうるさいところで有名なのは、ディズニーキャラとド○エモンが有名。ド○エモンは、そのまま表記するだけで引っかかる怖れあり^^;さすが未来のロボットは扱いがVIPですな。

私が、記事を作成する際に、たまたま店長さんのスナップ写真を撮ろうとして、できれば背景のきれいなところ・・・と店内を探していると、壁に大きなミッキーとミニーちゃんのポスターを発見。「この前で撮りましょう。」とパチリ。やたらニヤけた2匹のネズミに囲まれた写真の出来上がり。通常、出版社は出稿前に審査部というところが、内容や添載写真のチェックをしているのですが、たまたまスルーで通過。出版されてから微妙に問題になったことが・・・^^; まあ、ディズニーさんが気がつかなかったようで、事なきを得ましたが、厳重注意をくらいました。

スクープ写真雑誌の記者や、パパラッチに追いかけられている人は、ミッキーのでか顔がプリントされたTシャツに、頭にはド○エモンのお面をつけて外出しましょう。そうすれば、モザイクだらけで、何が何だかわからないはず (*^^)v

2007年3月10日 (土)

ネット検索クイズです

出勤途中のラジオで、漢字の読み方クイズをやっていました。いきなり、問題です「魚」へんに「予」と書いて何と読むか。「魣」という字です。もちろん、魚の名前です。

ラジオを聞いていて、インターネットがあれば、すぐにでも答えが出るな・・・とタカをくくっていたのですが、意外に苦戦しました。ネット検索に自身のある方は、この場でチャレンジしてみてください。この先をよむと、ネタバレ(解答)が出てきます。

パソコン教室でのインターネットの授業は、この検索方法が中心になります。私のところで教える内容として、自由の女神の大きさを調べましょう・・・とか、来週の日曜日に大阪に遊びに行くのですが、シングル1泊 6000円以内で宿泊できるホテルを探してください・・・とか、いろいろとネットを使って、調べる練習をやっております。最初のうちは、みなさん苦労しますが、ちょいとコツをつかんでしまえば、あとは楽勝です。むかし、NHKで「連想ゲーム」というクイズ番組をやっていましたが(この番組を知っているというだけで年齢がわかりますね^^;)その連想のコツと似ていますね (*^^)v

話を戻しましょう。では、クイズの解答編です。

私はまず、IMEパッドを立ち上げて、手書きで漢字を探すことにしました。マウスを使って、ちょいちょい っと書いてみると、一発で漢字が出てきました。「魣」・・・楽勝じゃん と思ったら、読み仮名には「ショ」としか出てきません。 ほほう、なかなか挑戦的な態度ではないか、明智君。でも僕にはYAHOOという心強い味方がいるのだよ。てなわけで、その文字をコピーして、YAHOOの検索枠に貼り付けて、検索ボタンをポチッとな・・・・・・なに~~文字コードが認識されていない(-.-) 明智君、これで私を追い込んだつもりかい?ここからが、本番なのだよ。てなわけで、漢和辞典を・・・・・・なんとネットに漢和辞典って ろくなものがない。では、「魚 漢字」で検索を・・・おぉ 出てきた。難しい魚の漢字の読み方とか書かれたページが・・・・ふむふむ・・・・載っていない。あれこれ苦戦すること10数分。

あぁ、こうなりゃ最後の手段 「魚 予」でどうだ~~出るわけないか・・・・・・おりょ 出ましたよ、こりゃまたびっくり。誰かのHPで、一文字の漢字が見つからないので、「魚予」と書いてありました。やってみるもんですね。答えはカマスでした。でも、カマスで検索しても、この漢字は見つけられませんでした。

というわけで、さらばだ明智君~~~と、解答20面相は去って行きましたとさ !(^^)!

2007年3月 9日 (金)

今日は花ちゃんといっしょ!(^^)!

いつも日曜日は、教室に連れてきてあげるのですが。今日は特別に、許してあげました。

教室の真ん中で、陣取っております。

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外を誰か通るたびに、呼び込みをして客引きしてくれています。

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たのむから、あんまり大きな声で、呼び込みしないで^^;

基本的にペットはだめよ・・・の契約だし。裏には大家さんいるし・・・。

まあ、3時くらいには救援部隊が花ちゃんを引き取りに来てくれるんですが。

トイレの場所をまだきちんと把握していないので、目が離せません。こないだも、入口の真ん前で、でかいウンコを・・・運がつきますようにってか (T_T)

2007年3月 8日 (木)

会社で毎晩宴会が!

地元の中小出版社で3年働いた後、都会に出たくて大阪へ。全国規模の出版社になんとか潜り込むことができて、そこで驚くべき体験を!

地元で働いていたときは、朝の9時から夜は10時・11時は、あたりまえ。もちろん残業手当なんて、付きません。田舎の会社だったので、全員がマイカー通勤で、終電に乗り遅れると帰れない・・・なんてことは無いわけで、エンドレスで仕事が (T_T)

今思うと、あんなに遅くまで何をしていたんだろうと思います。営業職ですから、お客さんを相手にしているときが、ある意味仕事の本番で、夜の8時も過ぎれば、お客さんと会っていたなんて事はなかったですし。まあ、あのとき務めていた会社は、なにもかもがむちゃくちゃだったように思いますが^^; 毎日50件はお客さんを訪問しろ、と言われて毎日帰社すると日報のチェックが行われていましたが、みんな嘘で塗り固められたような日報でした。もちろん私だけではありません。だって、お客さんと10分話をして、次に移動するのに10分かかったとして(これだけでも不可能に近い時間設定ですが)1時間に3軒しか回れないんです。10時間働き続けて30件ですよ。50件なんて・・・・・・。でも営業マン全員、日報は50件びっしり書いてありました。それを見て、満足そうな顔を浮かべている上司を見ると・・・どうなんでしょうね~って感じですが。

大阪の大手出版社に転職したときに、びっくりしたのは、営業は必ず5時には帰社するようにという指示でした。帰社が遅れる場合は、上司の許可を得ること。そして、5時半には終礼が行われます。もちろん、帰社してからの事務処理仕事がありますので、終礼が終わっても、すぐに帰れるわけではないんですが、終礼後がびっくり。

おもむろに、会社の冷蔵庫から缶ビールが出てきて、みんなに配られます。口ぐちに、おつかれ~~とか言いながら、プシューっと缶を開けて、グビグビ。一杯やりながら、書類整理をして、6時くらいには上司が、「用のない奴は、はよ帰れや~!」と言い始めます。

後で聞いたところによると、この会社は労働組合の力が強くて、時間外の勤務に対してかなりうるさいとのこと。そこで、形式上は5時半で仕事納め。それ以降は、ビール飲みながら個人の自由意思での行動・・・そういう判断だそうで^^; いろいろな職場を経験しましたが、毎日ビールで乾杯してたのは、ここだけでしたが・・・楽しい思い出です !(^^)!

2007年3月 7日 (水)

怪しい人の見分け方(2)

最近でも詐欺商法は横行しています。気をつけましょう。

昨日からの続きとなります。お読みでない方は、ご参照ください。

私が、担当者に提示したのは1枚の契約書でした。企業相手の広告出版なので、相手側から見積書を出してほしいとか、数百万以上の契約でない場合、個人相手ではないので、契約書を交わさないことも事実多かったのです。原稿(版下)を作成して、確認のサインをもらったら、それが契約書替わり・・・業界の悪習ですね^^;

一応営業マンはみんな契約書は持ち歩いているのですが、あまり使いませんね。お客さんに対して、仰々しくなるとか、うまく丸めこんだのに印鑑つく瞬間に、躊躇するとか、いろいろ理由はありますが・・・。

「お名前と印鑑を頂きたいのですが」

やたら、愛想を振りまいていた、担当者の顔から笑顔が消えました。結果は、まだ社印とか事務用品も何も届いていないので、印鑑はつけないということ。さらには、他の各社がすんなりOKしたのに、私だけが契約書を持ち出したことは心外だという理由で、

「君のところは、もういいよ。今後も付き合いは無いものと思ってくれ。」

という、トホホな結末に終わりました。社に戻ると、上司がにこやかに迎えてくれたのですが、結果を報告すると、怒りの形相で、謝ってこいと言われて会社を追い出されましたが、私は結局行きませんでした。自分が間違ったことや、相手に対して不快な印象を与えた覚えはありませんでしたから。それから、1週間後に市内で販売されている雑誌のすべてに、例の会社の一面カラーの広告が掲載されました。載ってないのは、私の会社だけでした。このときも、朝の朝礼で上司から嫌みたっぷりのお言葉を頂きました。

そんなこんなで、2か月ほどすぎたある朝。私が出勤すると、上司が

「おぉ!真衛門君。いや~~お手柄だったね~。私も怪しいとは思っていたんだが。うちだけだよ、被害を免れたのは。」と大喜び。なんと、例の会社は詐欺会社で、広告の掲載料を払わないばかりか、広告の力で集めた新入社員から、保証金名目でお金を巻き上げたうえ、雲隠れしたとのこと。広告を掲載していた出版社にも、抗議の電話が殺到しているとか。

怪しいか、怪しくないかの見分け方は、笑顔ではありません。きちんと筋道が通っているかどうか。正しい筋道は、自分と相手 双方にとって有益なものです。それを拒むというのは、おかしいですよね。あと、私が例の会社に入ったときに、違和感を感じたのは、電話が床に置かれていたことです。客商売をしている人なら経験があると思いますが、電話で話をしながら頭を下げたりすることはしばしば。相手には見えないんですがね。床に置いてあっては、頭も下げれませんね。下げるつもりがないということでしょう^^;

2007年3月 6日 (火)

怪しい人の見分け方

営業という仕事をしていると、たま~にですが、かなり怪しい人と出会います。そういうときは、自分の直感を信じて近づかない事です。目先の利益に目を奪われると、後でトホホな結果になります。

まだ新人の広告営業マンだった頃、ほとんどの仕事は飛び込みで自分で取って来ないといけないんですが、ときおり新規のお客さんから電話で注文が入ることがあります。その場合は、営業マンが順番にもらい受けるシステムでした。私の番のときに、かなり大口の契約っぽい電話があり、私の上司は「ラッキーだな。絶対物にしてこいよ。」と鼻息荒く、大喜びしておりました。

約束の時間に、新規開業する予定の事務所に行くと、驚いたことに同業他社の営業マンが6人ほどおりました。どうやら、各社にいっせいに広告を出すみたいで、いっぺんに召集をかけたようです。事務所に入ると、そこにはパイプ椅子が10脚ほどと、折りたたみ机が1つ、電話は床に置かれていました。

社員も誰もいなくて、担当者が一人だけ。担当者の話によると、まだ引越しの荷物が届いていないので、こんな状態だということ。かなり怪しい雰囲気だったんですが、契約の内容が、カラーページ1面で広告を出したいとの申し出で、当時私の会社の掲載金額にして、1週で30万、4週載せると120万の大口契約でした。当然そこにいた各社の営業マンは色めき立ちました。

原稿の内容も、ほとんどお客さんの方がすでに作っており、さっそく製作にかかってほしいとのことで、資料を手渡された営業マンは、口頭で見積金額を提示して、さっさと帰って行きました。

私は事務所に入った瞬間に感じた、妙な違和感が気になって、一番最後まで待っていて、お客さんにあるものを提示しました。それは・・・・・・つづきはまた明日 !(^^)!

2007年3月 5日 (月)

リゾート気分でアルバイト?

出版社の広告営業が、社会人一年生のスタートでした。出版の業界に興味があったので、入社しましたが、まあ、普通の営業でして・・・特に花形ということもなく、日々ノルマに追いたてられて、過酷な日々を送っておりました。そのときに、取り扱った事例から、お話したいと思います。

夏と冬に、学生の長期休暇にあわせて、遠隔リゾート地でのアルバイト募集の特集が組まれます。実は、毎年クレームの多い特集なのですが、会社的には結構おいしい収入なので、毎年の恒例事業でした。クレームは、記事を読んで実際に就労した側と、雇い入れた側、双方から同じくらいの数で入ります。どっちもどっち・・・なのですが ^^;

広告を掲載してもらう側からすると、読者もお客さんなのですが、雑誌出版の場合、購買金額の利益なんて微々たるもので、利益のほとんどは広告や記事の収入で成り立っております。つまり、募集広告を出してくれるお客さん側に立っていると言っていいでしょう。ですから、それはそれは魅力的に記事を製作します。

「高原のさわやかな空気と自然に囲まれて・・・牧場での新たな出会いがあなたを待っています。」 のような、歯の浮くようなコピーに、馬と一緒にかっこいいお兄さんと、かわいいお姉さんが写ってる写真を添えて・・・極めつけは、「交通費は全額支給」の殺し文句。

これを、昔風に脚色なしに表現するとこうなります

「過疎地域での、住み込み出稼ぎ短期肉体労働者急募!」写真は厩舎で馬の糞尿を掃除しているおじさん・・・「交通費は期間満了時に給与として支給」

イメージ戦略と言ってしまえば、それまでですが、実態とあまりにもかけ離れてしまうと、その後に、クレームが嵐のように吹き荒れます。実際に体験したわけではありませんが、話に聞くところによると、かなりの重労働で、朝も5時起き。宿泊施設は雑魚寝で寝袋。体育会系の男の子じゃないと務まらないとか。交通費も契約期間途中でやめて帰る場合は支給されない・・・給料から引かれる。

こう書いてしまうと、なんだか雇っている方が詐欺みたいですが、「出稼ぎ」という言葉の持つイメージとしては間違っていないように思います。北国の農家のおじさんが、冬場に都会に出てきて、道路工事の肉体労働をする・・・そのイメージの中に、歓楽街で遊びまわったり、遊園地で楽しい休日を過ごす、そんな風景は想像できません。勤労とは過酷なものなのです。それを取り違えて、遊び感覚でほいほい飛びつくから、あとで痛い目を見るわけです。

勤務先に応募する前に、出版社のほうに相談を持ちかけてくる読者の方もいらっしゃいました。私も何人かの学生さんの電話を応対しましたが、ここに書いたようなお話をさせてもらいました。

一歩踏み出す前に、誰かに相談して情報を自分の手で集めて検討する・・・とても大切なことだと思います (*^^)v

2007年3月 3日 (土)

3分で激うまカレーを作る方法

学生時代に、喫茶店のウェイターをしたときに覚えた、カレーの調理法をお教えしましょう。

私がアルバイトしたお店は、喫茶がメインで食事を取る人は少なかったので、レストランのように、自分で仕込んで保存しておくのは、売れ残りとか考えると効率的ではありませんでした。かといって、メニューには載せていますので、注文は入ります。注文を受けてから作るなんてことは無理ですし^^;  そこで登場するのがレトルトカレーです。一応、業務用とはなっていましたが、市販のものと変わらないと思います。問題は、調理法にあります。

レトルトですから、湯煎して封を切ったらおしまいなのですが、この方法では、そんなにおいしくありません。まずは、湯煎をせずにそのままの状態で常温のフライパンの上に出します。フライパンを前もって温めてしまうと、カレーが焦げることがありますので、常温でかまいません。そして、火にかけながらかき混ぜます。1~2分で温まりますので、そこにバターをひとかけら放り込みます。粉末のガーリックとかも入れると、味に深みが増します。あと、辛口がお好きな方は、輪切りの唐辛子をパラパラっと入れます。あとは、バターが完全に溶けて、全体になじめばおしまいです。

レトルトカレーの水気を飛ばして、かわりにバターでとろみを付けるわけです。時間にして3分ほどで出来上がりますが、味はそのまま食べた時の10倍ほどおいしくなっています。

自宅で作る場合、唐揚げ用の鶏肉に、塩こしょうで味付けをして、カレーより先にフライパンで炒めておいて、焼き色がついたくらいで、そこにカレーを入れて、上記の方法で作れば、具もたっぷりのチキンカレーの出来上がりです。この場合は、鶏肉から油が出ますので、バターは少し控えめの方がいいでしょう。それと、鶏肉にカレーがからみますので、カレーを2パック使った方が、いいかと思います。

ぜひ一度お試しください。これで、家庭に居ながらにして高級レストランの味が出せますよ!(^^)!

2007年3月 2日 (金)

幸・不幸は紙一重?

間がとびましたが、おとといからの続きです。前々回の記事もご参照ください。!(^^)!

デパ地下の食品売り場、年末のお歳暮商戦でごったがえす中、ふらりと現れた紳士。注文をうけたまわって、伝票に贈り先などを記入してもらい・・・と、ここまではお決まりの流れでした。ちなみに、現在はお中元やお歳暮の専門コーナーにはパソコンがずら~っと並び、お客様から送り先の電話番号だけ聞けば、住所も名前も伝票に打ち出してくれるようです。時代は確実に進化してますね^^; 昔はみんな手書きでした。

紳士:「あぁ、のし紙はお歳暮じゃなくて、無地の物に名前だけでいいです。」

ん?なるほど。頭では理解していたのですが、いつもと微妙に勝手が違っていたのは確かでした。いつもならレジ横の机の上に山積みされている、『お歳暮』とゴム印のつかれたのし紙を、さっとひったくって、伝票に添えて発送担当に手渡すのですが・・。

無地の、のし紙を使うのは初めてのことでした。正直どこにあるかわかりません。しょうがないので、レジを打っているお姉さんに聞くと、顔も向けずに近くの棚を指差して、あそこあそこ、と教えられました。いちいち渡してもらえるような状況ではなかったのも事実です。レジ前には、お客さんが10数人まだかまだかと、長蛇の列をつくっていましたから。最前線で砲弾の飛び交う中、軍曹にトイレの場所をたずねる新兵のようなもので・・・あぁ私に戦争経験はありませんので、あくまで想像ですが。

棚の前に行くと、意外に のし紙の種類は多くて。それぞれの引出しの上に「○○用」とラベルが貼り付けてありました。私は迷わず「無地・赤白慶事」のラベルの下の引出しから一枚抜き取って、伝票に添えて担当へ・・・。これでひとつスキルアップです。もう、どんな のし紙を注文されても大丈夫です。新兵が防弾チョッキ着込んだようなものです、怖いものなしです。

それから、数時間が過ぎ、夕方近くになりお客様の数もだいぶ落ち着いてきて、今日も一日ごくろうさまでした・・・な感が漂い始めた頃、またしても無地の のし紙でという注文が。はい、かしこまりました さっと身をひるがえし、例の棚に。「無地・赤白慶事」のラベルの下の引き出しを開けて・・・開けて・・・開けて・・・がお~~~ん(T_T)

なんとそこには、なぜか白と黒のリボンの柄の紙が・・・棚をもう一度見直すと・・・なんじゃこりゃ~~ラベルは上の引出しに対応していたのです。ふつう下を指すでしょ、下ですよね~~なんて言ってみても、もうどうしようもありません。防弾チョッキだったと思ったものは、ただのダウンジャケットで弾はもろに命中です・・・即死です

あの紳士から、お返しをもらったどこかの誰かは、包装紙をあけるとそこには・・・南無南無  20年以上も昔のお話なので、時効成立かな? 超ウィットのきいた洒落・・・にはならないか・・・この場をおかりして 謝罪いたします ごめんなさい (T_T)

2007年3月 1日 (木)

独立開業記念日!(^^)!

Photo 3月1日・・・念願の独立開業OPEN

パソコン教室なんですが、まだ生徒さんはいません^^;

あわてず、のんびりやっていきたいと思っております。

1_1  もちろん従業員もおりませんので、私ひとりでがんばっていきます。

自分自身のスキルアップも兼ねて、ブログを始めたわけで、生徒さんから質問されても自分がやったことないと教えられませんからね (*^^)v

当面、このブログは私が今日独立するまでに引き起こした、数々の失敗談やら感心した話やらで構成していきたいと思っております。

さてさて、昨日の話のつづきに戻りましょう。

人はいったん、ある行動が習慣化されると、その行動パターンを維持しようとする習性があります。朝起きたらまず新聞・・・という人は、新聞の休刊日に、なにか大きな欠落感を感じたりします。余談ですが、なにか新しいことを勉強しようと思って、本屋さんで『あなたにもできる○○』なんて本を買ってはみたものの、まったく手つかずで部屋の隅っこでホコリかぶってるのはよくある話。本人は、こんど暇な時に、いっきに読んじゃおう・・・なんて思ってるわけですが、こう考えている間はまず手に取ることはないでしょう。なぜかというと、暇なときなんて、ないんですから。つまり、暇な時に取る行動もすでにパターン化されているわけです。暇になったらとりあえずテレビをつける、とか暇になったらベットで横になって音楽を聴くとか・・・自分が意識する以前に行動が確立しているわけです。暇になったら本を読む・・・という習慣がないかぎりは、本に手を伸ばすことはありません。まあ、そういった人は、すでに部屋の隅に転がっている本などないはずですが^^;

では、どうすればいいか。それは、新たな習慣を作るしかありません。その際に最も効果的なのは、すでに出来上がっている習慣に付加することです。例えば、喫煙の習慣がある方は、タバコを吸っている間だけは、必ず本を読むとか、午後の3時に必ずコーヒーを飲む人は、その時間だけは本を読むとか。

あぁ、昨日の話のつづきのはずが大きく脱線してしまいました。てなわけで、昨日のつづきは明日の掲載といたします (/_;)

2007年2月28日 (水)

時効成立?

これも、大学生の時にやったアルバイトのお話。思い返せば20数年昔・・・誰かの人生を狂わしてしまったかもしれない、ある出来事。もう時効かと、ここに懺悔いたします。^^;

昭和60年代の年の瀬。某大手デパート(ここが潰れるとは!)の地下の食品売り場で、お歳暮商品販売の短期アルバイトをやっておりました。時節柄、すごいお客さんで、売り場からレジにいたるまで、連日ごったがえしておりました。私の仕事は、お客さんから注文をうけたまわり、専用の注文書に商品番号を書き込んで、送り先などの記載漏れがないか確認し、レジ担当に代金と共に渡す・・・そんな感じでした。

話が横道にそれますが、お中元やお歳暮の商品には、定価の記載はないですよね。だから他の人から何かもらったときに、これっていくらぐらいするんだろ~?お返しはどの程度の物にしたらいいのかな?・・・結局、デパートに行って同じ商品を探す。そんな経験はありませんか?実はちゃんと定価は表示されているんです。外箱に記載されている商品コード、ABC-D5000Eとか書いてありますが、数字の部分が定価です。これだと5000円ってことですね。これは、お客さんから3000円のと4000円の、2つくださいとか言われた時に、すぐに対応できるように、書かれているみたいです。

話を戻しましょう。お歳暮商戦まっただ中ですから、当然「お歳暮」と書かれた、のし紙を添えるわけで、レジ横の机の上に山積みされており、商品・伝票・のし紙をセットにして発送担当者に渡すわけです。発送担当者は、伝票に書かれたお名前をのし紙に筆書きして、包装し発送用のカーゴの中に。むちゃくちゃ忙しい時は、「書いといて」と言われて、私が筆書きしたこともありました・・・へたくそでごめんなさい 

そんななか、ある中年のご夫婦のお客様がいらっしゃいました。雰囲気は、どこかの会社の社長さんかなと思わせる、恰幅のよい温和なお客さまでした。ただ、注文が普通のお客様と若干違っておりました。毎日同じ作業の繰り返しのなかに、イレギュラーな要素が飛び込んできたとき、そういった時こそ、細心の注意を払って対処すべし・・・というのは今思うことで、そのときは、大したことではないのに、微妙にパニクッていたのでしょう。

そこで私の引き起こした些細な失敗が、他人の人生を大きく左右してしまったかもしれない・・・恐ろしい事件の幕開けです   つづきはまた明日 !(^^)!

2007年2月27日 (火)